どうも、masakuroyです。
タイトルの通り旅行に行ってきましたんで、いつもの如く備忘までに書き残しておくこととする。
ことの発端は先週。
タッチラグビーで汗を流した後、Sが
「来週嫁と子供が旅行でいないので、俺も旅行に行きたい。」
と言い出した。
11月5−6日の一泊旅行。
どこにいこーか何人でいこーかなどすったもんだ言っているうち、
SとTと私の三人で熱海一泊旅行に行くことが決定した。
※福岡とか草津も候補に出たがそのうち台湾とかいう目的地も出てきたので全力で止めた。
熱海はアクセスが良くて観光地として充実している、また
「我々も若くないので温泉にゆっくり浸かって2016年を振り返りたい(いささか早い)」
ということで温泉地としても有名な熱海に決定した。
こうして三十路男三匹の熱海弾丸旅行が幕を開けた。
メンバーは妻子持ちで一家の大黒柱、容貌もすっかりパパのS。
また結婚が決まり、残りすくない独身生活を楽しもうとしているT。
そして独身貴族、いや独男のヒエラルキーの頂点に君臨する独身選帝侯(せんていこう)とでもいわんばかりの真性の独身、わたくしmasakuroyの3名である。
三十路を過ぎ家庭も仕事も油ギトギトこってり盛りの男旅をする機会はそうそう多くない。
ーこいつは楽しみになってきた。・・
何かが起きる。ー
そんな予感すら漂っていたー・・・
4日のお昼頃、二子玉川にて集合する我々。
天気もこれ以上ない秋晴れで、絶好の旅行日和だ。 やったぜ!
そして交通手段はさいきんTが購入したminiの“CLUB MAN”でのロングドライブである。
ヒャッホーウ、クラブマンに乗って海岸線のワインディングロードを走っていくなんて、テンション上がるっちゃ〜!!
お、おお、・・・オサレーーー!!!
我々はTが運転するクラブマンに乗り込み、遥かなる熱海を目指した。
・・と言っても熱海はそんなに遠くない。 順調に車を飛ばせば2時間くらいで着いてしまう距離だ。
しかしminiのカーナビは日本製のメーカーみたいに至れりつくせりではない。
たまに高速で分岐があっても案内してくれないことがあり、見事に出口方向に行ってしまった我々はまた改めて高速に乗り直すというタイムロスも発生させたりした。
さすがにドイツ製である。 合理的で余分な機能は一切つけない。
かつルートを外れても再案内はなかなかしてくれない。
そのうち、我々は「miniのカーナビにそこまで頼ってはいけない」という共通認識を持つことになった。
途中海老名のサービスエリアで休憩。
家族連れがいっぱいいた。海老名SA有名だし人気なんだね。
休日の昼下がりののんびりした雰囲気がなんともリラックスインザシティーだった。
ご当地グルメに舌鼓を打つTとSだったが、私は熱海で待っている絶品ランチのためにここでは何も食べなかった。
クールでポップな見た目のminiカーナビちゃん。
しかし日本製のナビみたいにおせっかいではなく、時たま合理的でドライな判断を下すので注意が必要だ。
・・・そんなこんなで小田原厚木道路・熱海ビーチラインを通って、着いたよ熱海〜!!
そしてここが本日我々がお世話になるホテル、「熱海温泉 月の栖 熱海聚楽ホテル」だ!
5階の部屋の窓からはオーシャンビューの絶景が見える! いい部屋や。
このように部屋もいかにも旅館という感じでいい雰囲気だ。
広くはないが細やかで気が利いている感じ。
荷物を置いて遅いお昼ごはんを食べに街に繰り出す我々。
Sが「せっかく熱海に来たしうなぎが食べたい」というので、うなぎを食べに行くことにした。
仲見世通りにあるうなぎ屋「うな正」に足を運んだ。
仲見世通りの狭い路地裏を抜けると・・・
あったうな正発見!!
・・ん? や、屋号が書いてないからうな正なのかわからねえ!
うな正・・だよな?(うな正でした)
2階席に上がるとカウンターとテーブル二つで十席余りのお店。
ご夫婦でやってるお店ぽい。
早速ハラヘリヘリハラ状態なのでうな重並を注文。
(本当は上にしたかったが予算の関係上泣く泣く断念笑)
ウッホ!! いいうなぎ!!
来ました〜待ってました〜これが食いたかった〜!!
うなぎの肉厚な身。・・・
絶妙な塩梅の甘辛いタレ・・・
そしてそのタレに絡んだ銀シャリ・・・
もうやめられない止まらないペロリンチョ完食でェ〜ッス☆!!
羽を伸ばしうまいものを食い至福の表情を浮かべるSの図
さて。
腹も満たされたことで熱海っぽい観光をしに行こう。
樹齢2千年超の楠を祀っているという来宮(きのみや)神社というパワースポットに神頼みに行くことにした。
熱海の隣駅だったが時間もあるのでブラブラ歩きながら向かった。
途中でデザートとばかりに生乳で作ったソフトクリームをガブリンチョ&ペロリンチョ。
女子か。
さて熱海の急勾配の坂を登り降りして、さらに坂道を登って3回転半ひねりを加え塩コショウを少々加えたところで小高い所にある来宮神社に着いた。
神社の入り口にセルフタイマーシャッター台みたいなものが置いてあって、万が一にも自撮り棒を忘れてもみんなで写真が撮れるというなんとも嬉しい心配り。
ただしスマホの種類によっては角度調整が難しい。
境内はこんな感じ。 なんかシャレオツですね。
おみくじひいてみました。
可もなく不可もなく「吉」です。
待ち人 ・・・ おとずれありくる
おっ!? とうとう白馬の女王様が・・・!?
恋愛 ・・・ 恋敵(こいがたき)に注意
何!? 月9的な展開か!?
縁談 ・・・ 心かわらねば叶うでしょう
おおっ!! これは縁起がよい!! 酒盛りじゃ!
旅行 ・・・ 利なし 行かぬが吉
・・・いやもう来ちゃってるんですけど。
おみくじをしかるべき場所に括りつけ境内奥にあるご神木「大楠」へ。
でかい・・・・ さすが樹齢2千年の大木。・・・
後々聞いた話だが木の周りを一周回ると寿命が延びると言われているらしい。
全くもって事前情報を入手していなかった我々はただ写真とっただけっていう・・。
木の近くには絵馬がたくさん飾ってあった。
人々のささやかな願いがしたためらせた絵馬、読むのはとても面白い。
自分の学業・仕事への願いだったり、自分の近しい人や遠くにいる人へ向けた願いだったり。・・・
なんか人それぞれの人生の一場面を垣間見た気がした。・・・
うん、すごくいい。・・・
パワースポット巡りを終えて宿に戻る頃にはすっかり日が暮れとった。・・
宿についてから温泉でひとっ風呂浴びて部屋に戻ると、我々の部屋を担当してくれる仲居さん(男)が「お食事の準備ができてございます」と夕食を用意してくれていた!
ウッヒョー!! 熱海のグルメの秘宝がご開陳や〜!!
思わず彦摩呂を召喚してしまうほどの豪華かつ海の幸をふんだんに使った旅館飯が運ばれてきた〜!!
もう辛抱たまらん! ということで
カンパ〜イ!!
うーーん、幸せや・・・
上品かつ繊細な和食の数々・・・
日常の疲れが和風だしと一緒に溶けていくようだ。・・・
なんかでもこれ完全に女子旅っぽいな。
女子旅と何も変わらんくないか?
飯を食って食休みをした後、我々は夜の繁華街に繰り出すことにした。
繰り出すと言っても誤解しないでいただきたい。
我々は三十路の落ち着きある英国紳士(ジェントルマン)であり、
「今夜はハングオーバーだぜ! ウッヒョ〜!! ペロペロ〜ん!☆」などと言っている20代の若造と一緒にしないでいただきたい。
今回熱海の夜、これをやらないか?とTとSに提案していたことがあった。
それは、
「熱海の繁華街のスナックでママに人生相談をしながら飲み、カラオケを歌う」
ということであった。
我々は夜の熱海を歩き、歩き・・・
ついに目的のスナックへとたどり着きました。
恥ずかしながら我々は本日がスナックデビュー。
愛読するSPA!に載っていた
「大人の男たるもの一軒くらいは仕事や私生活の愚痴が言えるママがいる行きつけのスナックはもっておくべき」
という金言に従ってみることにした。
しかし、いざ入ろうとすると怖気づき
「どうする? 入る? やっぱやめよっか」
「いやでもここまで来たんだから入ろうよ」
「誰から入る? 俺やだよ」
などとスナックの入り口の前で修学旅行で女子を呼びに行く時の男子中学生かのようなグダグダを演じていた。
意を決してドアを開ける我々。
「いらっしゃいませ〜!」
店内はまさにスナックという感じで、大テーブル2つとカウンターという構成。
カウンターの中にはお姉さま方(ママとフロアレディー?)が三人いらっしゃるという状況だった。
テーブル席にはなぜか元気な元ギャルっぽい女性の集団が8人くらいおり、カラオケですでに相当盛り上がっていた。
テーブルは埋まっていたのでカウンターに腰を下ろす我々。
水割りとポテトチップ、お通してきなものを出してくれる。
スナックのお姉さま(ママじゃない場合なんていうの? フロアレディー?)から
「めっちゃ携帯触ってんね!」と突っ込まれウィスキーソーダ割を煽るT
所在投げにスマホを触り続けるS・・・
お姉さま 「お兄さんたちどこに泊まってんの?」
T 「熱海聚楽ホテルです。」
お姉さま 「あ〜聚楽ね〜、あそこの人たち宿から出ないよね〜!」
T 「そうですね・・・」
熱海の宿は旅館に温泉がついてて、部屋まで食事を持ってきてくれて、宿内にラウンジもあってコンパニオンも呼べるので宿にこもって街に出ない人が多いらしい。
お姉さま 「今日どっかいったの?」
T 「来宮神社に行きました」
お姉さま 「へぇ〜、大楠の周り一周回った?」
T 「? いや、回ってないです。・・」
お姉さま 「え?そうなの? あの大楠の周り回らないと行く意味ないじゃん笑
一周回ると寿命が延びるって言われてるんだよ笑」
そ、そうだったのか!! ぜ、全然知らなかった。・・・
さすが全然下調べせずに行っただけあるな我々。
なんとなくスナックのママに人生相談をするレベルにまで達していないことを察した私は、とりあえずカラオケを歌うことにした。
バックナンバーの「ヒロイン」を歌ったところ、元ギャルの方々にも意外にも好評だった笑
元ギャルらしき方々は倖田來未とかエレカシ・アフリカ語?のライオンキングの歌(笑)とか幅広いレパートリーを歌っており、しかもめっちゃ上手かった笑
気をよくした私はindigo la Endの「夜汽車は走る」という曲を歌ったのだが、攻めすぎたのかおそらく私以外知っている人がおらず、ほとんど無反応だった笑
歌っていた私は気持ちよかったのだが笑
「masakuroyが歌ったらそろそろ出るか」という流れになってきたので、意を決してママに話しかけてみることにした。
しかしスナックなれしていないのか、30ちょっとじゃまだヒヨッコなのか気のきいたウィットに富んだ会話が出てこない。
「最近熱海はどうですか?」
「熱海は昔と比べて変わりましたか?」
わ、我ながらつまらねえ笑
何かの尋問か笑
ママも返答に窮しながら答えてくれたが少し困らせてしまったのかもしれない笑
アカン、出直しや・・・
まだスナックのママに人生相談するには男としての器がなさすぎる。・・
もう少し人生の酸いも甘いも嚙み分けてから再チャレンジや!
そうしてそろそろお暇しようと思い、最後に「ママ」と呼びたくて
「ママ、お勘定!」
と言ってみたがママから返事がない。
あれ?聞こえなかったかな〜?
と思いもう一回言ったがリアクションがなく、何回か呼んでいるうちに、ママがはたと気づいたようにこう言った。
「あっ、ごめん私ママじゃないよ?」
あれっ?! てっきり見た目からママなのかと思ってました笑
なんかこちらこそスイマセン!笑
「いや〜、うん私ママじゃないんだわ、ママ今日いないんだわ、なんか色々ごめん! はいお釣り!」
となにか微妙な気まずさを残してスナックを後にした我々であった笑
ちなみに1時間半いてお酒飲み放題、カラオケ歌い放題で一人3千円でした!笑
スナックやすっ!笑
これは是非家の周辺でも開拓してみよう笑
スナックから出た後、宿に帰る途中面白い自動販売機を見つけました。
みかんの自動販売機笑
これは熱海あるあるなのか笑
内容量あんまり変わらないけど下の方のみかんがこっそり300円で高いっていう笑
「スナックデビューするには30歳そこそこはまだ若造なんだ・・・。」
胸に残る一抹のほろ苦いキモチを抱きしめながら宿に戻った我々は、コンビニのつまみを肴に呑み直しましたとさ・・・・
ハーイ! 来週のmasakuroyさんはー
・熱海弾丸旅行二日目 〜疾風! 熱海城〜
・仲居さんの仕事の流儀”ご準備ございます”
・ハイブリッド猿回し
の三本で〜す! それでは、ご機嫌よう〜!!
Fin.