こんにちは。masakuroyです。
私が熱烈なSPA!信者であることは読者の方々はよくご存知だろうが、SPA!で紹介されたものを購入したり試してみたりすることが多い。
今回もSPA!に掲載されていた「ヴィクター・マン展」という展覧会に心惹かれた。
「生と死のサイクル」について考察 ヴィクター・マンの日本初個展
1974年生まれのルーマニアの画家の人らしい。
伝統的な絵画様式を踏襲しながら現代的なアプローチの絵画作品・・・。
ハイ、そういう絵画が大好物の私です。
もう紹介されてるセルフポートレートの雰囲気がくらいことくらいこと。
人の顔なのに青銅色みたいな色だし顔色悪いなんてレベルじゃないわけですよ。
もうこういうダークさ・オルタナティブさ、よだれが出てきちゃいますね。
やはり屈折したmasakuroyの心の中の心象風景と共鳴してしまうんでしょうね。
フランシス・ベーコン、ヴィルヘルム・ハンマースホイのような不穏さや不気味さを醸し出す作風になんとも惹かれました。
早速行ってみることにした。
場所は原宿の”BLUM&POE“というアートギャラリー。 なんと無料。 素晴らしい。
ティーンの女の子が溢れかえるイメージがある原宿駅で降りる勇気がなく副都心線の明治神宮前から行くことにした。
竹下通りにぶつかる途中のビルの5階が会場のようだ。
エレベーターに乗り扉が開くとすぐギャラリーだったのでびっくり。
いつも美術館しかいかないんだけどギャラリーってこんな感じなのね。
無料のギャラリーなので一部屋に何点か作品が飾ってあるだけの構成のようだ。
おぉ・・・・!
やだ・・・
なんて上質で贅沢な空間なの!・・・・・
しかも写真撮っていいか受付のお姉さんに聞いたら笑顔で「OKですよ!」って・・
至高やないかい!
外は原宿駅目の前・・・・
なんという素晴らしい立地なのだろう!
この至高のアート空間にいるのは私一人(たまたま)。
冬の自然光が屋内の白壁を明るく照らし出し、たっぷりとしたスペースに掛けられるやや小ぶりな絵画に描かれた人物(おそらくヴィクター・マン本人のセルフポートレイトであろう)が物憂げな瞳で何かを問いかけている。
極上な空間、独り占めッ!!!
にやつきながら小さくガッツポーズする私に受付のおねえさんはもしかしたら受話器を手に取り「110」を押しかけたかもしれない。
正気に返り壁にかけられている作品をゆっくり時間をかけながら鑑賞し、満足した私はお姉さんにお礼を言い会場を後にした。
いやーたまたまだろうけど他にお客さんがいなかったのがすごいよかった。
もともと12月22日までだったらしいけど好評なのか会期が1月末まで延長されるらしい。
無料でこんな贅沢を味わえる空間はなかなか無いよ。
しかしヴィクターマンの絵画には心惹かれた。
会費かかるやつでいいのでぜひもっと大規模な展覧会をやってほしいなぁ。
フアナ・モリーナの音楽がヴィクター・マンの絵画の雰囲気にぴったりマッチしそう。
それでは本日はここまで。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。