本当にやりたいこととは何なのか?

こんにちは。masakuroyです。

コロナウイルスにより世界の光景は一変し「ニューノーマル」というコロナ後の生活様式へのアップデートが全ての人に求められている状況だ。

人と会う機会も減りじっくり一人で考える時間が増えたように思う。

その中で「自分が本当にやりたいことは何か」ということだ。

備忘までにブログに書き残しておきたいと思い筆をとった。

まず仕事面で言えば「儲ける」「利益」「成長」はもちろん大切だが、儲かればなんでもいいということではなく「理念」「目的」を持って働くことが大事だなぁと感じた。

マーク・ザッカーバーグがハーバード大学の卒業式で行ったスピーチをyoutubeで見たのだが、スピーチの中で彼が言っていた言葉に共感できた。

“We have a generational challenge to not only create new jobs but create a renewed sense of purpose.”

(私たちの世代の挑戦は新しい仕事を創り出すことだけではなく、新しい目的意識を創り出すことだ。)

考えてみればとめどない経済成長を追求する一方で、世界で起こっている問題は解決していないように思える。

アメリカの歴史がもつ根深い人種差別に起因した「Black Lives Matter」運動や、コロナ禍で露呈した埋めがたい格差による貧困で生活を脅かされる人々。

ヨーロッパでは移民受け入れ問題で押し付け合いが生じて一枚岩ではなくなっているという問題もある。

自治権を求めてイギリスはEUを離脱し新たな道を歩んでいる。

またグレタ・トゥンベリさんが主張するように将来世代の為にも環境規制をより一層ドラスティックに進めて地球環境の改善に努めなくてはならない。人間もまた地球の生態系の一部なのだから。

香港では中国による国家安全法の施行を巡り、自由の為に市民が立ち上がりデモが何ヶ月も続いている。中国は強行採決を推し進め国際社会から批判を浴びている状況にある。

インターネットにより世界はオープンで率直になった一方で、中傷により自ら命を断つまで追い詰められた人がいる。 

国家による経済支援でもシステムや仕組みに問題があった結果資金給付が遅れ、批判が起こっている状況にある。

国による入札発注経路の透明性においても大いに問題となっている。

またジェンダーを巡る問題や性的虐待・抑圧、加速度的に進行する高齢化社会への対応、単身世帯の増加による主に男性の孤立化・孤独死問題など、現代の様々な局面で発生している問題を挙げれば枚挙にいとまがない。

若い世代においては単なる金儲けよりもこういった社会的な問題に対する関心・目的意識が高いように感じる。

もちろん理念や目的意識だけでは飯は食えないため、社会的課題の解決にどのように経済性を組み込むかは課題であろう。

投資家においても単なる利益だけではなく社会的な価値創出を企業に求める傾向が多くなっている。

SDGs(持続可能な開発目標)に対して企業も最早ポーズではなく本気で取り組んで行かなければならないという意志を感じる。

経済成長は重要だがその成長の果実を一部の者が独占するのではなく、公平に配分する必要がある。そうしなくては世界はより良い状態にならないであろう。

私もサステナビリティやイコーリティの実現に貢献できるか?という視点を持って日々の仕事に取り組んでいきたいし、より良い社会の実現に貢献していると実感できればより高いモチベーションを持って働けると思う。

またそのような社会の実現に実行力のある政党や政治家へ選挙で投票を行うし、企業の製品やサービスを買うことで生活者としても貢献することができるだろう。

インターネットの発展によりオープンになった世界では隠し事ややましい事が通用しなくなったのは確かであり、よりクリアでオープンな組織が支持されるようになるのは好ましい変化だと思う。

私一個人としても社会的責任を持つ労働者・生活者としての目的意識をもち、アフターコロナの世界を軽やかに生きていけるようになりたい。

長くなってしまったが今日はこんなところで終わりにし、ガンジーの名言で締めようと思う。

”この7つが私たちを破壊する。

労働なき富。良心なき快楽。人格なき学識。献身なき宗教。理念なき政治。人間性なき科学。道徳なきビジネス。”

マハトマ・ガンディー

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