やーよ!!
どーも〜、GENきん、・・・あっ間違えちゃった〜 masakuroyです!!
最近私には悩みがあるのです・・・
まことしやかに囁かれる「masakuroyゲイ疑惑」です。
今年入社したばかりの後輩(男)から飲みの席で
「masakuroyさん、女性のこと好きですか?・・(純粋な瞳)」
といきなり聞かれる始末・・・
おいっ!!笑 どういうことだよ!!笑
いきなり失礼だろその質問!!笑
こちとられっきとしたノンケだわ!笑
言っとくけどな、初対面の女性と話すときなんて恥ずかしくて目を合わせられないくらいの硬派なレベルなんだよこっちは!!笑
その質問に対して私も
「えっ?・・・ど、どういう所を見てそう思ったの??(ドギマギ)」
と返したもんだから上司から
「masakuroy、お前そこしっかり否定しとけよ!!w なんかガチッぽいだろww」
とツッこまれる始末笑
いい歳にもかかわらず浮いた話がなさすぎると、こういうイジかれ方をしてしまうんだなぁと痛感する今日この頃・・・
しかし、こういうゲイキャラでのイジりがそこまで嫌じゃないというか、どっちかというとおいしいんじゃねーかと感じてしまっているところがドM男の性なのだろうか・・・?
うん、そんなに嫌じゃないんだわ、こういう系のイジり笑
そんな中私は会社の先輩に連れられ、ガチの方々がおわす所・ゲイバーに初めていく機会に恵まれた。
名古屋一の歓楽街・錦の一角にそのゲイバーはあった。
錦にはスナックとかが入っている雑居ビルがたくさんあるのだが、どの店もマンションの一室みたいな感じだし、どんな店かもわかりにくいので一見さんには極めて入りにくい。
こうやって人づてに連れてきてもらう形じゃないと自分から行くことはまずないであろう。
入り口に入ると中には会社帰りのサラリーマン達や、若い女の子2人連れがオネエの方々にお酌されながら楽しそうに飲んでいた。
カウンターに座ると、早速「あら〜、●●ちゃんじゃな〜い、こないだはありがとね〜!!」とお兄さん、もといオネエさんが接客しに来てくれた。
「あら〜、●●ちゃんの後輩? よろしくね〜! いい男じゃな〜い! ちょっとあんたシャツのボタン外しなさいよ!」
と挨拶して10数秒でいきなりシャツの第2ボタンを外されそうになった。
その人Kさん(仮名)はパッと見ホストっぽい感じの爽やかなイケメンなのだが、仕草や口調は完全にオネエ調だった。
「じゃあ〜一杯いただきま〜す!! カンパ〜い★!!」といって乾杯して、お酒を飲む手は芸術的なほど30度の角度で小指が見事にたっているではないか笑
私は顔も髭も濃いめで、しかもラグビーもやっているもんだから肩まわりとかが若干がっちりしているため、まさしくオネエの方々サイドから見れば好かれる要素を持っているまさに「原石」的な扱いだった。
そう、野球で言えばホームラン30本、盗塁30、打率3割を超える「トリプルスリー」を達成したヤクルト山田哲人、ソフトバンク柳田悠岐レベルの逸材だった。(そんな訳はない)
「ちょっと〜、masakuroyちゃ〜ん、手貸して〜!」
と言われて手を合わせたり、親指を握られたりしたと思ったら、
「絶対あんた●●●デカいわね〜!! これは検査しなきゃいけないから一緒にトイレ行きましょ〜!!」
と夜の世界ならではの下ネタのオンパレード笑
男が言ったら200%引かれること必至のお下劣発言も、オネエの人達が言うと爆笑の渦が巻き起こるのだ!
オネエの人達のトークといじりが超絶面白くて、
「ぼくイジられるの結構好きなんで、どんどんイジってください!!笑」
というと、
「えっ・・!? ちょっと〜!! やだ〜もうビックリしたぁ〜!!
イジっていいっていうから、カラダのほうをイジっちゃっていいってことかと勘違いしちゃったじゃな〜い♡!!
オカマの世界には二通りの意味があるんだから、言葉に気をつけなさいよね〜!!キャー!!」
危ないところだった。笑
言葉の意味をちゃんと捉えて話さないといつ「オッケーサイン」を出しているか勘違いされても不思議ではない。
「日本語って色んな意味があるんだから、気をつけなさいよ、ボク♡」
夜の街の一角のとあるゲイバーで私は日本語の奥深さに改めて気付かされた。
私を連れてきた先輩は水割りのグラスを傾けながらこう言っていた。
「ここにいる人達は相手を楽しませるプロなんだ。 お客さんを退屈させないようにいくつものトークの引き出しを持っているんだよ」
たしかに、男性でも女性でもないこの人達は、どちらにも属さないからこそ男性の気持ちも女性の気持ちも両方理解することができるのだ。
ファッションデザイナーとか美意識が非常に高い人たちにオネエが多い気がするが、それは繊細な感覚を持ち合わせていることと無関係ではないのかもしれない。
そんなこんなで楽しく飲んでいるうちにすっかり酔っぱらって気分が良くなってきてしまい、我々はカラオケで歌を歌いだした。
調子に乗って三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I.」を歌ってランニングマンを踊っていると、短髪で筋肉ムッキムキのママYさん(仮名)に後ろからお尻を触られ続けていた笑
こうして我々は空が白む頃ゲイバーを後にした・・・
ゲイバーは男も女も楽しめる不思議なおとぎの国だった。
ある意味「夜のディズニーランド」とも言えるだろう。
あの空間はある意味「エレクトリカル・パレード」のようなものだ。
落ち込ん出たりする時にフラッときたら元気をもらえるかもしれない。
「ちょっと〜あんた何辛気くさい顔してんのよ〜!? あんたの悩みなんて所詮ちいさな事よ〜!? いいから飲みなさいよ〜!」
などといって励ましてくれること請け合いであろう。
新たな世界の扉を開いた土曜日の明け方、私は「どんだけ〜!?」と心の中で叫びながら深い眠りについた。
Fin.