私はカフェが好きだ。
休日の昼下がりにカフェで本を読んだり、ノートパソコン(マック・ブック・エアー)でネットサーフィンや作業をするのが好きだ。
出かける時はカバンにマックと本7〜8冊+新聞+週刊誌〜持って家を出る。
たぶん重量にして5kg超くらいあるのではないだろうか。
そんなに本を持って行って読めるはずない?
その通りだ。 読めるはずがない。
だけど外出先で「あっ、この本持ってきたけど家に置いてきたあの本が読みたいきぶん!」となったらどうする?
楽しいはずのクレイジー・アフタヌーン・アット・カフェが台無しになってしまうではないか。
備えあれば憂いなし。
どの本が読みたくなってもいいようにあらゆる可能性を考慮し万全の対策をした上で、5kg超のカバンを持って家を出る。
名古屋駅近辺で電源とWIFIが使えるカフェ(ベストプレイス)を探して街を練り歩く。
「名古屋駅近辺で電源が使えるカフェ-NAVERまとめ」で目星をつけた店に行くがことごとく席が空いてない。
なんでどこもかしこも満席なんだ?
せっかくの土曜日なのにすることがないのか?
ヒマなのか?
キュウソネコカミの「サブカル女子」という曲のなかで「Mac片手にスタバでCoffee」という歌詞があるがその通りやないかい!
そろいもそろってカフェで女子お茶会やってだべってるんじゃないよ、名古屋巻きスイーツがー!!(爆)
心の中で暴言を吐きながら電源カフェを求めて彷徨った。
歩いてるときにカバンが腕に食い込んで痛い。
たまに持つ手を交換するが、学生のときに理不尽に持たされた重い教科書入りのカバンを思い出す。
そして南口にあるあんまり混んでないという情報があった電源カフェに一縷の希望を託して行った。
入ってみると意外に混んでない! 座れる!
ついに安住の地を見つけたと思いながらマックをコンセントにつなぎWIFIに接続しようとした。
あれ、接続できない?・・・
なぜかフリースポットWIFIも自分のモバイルルーターも接続できない。
強力な磁場でも出ているのか?
都会の中のバミューダトライアングルなのか?
うだうだやってるうちに「ダメだこりゃ」と思い店を出ることにした。
時には諦めも肝心だ。
行き詰まったら違う道を探すことも大事なのだ。
確かに重い荷物を持って散々歩いた挙句、本来の目的(クレイジー・アフタヌーン・アット・カフェ)は達成できなかった。
しかし5kg超の荷物を持って3〜4kmウォーキングしたと思えばいい筋トレ・エクササイズになったではないか。
時にはポジティブな視点から物事を捉えられるのはビジネスパーソンとして必要不可欠な素養だ。
こうしてひとつ学びを得た私は家に帰ることにした。
結局持ち歩いた本は一冊も、1ページも読まなかった。
いい運動をしたが、カフェでブラウニーを食べてしまったので消費カロリーは相殺されたな。
合掌