コオリナ・ボーイズ DAY3 最終章 〜さらばハングオーバーズ〜

ハワイ最終日。

パラセイリングやトレッキングなどアクティビティを終え、我々に残された最後のイベント。

それは新郎新婦を囲んだ食事会だ。

食事会には、我々はもちろん新婦の友人も出席する予定だ。

リゾートでのラストナイト、ここはハジけない手はないー。

翌日からは日常へとバック・トゥ・ザ・リアリティーツアーが待っているのだ。

夢のような楽園での現実からの逃避行ー。

つまりそれはハングオーバー。

 

「ハングオーバー!ハングオーバー!」と口癖のように言っていた我々も三十路半ばのおっさん、

ハングオーバーなノリについていけるのかー。

 

そして何よりも懸念すべきは翌日のフライトが早いー。

それにもし乗れないなんてなったら日本帰れないじゃん! やばい!ー。

 

というハングすべきか? それとも大人の対応するか?

という2つの解の狭間で揺れ動く乙女心的なそんな新境地になっていた。

 

そして我々は新郎新婦が予約してくれた食事会場に足を踏み入れた。

そこは「MAC 24/7」という24時間営業のレストランで、超特大パンケーキを出すことで有名らしい。

 

MAC 24/7 -ワイキキ/アメリカ料理[食べログ]

 

席に案内されると、そこには中華料理店を思わせる円卓のテーブルだった。

おぉ、こういう席かー!

 

まだ新郎新婦も新婦友人も到着してなかったが、とりあえずなんか飲むかと一杯目を注文するミソジーズ。

ちなみにこの食事会の内訳を説明すると、男側は私を除いて皆既婚者であり、新婦友人の女性3人は皆独身だという。

なんと! ということは独身者の割合は男:女 = 1:3!!

 

こ、これはなんとおいしいシチュエーション!!

 

3人の女性に対してプレゼンできる独壇場を与えられているようなものだ。

 

レディース・アンド・ジェントルメン! ウェルカムアボード!って感じですな!

 

・・・ということを頭の中で妄想しているうちに新郎新婦と新婦友人がやってきて、皆で乾杯をした。

 

この女性たちは昨日の結婚式でハイビスカスの髪かざりを右耳につけていた女の子達なのだ。

 

※説明しよう ハワイでは未婚の人は右耳に、既婚の人は左耳に髪飾りを指すのだ。

 

そんなこんなで新郎新婦を囲んだ食事会が始まったのだった。

 

皆は皆で私にパスを出しアッピールタイムを創出することに躍起になってくれているだが、もともと顔見知りであるしカタい性格の私はそんな気の効いたことも言えず、可もなく不可もなくなトークを展開していた。

 

そもそも明石家さんまでもないのだがら若い女子が喜ぶトークのネタなどしらんのだ。

 

私がせめてできることは新郎新婦のラブラブ(死語?)エピソードを引き出すことや、新婦友人の趣味や仕事など差し当りのないことを聞いたりするだけである。

 

そんなこんなで予定調和の会話を展開しながら酒も進んでいった頃、私の中の悪魔が囁いたー。

 

ぶっこんでやる。 この場の空気が一瞬で変わるような話題をぶっこんでやる!ー。

 

酒の力も手伝ってか私の中では遊戯王のデュエルのごとき緊張感が高まっていた。

 

こんなことをこの楽しげな雰囲気の中言うべきではないー。

 

しかしテキーラのショットを二杯(一杯女の子の分も飲んだ)、ウィスキーのロックダブルを飲んだ私はすでに酩酊状態になっており正常な神経が働いていなかった。

 

気づいたら私の口は勝手に口走っていたのだ。

 

「〇〇ちゃんたちもさー、今年29じゃん? 結構いい年じゃん。

ぶっちゃけ●●ちゃん(新婦)も結婚して焦りとかあったりすんの? 

 将来のビジョンとかどう考えてんの?(原文ママ)」

 

 

ウザ。

もうこれメガンテですよね。 メガンテ。 しかも誰一人救わないメガンテ。

こんなこと言ってくるやつ絶対ウザイわ〜となる最大級のコメントをぶっこんでしまったのです。

 

そしてダサ。

 

既婚者が言うのもそれはそれでウザイけど言ってるのは32歳独身の男ですからね。

自分のこと棚に上げて何を口走ってんのお前?そんなこと言えた口なのお前?

というレベルです。 放送事故ですこれは。

 

私は酔っ払っていたのもあり、自分のコメントがどう言った事態を引き起こしたのかその時はわからなかった。

しかし後日「なぜmasakuroyがあの時あんなに女性陣に対してオフェンシブになったのかわからなかった。確実に空気を変えたのは確か(K談)」というコメントを頂戴している。

 

その後、おそらくはやんわりと流されたのであろう、我々は新郎新婦が宿泊するホテルのスィートルームで飲みなおすことにした。

 

私はそのホテルに着いた後の記憶がほぼない。

後から見せられた写真を見ても全く覚えてない。

ただひとしきり騒いだ後2時間ほど寝ていたようだ。

なぜか自分が着ていた服を脱ぎ新郎Tが着ていたアロハシャツを着て床に寝ていたようだ。

 

 

ちなみに顔に乗せられているのはどうやら生ハムのようだ。

自らの命を賭して戦った戦士へのせめてもの手向けなのだろうか。

完全なるハングオーバーをぶちかましてしまったが、Sに起こされ奇跡的に目を覚ました私は、明け方サンドヴィラに舞い戻った。

自分の部屋で放心するmasakuroy。

まるで死期が迫った老年の猿のようだ。

 

何時間か寝たこととリバースしたことで若干回復したのかなんとかフライトまでに空港にたどり着いたが、フライト待ちのスタバで撃沈している私とM。

 

死んでいる。

完全の死の空気が空間を支配している。

スタバの木のテーブルまでもがまるで朽ちていくようだ。

こんな状態でよく日本まで帰れたものだ。

 

帰りの飛行機に乗り込んで座席に座った後も、Mから「酒臭っ!」と言われたが私にはどうすることもできなかった。

 

せめて私にできることはできるだけ呼吸をしないことだった。

 

ハワイから離れ、太平洋上を飛行している時もハワイの思い出が胸を去来していた。

もう経験することもないと思っていた最上のハングオーバー・イン・ハワイも経験できた。

やり残したと思ったことが一切ない、最高のハワイツアーだった。

 

僕はこれから先の人生またハワイに行くことはあるのだろうか?

それはわからない。 しかしこんな楽しいハワイはおそらくないだろう。

 

私が新婦友人に発した重度のセクハラとも捉えられかねないコメントー。

 

本当に申し訳ないと思ったが、後悔の念は微塵もなかった。

それどころか、言えなかったら絶対後悔していただろう。

 

昔反町隆史が歌っていた「言いたいことも言えないこんな世の中じゃー ●イズン」。

 

言葉のほんの切れ端を拾われて、周りからコテンパンに叩かれるこんな時代だからこそ、言いたいと思った。

それが後々トラブルを招く事態になったとしてもー。

そしてそのコメントがそっくりそのまま自分に跳ね返ってくることを知っていたとしてもー。

 

ハワイはきっとそんな勇気をくれたんだと思う。

 

ハワイカイから姿を見せてくれたイルカたち。

ダイヤモンドヘッドの真上から見たハワイの美しい海と山。

ワイキキビーチで突如姿を現した巨大な虹。

私がぶっこんだコメントをした後のキョトンとした女性陣の顔ー。

 

その全てを私は忘れないだろう。

そう思いつつも記憶は日々の生活で摺り切れ、原型をなくしていくのだろう。

楽しかった記憶はいつか色褪せる。

色褪せて欲しくないと人は願う。

しかしそれでいいのだとも思う。

楽しかった記憶はなくなるわけではなく、心のどこか深い場所にしまわれていくだけだ。

 

思い出したくなったら、ある合言葉とともに取り出せばいいのさー。

 

そう、いつかまた会う日までー。

 

 

コオリナ・ボーイズ 完

コオリナ・ボーイズ DAY2 〜Lifetime Respect〜

ハワイアン・モーニング・プレート

ハワイ2日目。

 

今日は我々がハワイに来たメインの目的・友人Tの結婚式当日だ。

 

11時にモアナサーフライダーのロビーに集合だと聞いていたので、その前に朝ごはんを食べる事に決めていた。

 

8時頃外に出ると素晴らしいハワイ晴れ!

 

これは結婚式にふさわしいこれ以上ない、いい天気や。

 

我々はしワイキキビーチ沿いにある「エッグスンシングス」を目指して散歩がてら歩いて向かった。

 

おっそうしてるうちに見えて来ましたよエッグスンシングス!

 

・・・ん?

 

めっちゃ並んどるやないか〜い!!

 

 

観光客ではなく地元の人たちが大半だった。

 

ここは地元の人達にとっても人気のお店なんだね! 好感度上がります。

 

我々の前に並んでいたのは地元の高校生ぽい男女のグループ。

 

土曜の朝から皆でエッグスシングスでブレイクファーストとは、、、

 

 

仲良いぃーーね!

 

まるでハイスクール・ミュージカルのような甘酸っぱい青春ライフを連想してしまいました、、、。

 

30分近く並んでようやく席に通された我々。

 

私はポルトガルソーセージ&エッグとコーヒーを注文。

 

Sはスパム&エッグ、Mはエッグベネディクトを頼んだ。

 

(Kは前日の深酒で二日酔い気味で朝起きられず不在)

 

並んでいる最中にオーダーしていたので比較的早く料理が運ばれてきた!

 

おっ、来ましたよポルトガルソーセージ&エッグ!

 

この巨大なソーセージスライスとスクランブルエッグのコンビネーションが、いかにもアメリカン・ブレックファーストだと思いますねぇ!

 

しかもこのメニュー頼むとパンケーキもついてくるんですねぇ!

 

こういうとこ来ると女子だとパンケーキを頼んだりすると思いますが、ホイップたっぷりのパンケーキとか三十路すぎのサンオツにはキツイんで、こうやって付け合わせくらいのボリュームがちょうど良いですね!

 

厚めにカットされたスパイシーなソーセージと、ぷりっぷりのスクランブルエッグが、美味しゅうございましたねぇ!!

 

コナコーヒーも素晴らしく美味!

 

何よりも爽やかな朝の空気のなかビーチを眺めながら食べる最高の朝食はたまりません!

 

 

フォー・シーズンズ・ホテルへ移動

 

朝食を食べ終えた我々は集合場所のモアナサーフライダーに向かった。

 

新郎新婦の結婚式はコオリナのフォーシーズンズホテルで行う予定であり、専用のバスが迎えに来るのだ。

 

モアナサーフライダー、またこれは高級ホテルや!

 

ロビーは洗練されてるしビーチ直結のバースペースもある。

 

ここで待っていると、Aファミリーと合流!

 

Aも学生時代からの友人であり、たまたま近い時期に全く別の友達の結婚式がハワイであったのだという。

 

なんと全くつながりのない二組の結婚式に出席しに家族旅行がてらハワイに来ていたのだ!

 

Aと合流した矢先、我々は非常に目立つ集団がロビーの人目を引いているのに気づいた。

 

皆お揃いのオレンジの目立つドレスを着た美しいレディーのグループが!!

 

あれは今日の結婚式の出席者だとわかるのに時間はかからなかった。

 

新婦の友人や!

 

旅行者が写真を撮らせてくれと頼むほど存在感抜群のセレブリティな雰囲気を放つ集団。

 

翻って我々、アロハシャツを着てもどこか哀愁が漂う三十路男軍団である。

 

まさにこれは美女と野獣!  とはよく言ったもんだ、、、

 

 

我々は送迎バスに仲良く乗り込み一路コオリナに出発した。

 

バスの左側の席に主に見目麗しいオレンジ美女集団が乗り込み、我々新郎友人ズと新婦家族は右側と後部座席に陣取った。

 

ザ・オレンジガールズの華やかさに圧倒された我々は小さくなり、バスの中でアイスブレイク的なコミュニケーションが発生することはなかった。

 

私は車中ずっとアメリカ出張していたKからアップル開発者会議WWDCの様子を聞いていた。

 

Kいわくアップルはハード・ソフトの設計まで緻密に計算されており、またデザインが洗練されていて素晴らしいという。

 

開発者会議ではいわゆる”ギーグ”オタクの人達がたくさんいて、ティム・クックとかが登壇するよりも

 

「今回我々は◯◯な機能を開発した。そのコードがこれだ!」

と新機能を実装するコードが画面に映し出されるとギーグ達の歓声の熱狂が半端ないらしい笑

 

 

 

さすが純粋なテクノロジー&アップルオタク達が集う場ですね笑

 

目の前の新しいコードは、彼らにとってはライブでお披露目されるアイドルグループの新メンバーなんですね笑

 

いや〜ハワイにいても感じるけど、アメリカの自由でクリエイティブな雰囲気ってやっぱ憧れますよねぇ(^o^)

 

 

トランプさんの政策がそういったアメリカのイノベイティブな雰囲気を削がなきゃいいけど、、、(ー ー;)

 

などとこれからの結婚式とは全く関係ない話をしているうちに会場・フォーシーズンズホテルに着きました笑

 

おぉ、素晴らしい!

開放的な高級リゾート地や!(^o^)

 

我々は会場に呼ばれるまで一階のロビーに待機することになった。

 

うっひょ〜!!

目の前に広がるプライベート感満載のスペシャルリゾートビーチとプールが眩しい〜!!

 

 

庶民には滅多に足を踏み入れられないスペースや〜!(´-`)

 

この眼前の景色、百万ドルのダイヤモンドやで、、、

 

ここでホテルクルーから配られたカードを見て「えぇ〜、こんなに料理あるの〜!? 食べきれないよ〜!!(^o^)」と言ってしまったがよく見たらそれは式次第だった。

 

 

それすらも結婚式の料理メニューに見えてしまうとはなんという食い意地。

 

コオリナ・ロイヤル・チャペルでの挙式

 

目の前の風景に浮かれているうちに時間がやってきたので会場に移動する。

 

小川が流れる庭園を抜けるとまるでファンタジーの世界に出てきそうなかわいい教会が!

 

ここがコオリナ・ロイヤルチャペルだ!

 

前には牧師さんとフラダンサーの方がいて、葉っぱで打ち水ぽいことをして、フラダンサーの方が歓迎のダンスを踊ってくれた。

 

 

いざチャペルの中に入るとあら、ガラス張りで目の前の海が丸見え!!

 

男の私ですらな、なんてステキなんや〜おったまげ〜!でございました。

 

席に着いて、神父さんが合図をすると、とうとう新郎新婦入場!!

 

全員で20人ちょっとのちょうどいい規模で拍手のシャワーと「おめでとう」コールの中、ゆっくりと二人はヴァージンロードを歩いていく。

 

新郎Tは満開の笑顔でとてもリラックスしているような表情だった。

 

優しい神父さんの導きのもと愛を誓い合う二人。

 

 

はい、誓いのキスですね!

いただきました。

 

 

↑モロに前に座っていたお父さんの頭がカブる

 

形式ばったところもなく、シンプルだがとても真心のこもった式でございました。

 

式次第が一通り終わったところでチャペルの中での記念写真撮影があり、珍しいT3兄弟のスリーショットと、石原裕次郎のように決まってはるTの晴れ姿を接写いたしやした。

似てないようで似ている3兄弟。

 

 

そのタキシードの中のインナーは何なんだ!? ・・うさぎ?・・

 

その後、親族・友人は先にチャペルの外に出て花道をつくりフラワーシャワーの準備。

 

私は新郎新婦が歩いてきたらちょうどいいタイミングで花びらを天高く投げる合図「アローウハァ!」と言う名誉ある大役を賜りました。

 

プレッシャーのかかる場面でいざあぁぅルォオーフぅぉアァアアァーー!!!と雄叫びをあげ最高のパフォーマンスを発揮できた、と自画自賛したのもつかの間、隣になった新婦友達の女の子の顔は明らかに引いていた。

 

その後我々はプライベート感満載のビーチにてまた記念写真撮影。

 

 

白い砂浜、青い海をバックに記念写真を撮る花嫁&女子たちはカラフルで写真映えしてとても華がある。

 

一方我々は新郎リクエストでラグビーボールとともに撮影。

 

ランパスしてるポーズや新郎をラインアウトで上げてるポーズなど、なぜかハワイでラグビー全面押しの写真をとるというまさかの展開!笑

 

(しかも我々の中にいかにもラグビーやってましたというガチムチな人間は皆無)

 

写真撮影が終わりいったんホテルロビーに戻ることに。

 

戻る途中にあったなんともリゾート感満点なソファベットに、記念にゴロリンチョしときましたペロペロ〜ン★

 

 


ロビーでイスに座るSのど迫力ボデーにポージングをリクエストしていると、披露宴会場に移動を促される。

 

さぁ披露宴だ! 手品だ! ハカだ!

 

さぁ来ましたよ披露宴!

会場に入ると、光が差し込む明るい二つの大きなテーブルに白いクロスが掛けられ、銀の食器やグラスが並べられている。

 

こいつぁ料理が美味そうだぜ!

 

おっ席次表を見ると、、、私は美女軍団と隣ではないか!

 

やったぜ!^_^

 

間も無く新郎新婦が現れ披露宴が始まった。

 

新郎Tもご列席の皆様の前で立派にスピーチをこなす、、

 

人の結婚式2次会の司会をこなしまくって場慣れしているはずのTも、今日は緊張しているように見えた。

いやぁ立派だよ・・・ あんなにおちゃらけてたTのこんな立派な姿が見れるなんて・・・

 

父さん嬉しいよ! (誰)

 

その後ホンモノのTのお父さんが乾杯の挨拶をし、かんぱーい!!

 

この辺も海外挙式はカジュアルでいいわ〜!(^o^)

 

その後、恒例のケーキカット!

 

オレンジガールズの人垣に囲まれ、我々は一切近寄れない笑

 

おいしいハワイの肉やシーフードに舌鼓を打ちつつSやK,Mとばっか喋っていたが、そのうち隣のオレンジガールズ達とも話すことに!

 

いやぁ〜皆さん美しすぎて直視できないですよ〜ハハハ!」とジェントルマンを気取ったつもりが、かなり気持ち悪いヲタ風の男ぽくになってしまい会話も弾まず、、、

 

撃沈!!

 

 

・・・ちなみに料理は以下のようなラインアップでございました。

・冷製コーンスープ

・ハワイアンオパカパカのソテー

・蟹とからすみ ほうれん草の自家製パスタ

・牛ロースのタリアータ

・チョコレートのクリーム マルコなアーモンドのクランチとゆずを添えて

 

そのうち余興の時間になった。

 

誰が余興なんて用意してきたんだよ!?と思ったらなんとTのおばあちゃん!!

 

学生時代に家にも泊めて頂いたおばあちゃんだが、もうかなり高齢のはずなのにめちゃくちゃお元気!

 

 

本格的な手品で場の空気を盛り上げてくれました!

 

 

 

しかも最後は直筆の「寿」と書いた紙をご開帳!!

 

習字の先生もしてたらしい。

なんと多才なこと!

 

 

 

披露宴も中盤に差し掛かったころ、なぜか私が余興をやったらどうか?という話が出てきた。

 

なんも準備してないのにできるかい!と思ったがゲストとしてTの結婚式を盛り上げることが出来るなら本望。

 

まぁダダ滑りしてもたかだか20名くらいだし、気心が知れたメンバーだから如何様にもフォローしてくれるだろう。

 

しかも高校時代は部活のラグビーよりも合宿の一発芸に情熱を捧げたといっても過言ではない私は、こういった小規模の中では意外と目立ちたがりであったりするという。

 

私は学生時代から披露しすぎて体に動きが染み付いてしまったラグビーNZ代表の試合前の儀式「ハカ」を踊ることにした。

 

 

前置きで二人へのお祝いとしてうんたらかんたら…と話してるうちに、ゴタクはいいからさっさと芸やれよという空気になってきたため早速ハカを踊らせてもらった。

 

ラグビーNZ代表の戦士達よ!オラに力を貸してくれ!とばかり気迫を込めてやったおかげで、場もそれなりに盛り上がったようだ。

 

やって、やって良かった!泣

 

和やかな雰囲気のまま式は終わり、我々はバスに乗って帰路についた。

 

冷めやらぬ余韻を覚ましにヨットハーバー沿いのチャートハウスへ

 

その夜、M、S、Kと私は港沿いのお洒落なレストラン「チャートハウス」で美味しいハワイアンディナーを取りながら今日の結婚式について語り合った。

 

カジュアルに「ハワイを感じる」お食事体験【ザ・チャート・ハウス・ワイキキ】

 

肉汁たっぷりのリブアイステーキ。

 

エビのフリッターみたいな料理。

 

今日の結婚式について語り合うMORE PLEASE(もっとくれ)TシャツのMとビートルズTシャツの私masakuroy。

 

割と涼しいハワイの夜風に吹かれながら、ヨットハーバー沿いのレストランで友と語らいながら食べる夕食。

 

なんと贅沢な時間だろうか・・・。

 

慌ただしい日常と正反対の、ゆっくりとした時間が流れるハワイで過ごせることの幸せを噛み締めていました。・・・

 

メインイベントの結婚式は終わったが、我々にはもう1日ハワイを楽しむ時間が残されている。

 

3日目はアクティビディしたりトレッキングしたり、新郎新婦とディナーしたりなど予定が盛りだくさんなのだ。

 

終わってほしくないスローライフの楽園での光景を目に焼き付けて、胸いっぱいにハワイの空気を吸い込んだmasakuroyなのでした・・・。

DAY2 Fin.

 

 

コオリナ・ボーイズ DAY1 〜三十路の正しいハワイの愉しみ方〜

アロハっす〜! masakuroyっす〜!

友人のハワイ式から帰国しました〜!(^o^)

めちゃめちゃ楽しかったっす〜!

今回の旅行記をブロギングしておきたいと思います!

 

はじめに

今回のハワイ旅行、もといハワイ挙式は最高に楽しかったです、、、

 

今回、ハワイを訪れたのは2回目です。

初めて行ったのは一昨年で、斜どころか垂直に構えていた私は

ハワイこんなもんか! 熱海と変わらないわ!」くらいに思っていた・・・

 

いや自分に思いこませようとしていたフシがあるのですが(その時もめちゃくちゃ楽しかった)

2回目のハワイは、完全無欠に楽しい旅行イベントでした。

 

まさに私の人生で5指に入る楽しかった旅行といって差し支えないでしょう。

三十路に入り過去の楽しかった記憶が薄れているのも一因があるかもしれない

 

 

キラキラ女子がハワイ大好きな理由が今回でやっとわかった気がしました。

 

ハワイは桃源郷。理想郷。この世のでっかい宝島。   間違いない。

 

私が死ぬ時に走馬灯のようにフラッシュバックするのはハワイの光景であることは98%当確でしょう。

 

今回結婚式をしたのは学生時代からの友人であり、一緒に旅行したのも学生時代の友人3人。

 

いまや所帯を持ち一家の大黒柱として活躍するメンズ(私以外)が、 まるで若かりし日に戻ったかのように自由に旅行できたことが、 旅の思い出を最高のものに押し上げた理由の最たるものでしょう。

 

あぁ、自由、、。 自由とはなんと素晴らしいことだろう。

 

 

しかも仕事や家庭などの制約がある中での束の間の自由ほど素晴らしいものはない。

 

 

まぁ、私は仕事以外ではいつでも自由なんですけどね☆  キャハッ!☆

 

1日目 〜抑えられない三十路の食欲〜

 

まず今回の旅行に当たって、もともと昨年末から格安パッケージツアーを予約していたがてるみくらぶのまさかの破産によりJTBでツアーを取り直すという波乱があったことはお伝えしておきたい。

 

我々はてるみくらぶでツアーを予約していたのだ。

 

もちろん払いこみは済ませており旅行代金は帰ってこない。

 

そう、我々は二倍の料金を払ってハワイに行くという試練をまず神から与えられていたのだ。

 

しかし悪いことばかりではなかった。

 

今回よかったと思うことが3つある。

 

まず1つはJTBのハワイパッケージツアーがそんなに高くないということがわかったこと。

 

てるみの格安ツアーは3泊5日で8万円くらいだった。

 

泊まるホテルはかのハイアットリージェンシーということで我々のテンションは否応なしに高まっていたが、今回のことがあったのでやはり大手は安心ということでJTBでツアーを取り直すことにした。

 

するとJTBのネット限定プランではほとんど同じ内容で8万円台があったのだ。

 

ホテルのランクは落ちると書いてあったがこれ幸いと我々はこのツアーを申し込んだ。

 

2つめは往復の航空会社がANAに決まったことだった。

 

一回目のハワイはチャイナエアラインで決して悪くなかったのだが、サービスのパイオニアANAとは本当にテンションが上がった。

 

機内食美味しいしCAさん絶対かわいいやん。

 

3つ目の理由はホテルがとても満足度が高かったということだが、これについては後述する。

 

 

私は友人S、Mと成田で待ち合わせをすることになっていた。

 

先に着いた私とSは、夕方になりどうにもお腹が空いてきたので早めの夕食をとることにした。

 

出発までの持て余す時間をどう使っていいかわからずとりあえず食に走るSと私

 

 

成田空港のフードエリアにある「唐朝刀削麺」というお店で刀削麺と小籠包食べたんですけど、

フツーにこの旅行の中でもベスト3にうまかったっす笑

まだ出発前だけど笑

 

 

ハワイで食べた料理ももちろん美味しかったんですよ!笑

ただここは絶品でした笑

 

唐朝刀削麺 成田空港店-成田空港/刀削麺[食べログ]

 

 

出国前の腹ごしらえが思いの外出色で、これは幸先がいいと気分をよくした我々。

 

出発当日も仕事をしていたというビジネスマンの鑑・Mと合流し、

JTBカウンターで受付をしたのち無事チェックインを終えた。

 

出国審査でMが金属探知機検査で何度も引っかかるというトラブルがあったものの、無事我々は全日空機に乗り込んだ。

 

出張など皆無に等しい私にとって久しぶりの飛行機。

 

さすがANA、機内がすごいあたらしくて綺麗だぜ!

 

CAさんもさすがにおキレイ! やったぜ!

 

ワイハまでは8時間かからないくらい。

 

時差が16時間くらいということで、着くころにはハワイ現地朝10時である。

 

夜がかなり短い感じで微妙な時差ボケになりそうな感じ。

 

しかしこういった出発前は気持ちが高ぶってなかなか寝れないものだ。

 

空港で刀削麺を食べてるにもかかわらず機内食のちらし寿司をフツーに食べる。

 

機内食が出たら食べないわけにはいかないではないか!

 

食後、席備え付けのディスプレイで映画が見たかったが、到着後万全の体調を整えたかったため寝ようと試みた。

 

 

 

しかし熟睡はできずうとうとしてるうちに気づいたらハワイに着いていた。

 

 

 

機外に出るとさすがハワイ、暑い!

 

でも日本とあんまり変わらないか。

 

入国ゲートは日本人観光客でごった返し!

 

並んでる最中に私はS、Mと引き離されてしまう。

 

無情にも行列のポールのテープを降ろされ後戻りできない。

 

一瞬FBIの陰謀かと勘ぐったがせんなきこと。

 

私は一人で入国審査を突破しないと再び彼らに会うこともままならない。

 

私は一人で入国審査に挑むことを決めた。

(誰でも入国審査時は一人一人で行う)

 

審査官はケヴィン・コスナー的な雰囲気を漂わせる強面のナイスミドル。

 

警戒感を解くために私は人懐こい笑顔で「アロハ、ハロー!」と陽気に繰り出した。

 

心なしか頰がゆるんだように見えた審査官が何やら言ったが、何言ってるのか全然わかんない。

 

私は微笑を浮かべながら「パードゥン?」と耳に手を当て再度促すと

 

「オヤユビ! ソノアト、ゼンブ!」と慣れた日本語で言ってくれたではないか。

 

米国入国時は親指単独、また全指の指紋および顔写真を撮影するのだ。

 

テロ対策だろう。この国際情勢ではやむを得ない。

 

日本人観光客とて絶対安全だという保証はないのだ。

 

無事チェックインゲートを通過した私は荷物引き取りターンテーブルで荷物を引き上げた。

 

私はキャリアがSoftbankであり、ほぼ自動的に「アメリカ放題」に切り替わりノーストレスでLINEを使えたのだが、S・Mはまだ通信がつながらない状態らしく、ハワイ入国早々いきなり連絡が取れない。

 

取りあえず空港の外に出て、JTBカウンター前で二人を待つことにした。

 

しかし待てども待てども二人は来ず、LINEを送っても既読にもならない。

 

さすがに遅いので探しに行こうと思った矢先、ようやく現れた二人。

 

「ここにいたのかよ! さすがに荷物引き取り所で待ってると思ったよ!笑

masakuroyが来ないと思って待ってたから無駄な時間過ごしちゃったよ泣」

 

と言われる始末。・・・

 

ワイ到着早々すれ違いが発生し東京ラブストーリーもびっくりな我々三十路おっさんず。

 

ツアーバスに乗り込み、ワイキキ市内へ向かったのでした。・・・

アラモアナショッピングセンターにて

 

ツアーバスはまずアラモアナショッピングセンターにあるJTBツアーセンターに到着。

 

我々はここで降りた。 初日にお土産を買ってしまおうというプランを立てていたからだ。

 

あと、JTBツアーデスクでアクティビティを予約してしまおうと考えていた。

 

アメリカ出張から直でハワイに行き現地合流する予定のもう一人の友人・Kから

 

「ハワイでアクティビティやろう! クアロア牧場のジップラインを予約しといて!!」

 

と言われていたので、私は日本にいる時にウェブで予約を入れたのだがなんと「予約に失敗しました」という”お祈りメール”をハワイに着いた瞬間に受信していたのだ。

 

クアロア牧場 谷を駆け抜ける!ジップラインアドベンチャー

 

改めて予約すべくJTBのカウンターでジップラインの予約を申し込もうとしたのだが、やはり予約が埋まっていたらしくジップラインは諦めざるをえなくなった。

 

私は当初アクティビディに対して懐疑的で、かつ若い時よりもリスクをとることを恐れ臆病になっていることもあり、ワイヤーで吊るされて森の中を高速でかけぬけるいわば「進撃の巨人」の立体起動装置のリアル版がちょっと怖かったため、内心ホッとしていた。

 

アクティビティを他に何をやるかは後で考えるとして、お昼時でもあったためフードコートに行ってお昼ご飯を食べることにした。

 

アラモアナのフードコートは激混みだったが、何とか席を確保してステーキのファーストフード店で「リブアイステーキ」を注文!

 

 

ウヒョ、お肉がでかい!!

さすがアメリカだぜ!! そして山盛りのマッシュポテトととうもろこし!!

 

やっぱりランチはこうでなくちゃ〜!!

これで14ドルくらいで、なかなかリーズナブルな値段ではあった。

肉の味がしっかりしていて美味しかったっす。食べ応えあったわ・・・・。

 

やはり繊細よりも豪快!! これぞハワイアン・ランチプレート!

 

腹ごしらえも終えたところでお土産を買い込むことにした我々。

 

私は職場に恒例のホノルルクッキーと、親に頼まれていたゴディバのチョコとドライマンゴーなどを購入した。

 


S・Mは奥さん・家族から「自分だけハワイなんかずるい!!」ということで化粧品やらお皿やらと色々と頼まれていたものを買い揃えていたようだ。

 

この点、独身貴族である私は誰にも気を遣う必要がないのでラクなものである笑

 

だいたいのお土産を買い揃えたところで、「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」というおしゃれなカッフェでコーヒーブレイクを決め込む我々ミソジーズ。

 

 

早速私はハワイアン・コナコーヒーを注文。

 


うーん、この酸味のきいた爽やかな香り!

ハワイの島が育んだ豊かな風味に体が喜んでいるかのようだ! ・・・ん?

 

 

約1名、ヴォリューム満点のアサイー・ボウルを決め込んでる輩がいました。

 

 

いつもながら、Sの女子力の高さには頭が下がります。

 

 

そのあと、JTBツアーメンバーだけ乗れるOli-Oliバスに乗り込んで我々のホテル最寄の停留所まで。

 

いやーこのOliOliバスめっちゃ便利でしたわ笑

 

日本語だし地図もわかりやすいし!

 

ハワイにおけるJTB経済圏の偉大さを思い知りました笑

 

ホテルチェックイン・ワイキキビーチへ

 

我々のハワイでの宿泊先・サンドヴィラに到着!

 

ワイキキ サンド ヴィラ ホテル

 

このホテル冒頭でも書いたけどめっちゃ満足度高かったっすわ・・・。

 

サービス行き届いてるし、高級ではないけど清潔で、プールまでついてる!

 

 

 

プール最高!(^ ^)

 

日本人スタッフの人もたくさんいて意思疎通も快適や!

 

カジュアルなバーもワインバルもいい感じ!

 

気をよくした我々は早速ワイキキビーチに泳ぎに行くことにした。

 

歩いてビーチまで向かう途中、タンクトップを着ていたMがすれ違いさまおじさんにウインクされるという事案が発生したものの、それ以外は概ね順調であった。

 

タンクトップを着たMとワイキキの街並み

 

そしてついについたぜ!

キラキラ女子の大好物、青い海・白い砂浜、ワイキキ・ビーチじゃ!

 

 

そこまで観光客が多いわけでもなく、ちょうどいい人口密度で、泳ぐもよし・浜辺で日光浴するもよしなワイキキビーチ! 最高です!

 

ワイキキでこんななのになんで夏場の湘南の海水浴場は満員電車なみに混んでるんだ!? 謎。

 

波と戯れるSとM。

おっさんなので泳ぎに行っても基本すぐ疲れて帰ってくる。

 

 

休み明けに仕事に出て「日焼けしました?」と聞かれることを死ぬほど嫌う私masakuroyは、SPF値の高い国内メーカーの日焼け止めを持参し、肌に塗りたくって泳いだことは言うまでもない。

 

ワイキキビーチを30分ほど満喫した我々は、カメハメハ大王っぽい人の像の前で記念写真を撮り、ホテルに引き揚げた。

 

ハワイアン・ディナーの巻

 

 

運動もしたし、腹が減った! 我々は部屋に戻って着替えてから一回目の夕飯を食べに出かけた。

 

我々は移動キッチンカーでガーリック・シュリンプを提供するかの有名店「ケンズ・キッチン」に出かけた。

 

ワイキキの「ケンズキッチン」で食べるハワイ名物の激うまガーリックシュリンプ

 

これがケンズ・キッチンだ!

 

 

注文して外のテーブルで待っているとでてきましたよ・・・

 

で、出たぁ〜!!

これがガーリックシュリンプや〜!!

一口食べてみると・・・パクっ

 

え、エェええええ!!? 何これぇえぇえ!!?

 

激うまぁぁあああああ!!!! 最高かよ!!!!

 

プリっぷりの身の厚いエビに熱いガーリックとバターベースのソースが絶妙に絡んでこの世のものとは思えない濃厚なハーモニーを生み出しているではないですか!!?

 

な、なんじゃあこりゃあ!! 天国に一番近い味や!(意味不明)

 

 

写真を撮っているmasakuroyとガリシュリ(訳すな)に舌鼓を打つMのM&Ms。

 

 

ふぅ。・・・最高のディナーでお腹も膨れたよ!

 

ん? この後何をしたかって?

 

ハッハハハハ、デイビッド、決まってるじゃないか!

 

ここはハワイだぜ?

 

 

もう一回ディナーを食べたに決まってるじゃないか。

 

 

その後別のショッピングモールに行き、お土産を買い足したりした我々はそろそろお腹が減ってきたかな〜?と満腹中枢を麻痺させにかかった。

 

涼しい夜のワイキキ市街をそぞろ歩く我々ミソジーズ。

 

88TEES。 人気らしい。芸能人の写真がいっぱい飾ってあった。

 

 

さて!

 

お腹も空いてきましたかね!

 

ハワイ行って何食うの? 肉でしょ? ということでお昼に続きステーキを食べました笑

 

ステーキ→ガーリックシュリンプ→ステーキと、ステーキでガーリックシュリンプをサンドするという謎のウェイトアップまっしぐら街道コンボ笑

 

 

オーダーする時に店員さんに名前を聞かれるのだが、Sの名前がアメリカの歌手の名前に発音が似ていたことから歌いながら踊りだす陽気な店員さん。

 

こういうところもハワイサイコーです!

 

 

ハイッ!!

 

これ何かわかる?  そう、リブアイステーキね!

 

本日2食目ね。

 

見てるだけじゃダメ!

 

そう、食べるの。 

 

一気に食すの。

 

こうして二回目の夕飯を食べてホテルに戻った我々は、明日の結婚式に備えて早めに床に就くことにした。

 

そう、明日が本番なのだ。

 

友人の門出を万全のコンディションで祝わなければならない。

 

旅の疲れと時差ぼけで徐々に意識が薄らいでいった。

 

 

何かを忘れている気がするー。

 

何だろう。

 

でも今や何でもよかった。

 

 

明日の結婚式の風景をイメージしながら気付いたら深い眠りについていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「お前ら、マジでちょっと冷たくね?」

 

 

我々がすっかり眠りについた頃、夜の便でハワイに到着したKの連絡に誰も応答せず、我々の対応にKが深い不信感を募らせていたことは言うまでもないー。

 

(Sだけ奇跡的に起きて一緒に飲んでいた)

 

こうしてハワイ1日目の夜は更けていったのだった。

 

Fin.

 

 

 

 

ロードオブザウェディングリングス〜王の帰還〜

あけましておめでとうございます、masakuroyです!

いや〜、新年明けましたね〜!

2015年は世間的にも色々なことが起こった年でしたが(後々振り返ると2015年は歴史の転換期だった!なんて言われたりするかもしれないですね!)、2016年はどんな年になるんでしょ〜か。

私は年明けから早速実家でおせちを食らい、お雑煮を食らいお餅を食らい、順調にウェイトアップしております。

さてこの年末年始はいろいろありました!

 

まず最大のハイライトが幼なじみである友達Kの披露宴(12/26)!

東京都港区のビーチサイドの某高級ホテルにて執り行われました。

ここで私は初めて披露宴で余興を行いました笑

今まで2次会とかならやったことあるけど、親御さんや親戚の方々がご列席のまあオフィシャル中のオフィシャルの場で余興なんかやったことなかったものですから、事前に会場入りして司会の方と打ち合わせをしている時に「俺らの余興本当にこんな場面でやっていいクオリティなのだろうか?・・・」と不安しかありませんでした笑

前打ち合わせを済ませ、出席者控え室に行くと新郎新婦のご家族もいました。

私は一緒に余興をやるS・Tと一緒に飲み物を飲んで緊張を紛らわせていた。

因みに私とSと新郎Kは高校の時ラグビー部で同じ釜の飯を食った間柄であり、新郎Kのお母様とは面識があった。

手持ち無沙汰になり、新郎Kの家族に挨拶に行ったのだがお母様が高校時代から約20kg増量しているSを見て、

「まぁずいぶん大きくなられて・・・・」と言ってたのが面白くて感慨深かった笑

(SはSで新郎Kのお母様の顔を覚えてなくて、新婦のお母様だと思ったらしく「初対面なのに失礼な人だな!」と勘違いしていたのがまたウケる笑)

 

そんなこんなで披露宴が始まる時間になり席に通された。

我々は10人掛けテーブルに着席。

メッセージカードがテーブルに置いてあり、見てみるとこざっぱりとしたメッセージが笑

Kらしいなと思いながら席次表の新郎新婦プロフィール欄を見た。

二人とも5歳の時くらいの可愛い写真が載っており、目を通していくと

「性格」欄が二人とも「マイペース、のんびり」となっており全く同じだった笑

 

なんともまぁ沖縄の風を運んでくれるような夫婦になるんだろうなぁ・・・・ん?

 

新郎の嫌いな食べ物 「にんじん」

 

まじかよ笑  20年近く付き合ってるけどにんじんが嫌いなんてまっったく知らなかった笑

 

そしてもう一つだけプロフィールで気になる点があった。

「絶対にやりたいこと」欄だ。

新郎「ヨーロッパに住みたい」

新婦「ニューヨークに住みたい」

 

おいおーい!!笑 すごい希望割れちゃってるけど笑

二人のやりたいことを叶える為にはまずヨーロッパに住んでからニューヨークに住むとか、移住のプロ夫婦になるしかないですね笑

いずれにせよ将来海外に住むなら、旅行で遊びに行くから宿提供してください笑

 

そんなことをしている内に披露宴が始まった。

 

とても音楽がポップで楽しげで、パッチワークっぽい映像処理がかっこよかったオープニングムービーが流れると新郎新婦の二人が入場してきた。

 

とてもお似合いで、華がある新郎新婦である。

タキシードとドレスがよく似合って華やかだなぁと思って見ていた・・・が。

 

新郎Kがハレ衣装が似合いすぎている笑

まるで普段からこういう格好している社会的立場の人のようだ笑

何?どっかの国の王子ですか?っていう笑

髪も長くてタクヤ・キムラ風だしF4か?! F4なのか!?と友達Tと密かにツッコんでいました笑

 

新郎Kは列席者の方々への挨拶も立派にこなし料理が振舞われる段になった。

その時、なんとKがおもむろにコック帽をかぶりだし鈴を鳴らして「オーダー!」と叫び出した。

ビストロスマ○プか!! し○ごちゃんなのか!!?と心の中でまたもツッコんでいると、

カーテンが開きなんとオープンキッチンとシェフが登場というサプライズ笑

これは豪華ですごい演出だと思った!

そして新郎がビストロばりの演出を決めてくれた料理に舌鼓を打ちました。

基本的に普段口にするものと比べて格段にクオリティが高くて美味いのですが、特にパンがめっちゃ美味かったです笑

そしてメインディッシュの肉!(正式名称:牛フィレ肉と色々な茸のグラッセ 白ワイン風味)が最高に美味かった!!

これは二人の結婚式が行われたハワイ(イン・ビットウィーン・ドリームス〜ホヌカイラニからの手紙〜参照)のウルフギャングステーキレストランで食べたメチャウマステーキに匹敵しました。

いや〜美味しい料理も食べられて二人のメデタい姿も見られてマンゾク満足!!・・・・

 

 

はっそうだ忘れていた!。・・・・我々には「余興」という大事な仕事があったのだ。

我らが高校ラグビー部キャプテンによる元米大統領ロナルド・レーガンばりの名スピーチが終わり(落として落として落として最後上げる)、新郎新婦のお色直しが終わり、いよいよ我々の余興の時間が近づいてきていた。

 

もしもこんなめでたく立派な場で盛大に場をシラけさせようものなら、「お呼びでナイ、アラヨット」とかなんとか言いながら窓から見える東京湾にガラスを突き破って身投げしたくなる状況だろう。

 

いずれにせよ時間は待ってくれない。

やるしかないー。

我々は悲壮な覚悟を胸に会場を後にし、控え室で余興用衣装に着替えた。

余興とは独自にアレンジを施した「てんとう虫のサンバ」だ。

我々は赤・青・黄色のそれぞれ色が違うTシャツと背中につける羽根、触角を身につけて更にハワイを連想させるビニール紐を裂いただけの腰布・レイを纏って戦闘体制を整えた。

「いつ行く?いつ行く?」とか言いながら無駄に部屋をうろうろしている内に係の人が「もうよろしいですかー?」と部屋をノックしに来たので「やるしかねぇ!」と覚悟を決めて部屋を出た。

 

独自にアレンジした「てんとう虫のサンバ」とは、普通のてんとう虫のサンバの前に、ニュージーランドラグビー代表が試合前にやる勝利の舞「ハカ」を私が先導して踊るというものだった。

↓ ニュージーランド マオリ族の勝利の舞「ハカ」

こうしたものを何故てんとう虫のサンバの前に踊る必要があるのか?

そう思う人もいるかもしれない。

しかし、ハカはおめでたい場でも披露される踊りなのだ。

”ハカはニュージーランドでは一般的な民族舞踊であり、現在では相手に対し敬意や感謝の意を表する舞として披露されることから、結婚式、葬儀、卒業式、開会式、歓迎式典など、あらゆる場面で目にする機会が多い。”(wikipediaより抜粋)

我々もニュージーランドの文化・先人たちに敬意を払い門出に立つ二人のためにハカを躍らせてもらったのだ。

・・・・というのは後付けだ。てんとう虫のサンバだけだと地味かもしれないと不安になったんだろ?というような邪推はいけない。

 

そうして我々は意気揚々とてんとう虫なのかフラガールなのかよくわからない仮装をして会場入りし、無我夢中で踊りをやりきった。

やっている途中は盛り上がっているのかドン引きされているのか全然会場の雰囲気がつかめなかったがとにかくやりきって会場を後にした。

 

「これ、よかったのかな?」

着替えを終えてから充実感と一抹の不安を抱え、会場に戻ると皆さんが暖かく迎えてくれた。

ありがとう、会場の皆さん!

 

この後、新婦から両親への感謝の手紙が読まれ、またそれぞれの両親に新郎新婦から花束が渡された。

新郎Kが披露宴の締めの挨拶を涙ながらに立派にこなしているのを見て、初めて感極まって泣くところを見たかもしれないと思った。

ハワイの結婚式は常に笑い声に包まれた明るい雰囲気だったが、披露宴でこう言った感動的な場面を目の当たりにし、「これから二人は人生を共に手を取り合って歩いていくのだな」と、新しい夫婦のスタートを見届けていると思うとなんとも厳かな気持ちになった。

 

僕らのてんとう虫のハカが、二人の門出に花を添えられたかどうかはわからない。

ただこれから始まる二人の大冒険を、必要があらばいつでもサポートに駆けつけたいと思っているということだ。 そう、あの大冒険活劇で主人公一行の危機を救う仲間達のようにー。

二人の大冒険はまだ始まったばかりなのだから・・・。

 

ロードオブザウェディングリングス〜王の帰還〜 完

 

ありがとう2015年!〜エピソード7〜

こんにちわ〜!! masakuroyで〜す!!

 

気づいたら1ヶ月近く更新してなかった〜!!

MacのOSをX el capitanにアップデートしたらめっちゃタイプしづれ〜!! なんだこれw

 

うおっ、気づいたら今年もあと10日余りじゃないですか!!

1年はえ〜な もう2016年かよ!  近未来じゃねーかw

俺今年何したっけ?・・・笑

 

しかし思い返せばこの1年は色々あったなー。

 

友達の結婚式があり、幹事をやってセカオワのコスプレしたり・・・

 

生まれて初めて旗屋さんに行ってセカオワのコスプレで使う旗(イタリア国旗)を買ったり・・・
(あれそういえばどこいったんだ?)

 

伊勢神宮にお参りに行ったり・・・(あまり深く触れないでください笑)

 

友達の結婚式で生まれて初めてハワイに行ったり・・・(イン・ビットウィーン・ドリームス〜ホヌカイラニからの手紙〜参照)

 

野球にはまってひたすらプロ野球の試合見に行ったり・・(東京ドーム&神宮球場プロ野球観戦記DAY1〜とあるグルメの禁書目録〜

 

例のごとく夏やすみは甲子園を見に行ったり・・・(第97回全国高校野球選手権大会観戦記〜来年また必ず戻ってくる〜

 

そして年末には今年最後のビッグイベント、親友の披露宴&余興が控えておりますと・・・

それが終わってとうとう2015年も終了って感じだな。

 

あ、そうそう後忘れちゃいけないのはトレンディエンジェルのM1優勝ね!

斎藤さんの存在を知れたのは今年最後にして最大のサプライズでした笑

めっちゃ面白いわ笑 元気でます笑 斎藤さんだぞ!?

 

IPPONグランプリでてたのをたまたま見た時一般の人かと思った笑

僕の中での流行語大賞は「トリプルスリー」ではなく「斎藤さん」ですよ笑

斎藤さんまじリスペクトです。・・・斎藤さんの存在は僕に希望と光が与えてくれます・・笑

 

音楽的な面で言えば、星野源に始まり、星野源におわった1年だった気がする!

しかし星野源はハマったな〜全然飽きないし全ての曲が良すぎる!

最新アルバムYELLOW DANCERも聞きまくってますよ〜

来年はぜひライブに行ってみたい!

 

さてスポーツ面!

今年大ブレイクしたスポーツ、ラグビー!

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いや〜今年もラグビーたくさんやりましたよ!

 

しかし私も30歳の大台を迎えラグビーみたいな激しいスポーツはもうしんどいかもしれんな・・。

ラグビーってガチでやればガチでやるほど面白いんですけど、その分カラダを張らなきゃいけないんですよね・・・・

とうぜんカラダを張れば張るほど怪我する可能性は高くなるわけで・・・

中途半端なプレーをすると逆に危ないってこともあるんですけどね笑

 

私なんてカラダが超固いんで、動きもロボットみたいでいかにも怪我しやすそうなんだけど、今までスポーツしてきたキャリアの中で怪我ってほとんどしてないんですよね。笑

まぁ鉄人と呼んで下さい笑

 

そんな中、先日社会人リーグの最終戦の試合があったのですが、そこで僕の名古屋の師匠Yさんが大怪我を負ってしまったのです!

タックルにいった時に相手の顔面がモロに顔に入って・・

行った瞬間変な音したしうずくまってたからやばいかなと思ってたんだけど、、、

 

顔面陥没骨折ですよ!?

 

即救急車で市民病院に連れて行かれて、試合終わった後迎えに行ったんだけど顔が凹んでるんですもん!

幸い頭とか目にダメージはなかったんでよかったけど、本人はそーとーヘコんでましたね。

(怪我した直後に「俺この顔で結婚できるかな・・・」って結婚の心配してた)

 

もちろん即入院で顔の中にプレートを埋め込む大手術ですよ! ガッツリ整形手術です!

当の本人は「竹野内豊みたいにしてください」って看護師さんに言ってたみたいですけど・・・笑

 

オフの活動でこんな大怪我して、仕事にも支障があったらたまったもんじゃないよ〜!

Yさんも「ちょうどええからこれで俺もラグビー引退する笑」って言ってたけど笑

 

いいか、これから「ラグビーまた始めようかな」って言ってるヤツら(僕の友達)、それだけの覚悟を持ってやれよな!笑

 

まぁどんなスポーツでもそれなりのリスクはあると思うんですけどね。

ほどほどに他人に迷惑かけないレベルでやるのがいちばんですね!

 

俺も新しいスポーツを始めたいなぁ〜笑

今までラグビーやってたおかげでメタボ化を免れたからな笑

やっぱタッチフットかフットサルかアウトドアスポーツかな〜。

 

さて私もとうとう来年4月で名古屋生活6年目を迎えます。

 

果たしていつまで名古屋にいるのか・・・?

そろそろ東京に戻れるのか!?

その答えは誰も知らないがたった一つ確かなことは僕の心だ。

 

「そろそろ東京に戻りてぇ〜〜〜!!!ヾ(゚Д`;≡;´Д゚)ノ゙」

 

名古屋は間違いなく僕にとって第2の故郷であり、会社から家は近いし家賃は安いし最高なのですが、やっぱりこのまま名古屋で一生暮らすのか?!ということは考えられないのです・・・・

 

名古屋に生まれて名古屋で育っていれば、このまま名古屋にずっといたいと思うと思うんだけど、やっぱり僕の故郷は横浜だしホームグラウンドは東京なのだ。

 

あと、年頃的にもう結婚(!)を真剣に考えなくちゃいけないと思ってるけど、相手を探すのは名古屋では難しいんですよ!笑

というのも名古屋(東海3県含む)女子の地元愛は半端ないものであり、地元を離れるのはありえない!と思っている人が99。9%ということがmasakuroyデータベースがはじき出した信頼性の高い答えだからです!笑

 

名古屋で結婚するのであれば、名古屋に骨をうずめる完全に名古屋人になるという固い決意が必要だが、私はそこまではムリだ! だって東京戻りたいも〜んヾ(‘ω’)ノ

一回東京に戻っても全国転勤型の企業に勤めている限り、どこに行くかはわからないと思うんだけどいっぺんとりあえず東京に戻りたいんですわ笑

 

でも日本の社会・会社も変わらないといけないのかもね。

今は結婚しても共働きが普通だし、いきなり夫が転勤になったら単身赴任とかになっちゃうもんな〜

イクメンって言われてるけど育児には男も積極的に参加しなきゃいけないし、出生率をあげよう!子育てしやすい環境を整えよう!と言ってるのであれば、環境整えなきゃいけないしね。

と言っても営利企業の会社あって生活が成り立ってるわけだから、会社の育成戦略を考えたら難しい問題ですけどね。・・・

ラグビーでOne For All, All For Oneって言葉があるけど、個人、家族や会社・地域とみんなが支えあってサポートしていける社会に変えていかなきゃいけないですよね。

とまぁ真面目なこともツラツラ書きましたが、来年は婚活頑張ります!笑ヽ(°▽、°)ノ

 

あと今年のハイライトといえば、今年の抱負に上げてたブログを一年間続けられたことは良かった!

なんだかんだで60回以上もブログ書いてるもんな〜飽きっぽい俺がよくやったよヽ(´ρ`)ノ

来年もブログは頑張るぞ!! そしていつかはブログ本出版だ!・・・と妄想は膨らむ笑

 

今年やるやる言ってプログラミングは全くできなかったけど、来年はちょっとかじってみたい!ヾ(=´・∀・`=) 教室とかあったら通いたいな。

 

まだ終わってないけど今年は皆さんにとってどんな一年でしたか?

振り返っていい一年だったと言えればいいですね!

それではバイバイキ〜ン!ヾ(=・ω・=)o

 

イン・ビットウィーン・ドリームス〜ホヌカイラニからの手紙〜

アロハ〜! masakuroyです!

人生初のハワイ旅行から帰ってきました!
いや〜ハワイ良かったホンマに良かったわ〜!

出勤してスーツのつもりがアロハシャツを着ていたり、レイを首から下げていたり、身体からココナッツの匂いがしていたらもう完全にアウトです。
完全なハワイ・ロス症候群だと断定できるでしょう。

 

今回ハワイに行く事になった主な目的は友達の結婚式出席です。

最近はもっぱら海外旅行はしておらず、仕事でも海外出張はないので、直近では2011年のベトナム以来の国外出国になります。

(震災が起こったまさにその時にベトナムにいたというなんかすごい偶然)

出発1週間前までは特段意識していなくて、有給の理由を説明する時も

「いや〜友達の結婚式がハワイであるからですよ〜! 別に僕がハワイに行きたい訳じゃないですよ!?」

となぜか自己防衛的な発言をしていたが、シルバーウィークが間近に迫ると完全に頭はハワイモードになっており、ウキウキソワソワして目の前の事にかなり集中できなかった。

「ハ・・・ハワワワワ・・ハワイ・・ハワイ・・・ワイキキ」と危ない独り言を言いそうな精神状態に置かれていた。

 

 

ハワイというと日本人に最も人気がある観光地、フラダンス、ウクレレ、サーフィン、ロコモコ、ビーチボーイズ・ジャックジョンソンに代表されるメロウでチルアウト気味な心地よい音楽と空気感が思い浮かぶ。

実際にはどんな所なんだろう? なぜそんなにハワイって人気があるんだろう?

そんな空想を繰り返しつつ出発の日を迎えた。

 

私は空港行き高速バスの発着所がある地元の駅で、一緒に結婚式に出席するTと待ち合わせをした。
その時私は秋の花粉ブタクサかイネに完全に鼻をやられており、鼻水が常に流れ出てティッシュが手放せない状態だった。
しかしこれもつかの間、ハワイにさえつけば辛い花粉症ともオサラバだぜい!とあと一歩の辛抱だと自分に言い聞かせた。

一時間ほど経って成田空港の第二ターミナルに着いた我々。
時間に余裕を見過ぎて出発3時間前には着いた。

久しぶりに成田に行って思ったのは「外国人多っ!」ということだった。
近年日本への観光客が増え、Airbnbなどの宿泊サービスが活況を呈していると聞いていて、名古屋でも外人観光客多いな〜と感じてはいたがまさにそれを実感させられた。

 

また出発ゲートにある大型スクリーンでは舞妓さんとか世界から見た日本のイメージに合う人が色んな国の言葉で「また来てね日本」と書かれたボードを持って笑っている動画が流されていて、日本に観光客をもっと呼び込もう、また来てもらおうという日本観光立国戦略の本気度を感じた。

Tが入国手続きを終えて続々とエスカレーターを降りてくる外人観光客を見て
「インバウンド祭りや!」
と言った一言が印象的だった。

今回、なんと新郎新婦、新婦家族と行きの便が一緒というミラクルを経験w

結婚式出席者がみんなで仲良く出国するわけですw

 

飛行機はチャイナエアライン、20時頃出る便で出発おそ!と思ったけどハワイには朝の8時に着く便だ。

チャイナエアラインと聞いて一抹の不安を抱いてしまったが、とても快適な空の旅でした!
機内食も美味しかったしCAさんも綺麗な人ばかりでそうとう眼福だった。

行きは飛行時間が6時間くらいなので、機内食食って寝てたらあっという間にハワイに着いた。

 

 

「きたでーー!! ハワイやーー!!」
無事着陸して機外へ出るとモワッとした暑さが。 ハワイって案外湿気あるんだね!

スマホの電源を入れようとするといきなり係員さんに「ケータイハナスダメヨー」と日本語で先制パンチを食らった。

入国審査で「お前随分顔が濃いな? 日本人か?」と疑われるんじゃないかと一瞬不安だったが無事ハワイ入りする事が出来た。

ハワイに着いたらまずトイレという諺があるように(ない)、一歩足を踏み入れると、
出た!! この下が空いてる個室トイレ!!

日本の個室って下まで完全に仕切られてるじゃないですかー、
ただ海外のトイレって洋式前提だからなのか下がズドーンと空いてるんですよね〜
私はこの下が空いてる個室が不安でしょうがないんですよね。
匍匐前進で入って来れば侵入できるじゃないですか!(そんな奴いないと思うけど)

用足してる時にそんな自体に遭遇したらアウトですよ! 完全に無防備ですから。 むしろ生まれたままの姿ですから。
あ、上は着てるか。

海外来たら日本との違いあるあるですよね。
こういう構造のほうが作るの大変だと思うんだけどな〜

さて用も足したところで空港の外にでたら、明らかに分かりやすいコーディネーターさんが!
てるみくらぶ経由で予約したんですけど、てるみくらぶの分かりやすいボードを掲げたコーナーがあり、日本人のハキハキしたコーディネーターさんに荷物預かってもらい、てるみくらぶのロゴが全面にラッピングされた分かり安すぎるバスに乗り込みました。

 

まず旅行のオリエンテーションが行われるワイキキ市内のオフィスに行くことになった。
この時バスに乗り込んでいる人々、9割女性である。
3人組だったり2人組だったり。
セルカ棒を持っていかにもウェーイ!な感じの20代前半女子3人組とかもいましたw

翻って我々、お世辞にも爽やかとは言えない
三十路男2人。 明らかに「浮いている」という空気感を隠しきれませんでした。w
「私たちは友達の結婚式に出席するためにハワイに来ています!」というプラカードを持って歩きたい気分だった。w

 

ハワイではWi-Fiが必要だろうと成田空港で借りて行ったのだが、ハワイにつくと自動的にSprintに接続された。

あれ?これ金かかるんじゃないの?と思ったがソフトバンクならアメリカ放題というサービスで、データローミングをオフにした状態でSprintに繋がっていれば日本と同じように使えるらしかった。

この時はソフトバンクにしといてよかった!! ありがとう孫さん!!
、、、と思ったが日本帰ってから高額のデータ使用料が後から請求されるなんて事はないよね、、、汗泣

Tギャラリア内にあるてるみハワイオフィスにて帰りの便やオプショナルツアーの説明を受けている際に、ハワイで日本人客に一番人気のある「サンドバー」という潮が引いた時しか現れない砂の島がある天国のような光景を楽しめる場所のツアーが紹介された。
Tに「サンドバーいいな〜めっちゃキレイそうじゃん! 行こうぜ!」というと
「なんで男二人で綺麗な景色を見に行かなきゃいけないんじゃ」と全拒否された。

 

オリエンテーションが終わると、解散になったので我々はまずホテル方面に歩いて向かう事にした。
時間は朝10時くらいでチェックインまで時間もあった為、まず昼メシを食うことにした。

Tが「ハワイといったらステーキとパンケーキだろ」というので、ハワイ在住YouTuberの人のグルメガイド動画で紹介されてた「リキリキドライブイン」というステーキレストランに行く事にした。

 

リキリキドライブインはワイキキ中心部から西に向かってアラモアナセンターも超えた、ウォルマートがある辺りにある。

最初はハワイの街並みを楽しみながら「日本人多いな〜」とか「うわっ、ハワイすげぇちっちゃいハトがいる!」と思いながら歩いていたが、徐々に疲れてきた。

そう、ワイキキからそのレストランまでは多分距離にして5キロくらいはあった。
歩いていくには些か遠い距離だったのである。

 

ハワイには信号がない所で道路を渡ると罰金をとられるという法律があると聞いてたので、慎重に横断歩道の白線からはみ出さないように渡っていた。
しかし、途中で現地の人がフツーに信号ない所で道路渡ってるのを見て「ファッ!?」って思った。

これからハワイ行く人は絶対真似すんなよ!キリッ

 

歩きつかれた頃、我々はようやくリキリキドライブインに着いた。

なるほど、現地の人が行きそうなほんとに国道沿いのドライブインといったレストランだ。
我々は入店して席に通された。
ウェイトレスは皆地元のオバちゃんで親切な感じだった。

Tはテリヤキソースのステーキを、私は玉ねぎ付け合わせのステーキを注文した。
アメリカでは一般的なのかもしんないけど、主食をパン、ライス、マッシュドポテトから選ぶことができる。

マッシュドポテトが主食なんですよ!
まず日本ではあり得ない!
面白いな〜と思いマッシュを注文。

程なくしてマッシュドポテトが運ばれてきたがでかい!
サーティワンのアイスの5〜6倍の大きさの塊が二個ある。

[1]

日本のマッシュドポテトに比べてきめ細かくてなんか甘い。

マッシュドポテトをつまんでるうちにステーキ登場!
うおっ、肉がでかい! そして鉄板で焼かれてて美味そう!

[名称未設定2]

Tの照り焼きソースステーキ↓

[名称未設定4]

 

ステーキにはオニオンスライスがまんべんなくまぶしてあり、ソースはかかっていないのだが塩こしょうのみの味付けで、素材本来のしっかりした牛肉の味と玉ねぎのジューシーさが口の中に広がった。
うん、美味しい。

でかいと思ったが食べてく内にどんどん美味しくなり、こりゃ食べ足りないくらいかと思いふとTを見ると肉を半分くらい食べたところでまるで活動限界を迎えた初号機のようにナイフとフォークが止まっていた。

Tの目は完全に戦意を喪失していた。

 

おいっっ!! w めっちゃ残っとるやないかい!!w

 

「もう食べれない!! もうハワイのステーキには満足した!!」と言っていて満足するの早すぎるだろ!と思ったがなんとか完食したようだった。

そしてアメリカの良き古きレストランのようなオバちゃんウェイトレスのサービスを体験した我々は、お勘定を終えてチップを払い店を後にした。

 

 

いい時間になってきたので我々がハワイにいる間ステイする「ハワイプリンスホテル」でチェックインをした。
ハワイプリンスホテル、どんなホテルかと思ってましたが日本のプリンスホテルよろしくとても快適ないいホテルでした。

部屋が23階でオーシャンビューだし、ベッドもでかくてフカフカで最高!

 

[ bed]

 

[名称未設定6]

 

そんな中、ハレクラニという超高級ホテルに泊まっている新郎Sから驚愕の写真が送られてきた。

2015-09-26 10.35.02

 

ひえぇっ!! なんじゃこりゃあーーーー!!! 次元が違うw

 

気分を良くした我々は荷物をおいてワイキキビーチに泳ぎに行く事にした。

 

ホテルからワイキキビーチまでは結構距離があるのだがなぜか徒歩移動がデフォルトになった。

 

街を歩いていて思うのがマジで日本人が多いという事だ。 そりゃ現地の人もたくさんいるのだが肌感覚的に半分強は日本人だ。

そして日本語の通じる率がハンパない。

ハワイは全米屈指のリゾートだとは思っていたがハワイにおける日本人の影響力の大きさに驚愕した。

 

 

歩きに歩いてビーサンの鼻緒の部分に血が滲む頃、ワイキキビーチに着きました!

[名称未設定7]

クロスアロハポーズを決める私とワイキキビーチ。

 

超有名なビーチだと思うが、ピーク時の湘南のような激混みって感じではなく非常に適度な人口密度だった。

いや〜海はちょうどいい水温で泳いでいるとめちゃくちゃ気持ちいい!

 

Tとは荷物の見張りと泳ぐのを交代交代でしていましたが、なんなら荷物の見張りの方が楽しかったです。

なぜかって? それは景色がいいからですよ!!^_^爆

まぁここぞとばかりにサングラスを有効活用して眼前に広がる光景を時を忘れて楽しませてもらいました!!

いや〜ワイキキビーチって、本当にいいですね(水野晴郎風)

ちなみに私は一切日焼けしたくなかったのでSPF+50の日焼け止めを練りたくって泳いでました。

しかし何故か浅黒い肌が更に浅黒くなりました。

 

 

 

そんなこんなでハワイでの幸先いいスタートを切った我々は一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びた後長旅の疲れか時差ぼけか、気づいたら寝てしまっていた。

 

ふと目をさますと、なんと21時やんけ!!
3〜4時間眠りこけてしまい、夜ご飯に完全に出遅れた我々はマックに行きましたw
本場のマックはバンズとドリンクがでかかった、、、ポテトは日本と同じサイズだったけど。

 

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クリスプチキンバーガーみたいなやつ。 バンズがでかい。

 

完全にやってしまった我々はABCストア(ハワイのコンビニ)でビールとつまみを調達して一杯やりながら翌日の計画を練った。

 

夜は新郎新婦、新婦友人@ハワイとディナーをする予定になっていたので、朝は早く起きて2〜30km先のカイルアにある有名パンケーキ店「ブーツアンドキモズ」に行きマカデミアソースのパンケーキを朝食に食べるという女子力MAXな計画を立てた。

我ながら見事な女子力である。

そしてワイキキに戻ってからウルフギャング・ステーキハウスのハッピーアワーを狙って最上級の肉を食う。

あれ、食ってばっかりだ。
そして空いた時間でおみやげを買う!
カンペキ。

 

朝早く起きるために我々は早速ハワイアン・スリーピングタイムに突入した。
翌日我々を待ち受ける試練を知らずに、、、

 

 

***DAY 2***

 

なぜか私が6時にセットしたアラームは鳴らなかった。 日本時間でセットしていたからかもしれない。

それでも予定時刻に起きれたのはTがたまたま目を覚まし、時間を確認しようとスマホの画面を見たら「6:00」だったからである。

「うおっ!! 俺の体内時計やべぇ!!w」

奇跡的に予定通り起床した我々はカイルア行きのバスが発着しているアラモアナセンター内のバス停に向かった。

youtuberの人の動画で丁寧に解説されていたため容易にバス停を見つけることができた。


バスは2ドル50セントを乗車時に運転手さんに払えば乗れます。

ただしお釣りでないのできっかり準備する必要あり。

この日は月曜だったため出勤する人や通学の学生でバスはすぐに混雑し始めた。

 

バスはハワイの内陸を突っ切りホノルルと対岸のカイルアにむけて、高速バス並みの速さで走行した。
ハワイ内陸は本当に青々とした山ばっかりののどかな風景が広がっていた。

3、40分ほどしたらカイルアに到着した。
バス停から更に5分ほど歩いた場所に「ブーツアンドキモズ」はあった。

ブーツアンドキモズを目視した我々は足を止めた。

あっ、な、並んでるっ!!

 

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8時前に着いたのに既に店の前には長蛇の行列が!
しかも見た感じ皆日本人観光客だ!w

 

後々聞いた話だが元々地元の人に人気があり、その評判が日本人観光客の間で話題になりここまでの人気になったらしい。
いまや日本人観光客だらけで地元の人がはいりづらくなっているという。。

 

大体20人くらい店外で並んでいたが皆予約は済ませているぽい。

店内で食べるよりテイクアウトにしたほうが早く済みそうだった。

とりあえず店内に入り(主にジェスチャーで)受付の人に注文し会計を済ませようとすると、パンケーキは一つしかオーダーされてないようだった。

 

拙い英語で「ふたつがいいんだけど」と言うとオバちゃんが

 

「でかいからひとつで十分だよ。 Don’t waste your money!」

 

とサバサバしたことを言うので、アドバイスに従いひとつだけにした。

30分くらいかかると言われたので店の外で気長に待つことにしたが、ものの3分でテイクアウトのパンケーキが出てきたw

これがブーツアンドキモズのパンケーキだ!

 

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確かに、、、うまい!
これはアツアツの状態で食ったほうがいい。
パンケーキ自体は普通だったがこのマカダミアナッツの特製ソースがめっちゃうまい。
なにか癖になりそうな味だ。

量はわりかし多いので確かに二人でひとつくらいが丁度いい塩梅かもしれない。

 

我々は目当てのパンケーキを平らげると早々にカイルアから引き上げた。
ハワイのパンケーキ量がめっちゃ多いんだよね。

 

※この時バス停の場所を間違えてバスが来ない場所で40分ほど待ちぼうけしてしまった、、、基本的にこの看板がある所には絶対バスがきます!

 

カイルアから出発地のアラモアナショッピングセンターに戻った我々は、私のたっての希望でお土産購入タイムに入った。

ド定番のハワイアンホストのチョコを買ったのだが、結局ABCストアで買ったのでアラモアナじゃなくてもどこでも買えるっていう・・・・

また頼まれていたホノルルクッキーカンパニーのクッキーも買う事が出来た。

クッキー試食したけど、素朴で味がしっかりしてておいしい!!

ホノルルクッキーストアの前で立ち尽くす私

 

2015-09-26 10.33.52

 

お土産を購入し安心した我々は最高の朝食を堪能したあとは最高のランチだ!と言わんばかりにハッピーアワーを狙ってウルフギャングステーキレストランへ向かった。

 

ちなみにウルフギャングステーキレストランが入っている建物の前にある屋台のシェイブアイス(ハワイのカキ氷)がおいしい。
日本のカキ氷とは明らかに違う。
ソースは果物の味がしっかりしており、マンゴーの果肉とかナタデココみたいなやつとか具が盛りだくさんだ。味にうるさい Tも絶賛していた。

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そんなこんなでウルギャンについた我々。
ちょうど12時くらいだったが奇跡的にあまり混んでいないようだ。
受付をして待ち時間なしでカウンター席に通される。
前回の教訓からひとつのステーキを注文してシェアすることとした。

また単品ディッシュは結構お値打ちなためアヒポキ(マグロの漬け)とハンバーガー・ポテトを注文。

とてもスタイリッシュでバーテンダーのような店員さんの接客が気持ちいい。
さすがサービスも一流である。

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まず一杯いただきました! 乾杯!

 

ハンバーガー・ポテトが7ドルくらいの割にめっちゃクオリティ高くてうまいと思って食べていたら真打のステーキが登場!!
待ってました!

 

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うっひょー!!
アツアツの皿に乗せられた厚切りのビーフの塊が運ばれてきたーー!!

このお肉を店員さんが丁度いい大きさに切り分けてサーブしてくれました。
見てぇ〜このお肉〜 まるで宝石のようや〜ウットリ

 

一口食べて実感した。これは今まで俺が食べてきた肉とは格が違うと。
肉の質の良さはさることながらかかっている手間が違う。

中は柔らかいのに表面はカリカリで程よい塩加減。 素材の本来のうまみを最大限引き出している感じだ。

 

私はハワイが生んだ自然の恵みと一流の料理人の手間暇かけた技術の結晶に感謝し、おもわず「アロハ」と手を合わせてつぶやいていた。

極上のランチを味わった後、お会計を済ませて帰ろうとすると店員さんがきまり悪そうに日本語で「スイマセン」といい伝票ホルダーを差し出してきた。

なんだろうと見るとそこにはチップの基準料金表が! 最低15パーセントらしい。

チップのルールがよくわからず大体1ドルくらいをいつも出していたのだが、一流店はサービスも一流なのでチップも相応らしかった。

 

ひとつ勉強になった私はお店入り口でアロハポーズを決めて写真をパチリし、ウルフギャングを後にした。

 

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その後我々は昨日行ったワイキキビーチに再び訪れ、サーフボードを借りてサーフィンをした。

が、ズブの素人で身体が固くそんなに運動神経があるわけでもない私がいきなりサーフィンできるわけもなく、見よう見まねでサーフボードにまたがり波間をパチャパチャ3往復ほどパドリングした所で「無理」と悟り、早々にサーフボードを返却して平泳ぎに移行した。

 

ほどよく運動した我々はホテルに戻りベットに寝っころがりながらメジャーリーグ中継などを見てリラックスし、ディナーまで時間をつぶした。

 

新郎友人Sが予約してくれたレストランはなんと我々が宿泊していたホテルから歩いて3分のヨットハーバー沿いにあるオシャレなシーフードレストランだった。

 

ギターの生演奏もあり、ヨットハーバーからそよ風がふきこむ窓際に近い席で、新郎友人Sと新婦Aちゃん、Tと四人でレストラン自慢のシーフードに舌鼓をうち、白ワインを飲んだ。

 

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そのうち話はSとAちゃんのお互いの第一印象、馴れ初めやいつ結婚しようと思ったかなどに及んだ。

Tが「やっぱり今日プロポーズありそうだなとかわかるの?!」などぶっこんでいるうちになぜか男は初キスよりも初めて手をつなぐほうが緊張するという話になった。

 

初めて手をつなぐ際の男の心境を顔芸で表現した結果、Aちゃんにバカウケしたのでこれは今後合コンがあった際に使おうと思った。

 

こうして結婚式前夜は更けていった。

 

 

***DAY 3***

 

とうとう今日は結婚式当日だ。
12時に新郎S家が泊っているホテルに送迎バスが来るとの事なので、Tと私はアロハシャツを買った後、朝食を食べてホテルにむかうことにした。

 

道すがらちょうどアロハシャツを売ってる洋服店があり入ったところ、日系のオバちゃんに「コッチ4ドル、見ルダケ」とおすすめされたコーナーにアロハシャツがたくさんかかっていた。

なぜかTと私はお揃いの赤いアロハシャツを買うことにした。

レジに行ってお会計したら15ドルだった。

おばちゃん、、、ハメやがったなと思ったが旅の恥は掻き捨てという事で我々は無事アロハを調達した。

ホテルにほど近い場所にある有名パンケーキ屋「エッグスンシングス」で朝飯を食う事にした我々三十路男二人。

 

この店は一階で予約だけ済ますと呼び出しベルを渡され、順番が来るとベルが鳴り二階の席に通されるシステムのようだ。

案の定ここもお客さんは大体日本人であり日本語のお土産コーナーまであった!

ベルが鳴り二階に上がって席に座った時、一階の待合席にカメラを忘れた事に気付いた私は急いで取りに行った。

すると近くに座っていた日本人家族に「さっきカメラをこちらに忘れてましたよね? 店員さんに渡しましたよ! 」と声をかけられた!

ありがとう! やっぱ日本人親切やな!
日本語通じるって素晴らしい!
ハワイ最高!と思いながら二階レジに行くとそこにカメラが置いてあった。

店員さんに「ザ、ザットイスマイキャメラ、、プリーズ・・」というと訝しげな顔で「

本当にあなたのカメラ? 証拠は?」

「カメラのブランドは何?」

と聞かれ、

「そ、そんな! いくらちょっと俺が挙動不審だからってひどい!」

と思った瞬間、店員さんの顔に満面の笑みがひろがり

「ハッハッハッハ!! イッツアジョーク! ヒアユーアー」

と言われカメラを返してくれた。
店員さんグルでドッキリを仕掛けられたみたいだ。

なんだよービックリしたー!!(◎_◎;) 思わず笑ってしまった。
しかしこういったお茶目なところもハワイアンの魅力であろう。

 

Tはバナナのパンケーキを頼み、私は店員オススメ!とあったポルトガルソーセージと卵とスムージーをオーダー。
しばらくしてプレートが運ばれてきた。
バナナパンケーキを見て一言思ったのは「クリームデカすぎ! 」
まるでマッターホルンの山頂のような生クリームがパンケーキの上に鎮座しているのだ。
しかもパンケーキは五枚もある。
Tは二枚しか食えず私も二枚食べたが一枚は残してしまった。
ハワイといえどさすがアメリカ、パンケーキと侮ることなかれ。
これを完食するには相当強い意志を持って満腹中枢をバカにするしかない。
ポルトガルソーセージと卵は、スクランブルエッグがフワフワでとても美味しかった。

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最高の朝食を終えた我々はS家が宿泊するホテル・ハレクラニに向かった。

ハレクラニは見た目そんなに派手な大きなホテルではないのだがめちゃ有名な高級ホテルらしい。

 

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確かにロビーにあるソファーに座っているだけで自分がVIPになったかのような気分に浸れた。 一銭も払ってないけど。

迎えのバスが到着する時間になり集合場所に行きS家家族と合流、まさにその時新郎Sと新婦Aちゃんも迎えのリムジンに乗り込む所で、二人を見送ったあとバスに乗車。

 

シェラトンでAちゃん家族をピックアップし、向かうは西海岸のホヌカイラニ・コオリナ・プレイス・オブ・ハワイ。

 

ドライバーのジェフさんはめちゃめちゃ日本語が上手くて、はとバスみたいにハワイの観光案内をしながら所々面白い話をして笑かしてくる、サービス精神の塊のような人だった。

道中、外に見えるダイヤモンドロックやパールハーバー、日立CMのこの木なんの木を紹介し、面白いエピソードを披露してくれた。

 

「日本のマンゴー、一万円もするなんて言ったらハワイの人誰も信じないよ。マンゴーは至る所になってて拾って食べるもんだから」

とか

「この木なんの木、ハワイではそこら中になってて珍しくもなんともないんだよね。日本人ばっかこぞってこの木見にくるからハワイの人皆不思議がってるよ。ちゃんとHITACHIの木って言われてるよ。」

 

ジェフさんのオモロなトークを聞いているうちにホヌカイラニに到着。

ディズニーのリゾートもある静かで自然豊かな素敵な場所だ。

しばらく控え室で待機していた時、Tと私の赤いアロハシャツまさかのペアルックが両家の好奇の視線にさらされていた。

時間になり、挙式の礼拝堂に通される我々。

シンプルだが神殿が全ガラス張りで正面の海を一望できるとても神秘的でドラマティックな礼拝堂だ。

挙式の時間になり、新郎Sが入場してきた。

タキシードがきまっているSが入場してくる際に、気のせいかSは笑いをこらえているように見えた。 いや、気のせいではない。

口がV字になり不自然に膨らんでいる。

私もその所作がおかしく吹き出しそうだった。

なぜだろう、近しい友達の晴れ舞台は普段の姿とのギャップにいつも笑いそうになる。

そうして新婦Aちゃんもご両親に伴われ入場。 結婚式1番の感動場面のハイライトだ。

二人のギタリストのアコギ生演奏とオペラシンガーによる聖歌独唱で荘厳な雰囲気に包まれる中、長い髪をSAMのように後ろでしばり普段はサーフィンをやってそうないかにもハワイアンの神父さんの導きのもと、二人は誓いのキス・指輪交換を行った。

神父さんの慈悲深い、深みのある笑みをたたえた表情が印象的だった。

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チャペルの正面にあるプライベートビーチ。 贅沢すぎる

 

そうして挙式はつつがなく終わり、記念撮影後チャペルの外に出て、新郎新婦のために出席者が花道を作り、両手いっぱいの花びらを高く投げ「おめでとう!!」とお祝いした。
そう、これがフラワーシャワーである。

その後ハワイらしい演出だが、新郎新婦から家族友人に対してレイをかけてあげてビックハグをするというイベントが行われた。

ハワイの空港についたらフラガールからレイをかけてもらいキスのプレゼントというステレオタイプな妄想をしていた私にとって、レイをかける機会があるだけでいたく感激した。

その後、ビーチをバックに記念撮影した後、我々は披露宴会場に行った。

披露宴会場では新郎新婦がかわいい似顔絵のメッセージフォトを用意してくれていた。

最近若い女の子がかわいい似顔絵をアイコンにしているのを良く見るがこれはサンリオの「ちゃんリオ」というアプリで作れるらしい。 私のちゃんリオは顔の特徴を捉えていてとてもよく似ていた。

いや、むしろ私の顔に特徴があってこういう似顔絵すごい作りやすいんじゃないか??

Sのお父さんだけどうしても似せられなくて二枚メッセージフォトがあったのは笑った。

 

 

その後、Sが立派に主賓としての挨拶をし、私はなぜか前日に指名され、乾杯の挨拶をさせて頂いた。

両家の家族の前でなぜ私がこんな大役を?と思ったが必死に挨拶を考え、大きな声で明るく挨拶をしようとした。

しかし、緊張とどれくらい尺あるの?という所で焦り、言いたい事の半分も言えないうちに超早口で乾杯の挨拶になだれ込んだ。

もうちょっとゆっくり喋れればと、、、
プチ後悔である。

 

料理が給される前にまずシェフのメッセージビデオを最初に流していただけあって、料理は素材の味を十二分に引き出していて、見た目も美しくとても美味しかった。

シェフは日経二世の方らしいが、前レアルマドリード監督のカルロ・アンチェロッティにとてもよく似ていた。

ミドルからお年寄りくらいになると、アジア系もヨーロッパ系もおどろくほど似る人出てきますよね。

 

料理を食べながら会話を楽しむ中で、私が結婚もしていなく彼女もいないというお決まりの話になった。

「いや〜日本じゃモテないからハワイのほうがモテるかもな〜!!」と言うと、ハワイ在住のAちゃん友人Mちゃんに「いや、多分モテないですよ」とバッサリ。

はうっ!!  ハッキリ言ってくれてありがとう・・・

Mちゃんいわくハワイの男性はやさしいのは当たり前で、とても積極的で女性をリードするのがうまいとのこと。
かつ筋肉ムキムキでカラダもたくましいとか。

 

まじか、、そりゃモテんわけだわ、、惨敗ですよ!! ハワイ男性の爪の垢を煎じて飲みたいくらいです!!

日本には草食系・絶食系男子が跋扈してるからなぁ〜。

やっぱりレディファースト+アグレッシブ+セックスアピールですね!
勉強になります!

 

そんなで楽しい時間はあっという間に過ぎ、終わりの時間が近づいてきた。

今回両親への感謝の手紙とか感動系の演出はなく、終始笑顔でなごやかな会だった。

両家の家族の方ともたくさん会話させてもらい、まるで自分も家族の一員になったかのようなとても楽しい時間を過ごした。

会場のサーバーの方々もとても素敵な方々ばかりで、飲み物を頼む時「Oh, This beer? OK,fantastic!」とかビール頼んだだけでファンタスティックとか言ってもらえてとても楽しかった。

 

会場の外で新郎新婦に見送られながら帰りのバスに乗り込み、会場を後にした。

 

 

二人の門出に立ち会えた満足感とともにハワイ旅行もそろそろ終わるのだという一抹の寂しさを感じながらハワイの自然豊かな景色を眺めていた。

今回初めてハワイにきて一番感じたこと、海や料理の美味しさ、リゾートとしてのリラックスした空気感も素晴らしいのだが何よりもハワイの人が素晴らしいのだ。

 

皆サービス精神に富み、人柄がとっても素敵だ。 素敵な笑顔で「アロハ〜、マハロ〜、エンジョイ〜」と言われるとこちらも自然と微笑んでしまう。
ハワイの人々は、関わった相手を幸せにする不思議なパワーを持っているのだ。

 

そしてハワイの人はとても勤勉だ。のんびりしたイメージがあったが皆ほんとうによく働いている。

仕事して疲れている中でもきらめく笑顔と相手に対する優しさ・気遣いを忘れない。
人としてとても大事なことを教わった気がした。

私は今回の旅行のことを忘れないだろう。 そしてまたいつか必ずハワイを訪れるだろう。

ハワイの人々の屈託無い笑顔にまたきっと会いに行くだろう。

人を惹きつける不思議な魅力がハワイにはあるのだ。

今回素晴らしい経験をさせてもらったハワイとハワイに住む人々に最後に一言だけいってブログを結びたい。

 

アロハ、マハロ、アイルビーバック!と・・・

 

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Fin.