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  • キャバレー新栄〜動員ぐまいうぇいどやさ〜

    キャバレー新栄〜動員ぐまいうぇいどやさ〜

    こんにちは、masakuroyです。

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    今日は祝日を利用して南極大陸に遊びに来ています。

    さっき偶然ゴマフアザラシの子供を捕まえましたよ。

    よーしよしよし、いい子だ! モフモフでフカフカだー、あー気持ちいい!

    甘えてきてかわいいやつだなぁ〜

    近場で、気軽にちょっと自然を満喫したいなぁという時には南極大陸がオススメですよ!

     

     

     

    ウソです。

    上の人は私ではありません。髭と顔の濃さは似てるかもしれませんが。

     

    さて本題に入ろう。

    先日、会社で一緒に仕事をしている他部署の人から「本部長がバンドをやっていて、ライブがあるから見に来てほしい」と頼まれていたので行くことにした。

    そう、これが俗にいう「ライブ動員」というやつである。

    ライブハウスを貸し切るのには相当な金がかかる。

    その費用を回収するためには観客をたくさん集めなくてはならない。

    そうしないと自己負担金額が多くなってしまうのだ。

    私もいっぱしのサラリーマンとしてここは協力しなくてはならない。

    ライブを見に行くのはひさしぶりだし、会社のゴルフコンペに出るよりは遥かにマシである。

    また、もうひとつたのしみなことがあった。

    私の先輩であるOさんが当日のDJをするというのでそれを見たかったということもあった。

    先輩は「DJ OZZY」という名前で当日のライブステージの選曲を担当するというので、普段のイメージと違う彼を見るのが楽しみだった。

     

    そして土曜日、私はライブが行われる新栄まで足を運んだ。

    新栄は栄と千種の中間にあり、飲み屋やら風俗やらライブハウスが多い雑多だが楽しい街である。

    東京でいうとなんだろう・・・下北沢みたいな感じなのかな?

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    ライブ会場の前にあるイーゼル。

    「いっちょかみん」というバンド名である。メンバーはコッテコテの大阪人らしい。

    「いっちょ噛む」とは大阪弁で「なんでも首をつっこむ」という意味らしい。

    まぁバンド名の意味としてはアーリーアダプターということだろう。  ちがうか。 ちがうな。

     

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    ライブが始まる前のライブスペース。 暗くてなんか怪しい感じ。

    ドラムを見ると腕が鳴るぜ!

    実はmasakuroyはドラムをやった経験がある。

    バンドがやりたくて、ドラムを叩けるようになりたいと思いヤマハ音楽教室に通っていたのだ。

    しかし、定年後の趣味にやっていたおじさんと文化祭でバンドを組むつもりの中学生の女の子とのグループレッスンで、基礎だけ習ったら「レッスンつまんねぇな」と思い始め、一ヶ月くらいで辞めてしまった。

    その後はスタジオで自分が叩きたい曲をYoutubeで見ながら見よう見まねでやったり、素人ライブに参加してど下手くそながらドラムを叩いたりしていた。

    その内、友達とその素人ライブイベントで皆でパートを練習して出ようぜという話になり、秦基博の「グッバイアイザック」という歌のドラムを担当したのだ。

    途中まで順調に叩いていたのだが、なぜかいきなり自分がどこのパートを叩いているかわからなくなり、「あれ?あれ?やばい」となってしまい盛大にリズムを見失ってしまったのだ。 その後の皆の冷たい視線は想像に難くない。

    ライブをする時にもっとも大事なのはドラム・ベースのリズム隊だ。それは間違いない。

    ギターなんてちょっとトチったところで曲はこわれない。

    しかしドラムがトチりだすと曲がすべて台無しになってしまう。

    ボーカルもドラムの音を聞いてリズムを把握しているからだ。

    そんなこんなで前にライブで失敗したトラウマから二度とあのドラムセットのイスには座りたくねぇぜ。w ドラムセットを見ただけで吐きそうになってしまうww

    話が横道にそれてしまった。

    そして僕はお目当てのひとつだったO先輩のDJを目の当たりにした。

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    きゃー、DJ OZZYかっこいい! Mac Bookのアップルロゴが光ってるところだけでかっこいい!!

    これはDJの必須品ですね。

    O先輩は高価なDJ機材を購入し、DJをしたくてうずうずしていて、あらゆるイベントにDJとして顔を出しているらしかった。

    DJかっこいいわ。こりゃDJ女の子にモテるわけだよ!

    踊り続けさせてDJ、M-Floって感じですな(謎)

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    そしてこの日のメインイベント、「いっちょかみん」のライブが始まった。

    バンドはファンクというジャンルらしく、とってもファンキーなグルービーを聞かせてくれた。

    オジさんバンドとナメていたが、演奏力が素晴らしくプロなんじゃないかというレベルだった。

    ドラム、ベース、キーボード、ギター全てのパートのスキルがとても高く、非常に質が高く安心して聞ける。

    その上、いきなり舞台袖から派手なお姉さん、もとい女性シンガーが登場し会場の熱気がにわかに増してきた。

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    大盛り上がりの観客席。 決してこれはヨイショやサクラではなく、単純にライブが楽しいから盛り上がっている。 まるでキャバレーのようだ。

    メインMCをつとめるのは中央のシンガーの人だが、さすが大阪人、つなぎのMCがめっちゃオモロい笑

    「名古屋の皆さんノリがええな〜、めっちゃ気持ちよくって汗ばむわ〜」とかどっかで聞いたようなネタだな笑 なんでちょっとエロい感じで言うねん笑

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    まるでスペインのフラメンゴダンサーのような情熱的な歌唱を見せる汗ばんでるお姉さん。

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    おおっ!観客席におりてきた笑 すごいファンサービスだ!! さすが大阪人ノリがちがう笑

     

    「どやーっ!! これが本場のどやさファンクやで〜 どやさどやさー!!」

     

    やたら”どやさ”という言葉を連呼していてどういう意味かわからなかったのだが、どうやら今いくよ・くるよ師匠のネタで「どうなの?」「どうよ?」という意味らしい。

     

    こうしてライブは大盛況のうち幕を閉じた。

    動員されて来たライブではあったけど、なかなか楽しかったし来てよかったと思った。

     

    ライブ以上に僕は関西人のノリに感銘を受けた。

    やはり関西・特に大阪人はノリがよくエンターテインメント性が抜群だし、人を楽しませるコツも、自分が楽しむコツもよく知っている。

    「難しいこと考えなや!細かいことは気にせんといて人生、いまを楽しもうや〜」ということを教えられた気がした。 このラテン系のノリがとても僕は好きだ。

    とかく人は人生を難しく考えがちである。

    ええじゃないか。人生楽しんだもん勝ちであると僕も思う。

    「どやさ・・・・か」

    僕は帰り道にこの言葉を小さくつぶやいてみた。

    春から初夏にさしかかろうとしている季節のさわやかな薫風が、とても心地よい夜だった。

     

    僕もこれからいろいろいっちょ噛んでみるか。 どやさどやさ!

    Fin.