ブログ

  • 「わたしは、ダニエル・ブレイク」観ました。

    「わたしは、ダニエル・ブレイク」観ました。

    こんにちは。masakuroyです。

    先日、有楽町で「私はダニエル・ブレイク」をみました。

    いやー。・・・非常に考えさせられるいい映画でした。

    ケン・ローチ監督は労働者階級にスポットを当てた作品を撮り続けてきた御年80歳の長大御所監督なんですが、イギリスらしい飾り気のない、ストレートで力強いメッセージが伝わってきました。

    ケン・ローチが描くイギリスの冷酷な現実

     

    普通の暮らしを望む、実直で真面目な人々を追い詰めていく冷酷で硬直的な社会システムへの怒りを、淡々とした映像で伝えていきますが、ラストシーンは思わず目に熱いものがあふれそうでした。

     

    ダニエル・ブレイクのメッセージは胸に響きます。

     

    市民としての当たり前の生活・権利が奪われているのが現代の現実なんだなぁということも目の当たりにさせられます。

    最近日本での異常な働き方がメディアでクローズアップされていますが、この映画を見るとちゃんとした仕事があって、それに対する対価をもらえるのはもちろん当たり前のことなんだけど、とてもありがたいことなんだなとしみじみ思いました。

    誰もが納得できる働きかた・社会って、難しいですね・・・・。

     

    イギリスの社会システムが本当にここまでお役所的だと、日本はまだマシな方なんじゃないかと思いましたね。

     

    こういった社会の歪みとか誰もがおかしいと思ってるけど取り上げられない問題を扱った映画はインパクトがありますよね。 

     

    この映画もカンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞しました。

     

    日本でも痴漢の冤罪を取り扱った「それでもボクはやってない」とか、非常に評価されましたものね。

    社会問題を取り上げた日本映画ももっと日の目を浴びて欲しいですね。

     

    例えば待機児童とか、介護の問題とかエンターテイメントの映画として撮るのはなかなか難しいテーマだと思いますけど、見てみたいですね。

     

    主人公のダニエル・ブレイクの不器用だけど温かく、実直な性格は本当に人として尊敬できます。

     

    作中に出てくるダニエルの履歴書に「権力には媚びないが、隣人には手を貸す」という一節があるんですが、ダニエルの性格を表していてとても好きです。・・・

    私もダニエルみたいに生きられたらいいなと思いました。

     

    上映館は少ないですし、デートとかファミリー向きの映画ではないと思いますけど、人々に問題意識を投げかける素晴らしい映画だと思います。

     

    主人公が出会うシングルマザー・ケイティの子供たちもとっても可愛いので、ぜひ機会あれば見てみてください!!

    映画を見た後、「わたしは、ダニエル・ブレイク」というタイトルの意味がずっしりと胸に残ります。

     

     

  • masakuroy、ファッションを語る

    こんにちは。

    ファッションブロガーのmasakuroyです。

     

    スミマセン、一点訂正があります。

     

    雑記ブロガーのmasakuroyです。

     

    春ですね。

     

    花粉はほんとに嫌ですが、あったかくなって、春らしい洋服が欲しくなってきたんじゃないでしょうか。

     

    私は以前はファッションとかよくわからず、着れればなんでも良くね?と思っていました。

     

    あと、どこで服を買えばいいのかも良くわかりませんでした。

     

    たまにユニクロに行くだけで服を買いに行こうというモチベーションもなく、出かけるのに何を着て行こうか考えるのも億劫だったのです。

     

    ファッション雑誌に載ってるオシャレな服を着てみたいと思ってはいましたが、デニム1着に5万出せるような財力はありませんでした。

    そしてたまに奮発して買ってみて、いざ着ようと思うと「うわ、合わせづら・・」ってなり、そのままクローゼットにしまったまま・・・という残念なことが起こりがちでした。

     

    ファッションは難しい、、俺には無理だ、、と半ば諦めた気持ちでいました。

     

    皆いったいどこで服を買っているんだ?

    そんなに服に金をかけてるのか?

    あとどうやってそんなにオシャレになったんだ??

     

    ・・・とか考えて悶々としていました。

     

    そんな思いを抱えていた時、私は一冊の本に出会ったのです。

     

    ファッションブロガーMBさんの「最速でオシャレに見せる方法」です。

     

    お金もセンスもファッション誌もいらない!”という挑戦的なコピーに延髄蹴りをくらったような衝撃を受けた私は貪るようにその本を読みました。
    詳しくは本書をお読みいただければと思いますが、漠然とセンスで片付けられるファッションだが実はルールがあり、それに則ればなんとなくオシャレに見えるというものです。

     

    私はこれを読んで、コーディネートした時に「なんか違うなこれ……」という感覚の正体が分かった気がしました。

     

    いずれにせよ私はこの本を読んでから俄然ファッションを面白いと感じるようになりました。

     

    何よりも画期的で衝撃だったのが、「全身ユニクロでもオシャレは可能」であるということです。

     

    高い服を着るのがオシャレというわけではなく、自分にあった服を、自分にあったサイズでバランスを考えて着ればオシャレは出来るということです。

     

    本当に目からウロコでしたし、オシャレは難しくないんだ!と感動のあまり街をみおろせる丘の上から叫びたい衝動にかられました。

    通報される恐れがあったのでやめましたが。

     

    この本で書かれていることの一部に、日本のファッションは圧倒的にアメリカの影響を受けておりいわゆる”アメカジ”が多いが、メンズファッションの基本は”ドレス”であるという事があります。

     

    ドレスファッションの頂点がスーツであり、とりあえず男はスーツをしっかり着てればなんとなくキマるのはそのためであります。

     

    ドレス”の要素と”カジュアル”のバランスを取ることがオシャレの醍醐味というわけです。

     

    例えば「着崩す」というのはドレスの中にカジュアルの要素を取り入れると考えるとわかりやすいかもしれないですね。

    ただしこれには諸説あると思います。
    アメリカ西海岸的なネルシャツ+デニムこそがファッションの王道でしょという人もいるでしょう。

     

    私もニルヴァーナに憧れ、なんどカート・コバーンのようなグランジファッションを真似たいと思ったことか、、、笑

    しかし誰でも簡単に真似できるというものではないのですね。

     

    中途半端に真似しようと思ったらただのとっつぁん坊やになってしまったりとか・・・ショックですよね笑

     

    私はMBさんの雑誌SPA!の連載も見ながら、「なるほど〜!」と思いながらファッションを勉強しています。

     

    以前は一切ファッション雑誌とか買わなかったですが、最近は結構買って読んでいます。

    自分から能動的にファッションを学ぶということはしていなかったのですが、読んでみると面白いし真似したくなります。

    以前は絶対買わなかったような色の服を買ったりもしてみたりしています。

     

    このあいだ、学生時代の写真をたまたま見たんですね。

    そしたら、大学生当時の私のファッションがダサいこと・・・笑

    本当にこのイモくささはやばいなと思いました笑

     

    10年後に自分の写真を見て「ダサっ!!」と発狂したくはないので、ファッションを学び続けていきたいと思います。

     

    MBさんの本で学んだファッションの基礎ルールを基本にしつつ、自分に合うようにアレンジしながらオシャレを楽しんでいます。

    その自己流ファッションの楽しみかたを紹介しましょう。

     

    ①.ファッション雑誌を読んで「かっこいい」と思う服やコーディネートがあったら、ユニクロや無印良品に似た服がないか探しに行く。

     

    ファッション雑誌に載っている服は超絶かっこいいですが、目が飛び出るような値段です。

    買いたくてもそんなもんは買えないのですが、同じようなものをユニクロや無印、もしくはZARAやH&Mで探して買ったりします。

    複雑な柄物とかだったら難しいかもしれませんが、ベーシックな色・仕様だったら大体あるでしょう。

     

    ②. シンプルなファッションを心がける。

     

    ノームコア」というのがファッション界のキーワードになっていますが、”究極の普通”という意味です。 今はシンプルなファッションのトレンドが長いように感じますね。

    全身のコーディネートの色を3色くらいに抑えたり、無地のシンプルな服は着ればさすがにダサい格好にはならないような気がします。

    しかもシンプルな服は着まわし出来たり使い勝手もいいですしね。

    下手するとすごい地味な格好になって、個性が見えなくなっちゃったりしますけどね。

    難しいものです。

     

    ③.街を歩いている人のファッションを参考にする

     

    私は三軒茶屋が好きでよくのですが、土地柄かオシャレな人がとても多いんですね。

    ですので自分も真似できそうなファッションしている人がいないか、歩きながら探しています笑

    あっあの人センスいい!

    あのコーディネート自分も取り入れてみよう!

    と思ったら一生懸命記憶にとどめておくようにしています。 さすがに写真とか撮ったら怒られちゃうので笑

     

    ④. トータルコーディネートで真似する

    服屋に行ってめちゃめちゃかっこいい服に一目惚れして、奮発して購入していざ着ようと思ったら意外と使いづらい服だったりすることがままあります。

     

    私は結構そういう経験が多かったので、その服単体ではなくトータルのコーディネートのバランスを見て服を買うようにしています。

    ファッション雑誌を買うのもそのためです。

    雑誌に載ってる高い服を買うつもりは毛頭ありませんが、かっこいいコーディネートのスナップがあったら、丸パクリして真似します。

    同じような服をユニクロや無印良品に買いに行き、そこになかったらもっとオシャレだけど比較的リーズナブルなジャーナル・スタンダードユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシングに行って探します。

     

    ZOZOTOWNとかネットで服買う人も多いと思うんですけど、私はあまりネットショッピングが得意じゃなくて、買ったことありません。・・・

     

    慣れればそっちの方が安くて服買いに行く手間もなくていいのかもしれないですけどね。

     

    偉そうにつらつら書いてきましたけど、未だにオシャレってなんなのかよくわかりませんし、自分がかっこいいと思って着てて、後から冷静になって振り返るとすげぇダサかったんじゃないかとか年不相応な格好してたりしたんじゃないかと思ったりすることもあります。

    ファッションなんて自分が格好いいと思ったものを着て堂々としているのが一番いいのじゃないかとも思ったりもます。

     

    自分でいいと思ってれば人の目なんか気にしなくてもいいと思いますし。

     

    しかし前よりも確実にファッションに対して興味を持って、楽しめているのは確かです。

     

    以前は着なかったような服を買って失敗することもありますが、そう言ったことも含めてファッションをもっと楽しんでいきたいと思っています。

    いつか、たまに街で出くわすような、自分流のファッションを確立したおしゃれなお爺ちゃんになるのが夢です。

    それではレッツ・エンジョイ・ファッション!!

    ごきげんよう!

     

     

     

  • 映画界の若きカリスマ グザヴィエ・ドランの世界観にハマれ

    映画界の若きカリスマ グザヴィエ・ドランの世界観にハマれ

    こんばんは。 masakuroyです。

    最近映画をよく見るのですが、ある映画監督にハマっている。

    その映画監督の名はグザヴィエ・ドラン。

    出典:グザヴィエ・ドランがかっこよすぎる【画像集】https://matome.naver.jp/odai/2141602028428109501

    出典:naverまとめ

    カナダ出身なのだが、なんと1989年生まれの若干27歳

    19歳で撮った初監督作品がカンヌ映画祭に出品され、既に6本も映画を撮っている。

    しかも撮った作品全て映画界から絶賛されており、最新作で現在上映中の「たかが世界の終わり」はなんとカンヌ国際映画祭のグラン・プリを受賞した。

     

    この人がすごすぎるのは監督だけではなく脚本・主演・衣装監修まで手掛けてしまうことだ。

    映画界待望の「エキサイティングな新世代の監督」としてもっとも注目を集めていると行っても過言ではないだろう。

     

    私はまだ3作品しか観ていないのだが、全てが傑作だった。

    いい映画を見た後は幸せな余韻に浸れるものだが、そう言った意味で期待を裏切られることはなかった。

    これから他の作品を見ていくのが楽しみである。

     

    ドラン映画の特徴を3つあげてみたい。

    まず「愛と憎しみ」

    登場人物はみんなそれぞれに自己主張し、真正面から他者とぶつかり合う。

    しかしわかりあいたいと思っているのに、なかなかわかりあえない。

    愛と憎しみは表裏一体であり、登場人物はその間を行き来して関係性を構築していく。

     

    人と人とのつながり・距離感に徹底的にこだわって、丁寧に描写していらっしゃる。

     

    2つめは「映像美」。

    ドラン映画では映像の美しさを感じるシーンが多いが、一つ一つのカットに非常にこだわっている。

    古典的な名作映画へのオマージュのようなカットも多く見られ、光の使い方がとても印象的だ。

    FacebookやinstagramなどSNSが身近にあった世代の映像感覚がドラン作品に多大な影響をもたらしているのは、間違い無いだろう。

     

    3つめは「音楽」。

    これは2つめとも関連するのだが、劇中の音楽の使い方にドランのセンスが遺憾なく発揮されていると思う。

    映画の中の印象的なシーンでは必ず歌が流れるのだ。

    それはまるでミュージックビデオのようでもあるのだが、映画の中にそう言ったシーンを自然に盛り込んでくるのが、さすが若い監督の新しい表現手法だと感嘆した。

    この歌が非常に印象的であり、映画を見終わった後でもそのシーンと後々思い出してしまい、ふと聴きたくなってしまう。

    まさにドランマジックであろう。

     

    それでは観た作品の感想を端的に述べていきたい。

    まず最初に見たのが公開中の「たかが世界の終わり」。

    出典:映画.com

    余談だが、私はこの手の宣伝ポスターに弱く、一瞬で魅力を感じて「観たい」と思ってしまった。

    これがきっかけでドランを知ったようなものである。

    こういった映画自体の繊細さを感じさせるビジュアルに本当最近惹かれてしまう・・。

    映画は自分がもうすぐ死ぬということを知らせに12年ぶりに主人公が実家に戻る、という話。

    この映画は終始家族の会話劇に終始する。

    派手な演出や事件は何も起こらない。

    淡々とカメラは人物のアップを映し出していく。

    そして、主人公が初めて家族に自分の秘密を告白をしようとする時、どうなるのか。・・・

     

     

     

    このかなり異色な作品に対してャスパー・ウリエルレア・セドゥーマリオン・コティヤールヴァンサン・カッセルとフランスのスター俳優をこれだけキャスティングできるあたり、ドランが今映画界で最も注目を集める存在であり、俳優から一緒に仕事をしたいと思われている存在であることの証明であろう。

    前述したがこの作品は今年のカンヌ国際映画祭グラン・プリを受賞した。

    映像表現・演出の新しさにこの手の映画に慣れていない人は戸惑うかもしれない。

    しかし間違いなくこれからの映画の未来を燦然と照らす幕開け的作品であるのは疑いようのない事実である。

    ネタが枯渇し、リメイクや外国語作品の映画化など衰退の兆候が見えるアメリカ・ハリウッドの映画界とは全く異なるアプローチで斬新な映画を撮り続けるドランはイノベーターであり、ゲームチェンジャーでもある。

     

    この映画のエンドロールではMobyNatural Bluesが流れる。

    この選曲センスが憎い。 素晴らしすぎる。

    映画を見終わった後、何度脳裏にこのNatural Bluesと映画のシーンがリフレインしたことか。

     

     

    2作目に観たのが傑作の誉れ高い「Mommy/マミー」。

    出典:Wikipedia

    この映画は一時期かなり話題になったので、ビジュアルに見覚えのある人も多いのではないだろうか。

    架空のカナダが作品の舞台になっており、その世界では経済・精神的に困窮した母親は法的な手続きなしに発達障害児の養育を放棄し、施設に入院させることが可能になっている。

    そんな環境下でのシングルマザー・ダイアンと、ADHDの息子・スティーブ・隣人のカイラの物語である。

    この映画の最大の特徴は画面の縦横比率がなんと1:1であることだ。

    映像はまるでFacebookなどのSNSに投稿された動画を思い起こさせる。

    この手法の効果は、まるで家族のプライベートな映像を見ているようで、よりその登場人物の世界観に入り込むことを助けてくれている。

    今は4Dなど色々と面白い仕掛けがある映画もある中、非常に革新的かつ面白いアイデアだ。

     

    Mommyは有名な俳優が出ている映画ではない。

    しかしストーリー・演出・映像・音楽全てが完璧に”映画”である。

     

    私もそこまで映画フリークなわけでないが、ここまで完成度の高い映画は久しぶりに観た。

    困難な状況に追い込まれてもたくましく、明るく生きるダイアンとスティーブの親子。

    (余談だがスティーブはなんとなく香取慎吾に似ている。顔がすごい似ているというわけでないんだけれども。)

    ADHDであるスティーブは、母親思いの純粋で優しい子供なのだが、ひょんなことから感情のコントロールができなくなり異常な暴力性が顔を出す。

    その豹変ぶりに手を焼き、心が折れそうになっていたダイアンに救いの手を差し伸べる隣人のカイラ。 しかし彼女もある問題を抱えていて・・・

     

    ドラン映画では2者あるいは3者間の交流がこれでもかというくらい徹底的に掘り下げて描かれる

    ベーシックな「母と子」の関係を、ドランは執拗に映画のテーマに取り上げている。

    それだけ彼の中では永遠のテーマであることが明確なのだろう。

    ダイアンとスティーブはお互いを唯一の家族として思いあっているのだが、愛情は必ずしも正確に伝わらず行き違ったりお互いイライラしてしまう。 そんな二人の間にカイラが入ることによって関係性の潤滑剤として機能し、カイラを含めた3人の関係は非常に円滑に回り始める。

    カイラが自分の家族よりも彼らといるときの方が自分らしく生き生きと過ごせているように描かれているのは、ある意味皮肉でもある。

    この映画でも音楽は重要なエッセンスになってる。

    特にスティーブの心象風景を描くシーンで挿入されるCounting crowsColorblindは最高すぎる。

    映画を見終わった後で購入しエンドレスリピートしてしまったことは想像に難くない。

     

    映画の設定になっている架空の養育権放棄法案は、この親子にどのような選択を迫るのか。

    愛を選ぶか、希望を選ぶか。

    この映画を観て、あなたは何が正しいと思うだろうか。

    観た人に家族とは何か?愛とは何か?を考えるきっかけを与える映画である。

     

    3作目が「トム・アット・ザ・ファーム」。

    まるで「シャイニング」のジャック・ニコルソンを連想させるようなビジュアルが衝撃的なサイコサスペンス。

    ドランが監督・脚本・編集・衣装まで手がけた本作は現代カナダを代表する劇作家の戯曲を映画化したものだが、毛色が違ったジャンルでも人を唸らせる作品が撮れるということで、ドランはその才能の幅広さを見せつけた。

    ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞している。

     

    この映画も非常に革新的であると思っているのは、ただのサスペンスではなく、映像が非常にオシャレで美しい点だ。

    例えるならサスペンス×エスプリの効いた古典フランス映画であろう。

    映画が始まって最初の1シーンだけで舌をまく。これは古典フランス映画だと!

     

    モントリオールに住む青年トムが恋人の葬儀に出席するために彼の実家の農場を訪れる。

    そこで会った恋人の家族に翻弄されていくという筋書きなのだが、少々複雑な事情が存在する。

    主人公のトムはゲイであり、その恋人ももちろん男である。

    しかし恋人の母親は息子がゲイだと知らず、トムも友人の一人だと思い込んでいる。

    恋人の兄フランシスは弟とトムが恋人同士だと知っており、母親を悲しませないようにトムに息子と架空の彼女との思い出をでっち上げるように強要するのだ。

    暴力的で支配的なフランシスに怯えながらもいつしか恋人の影を見たトムは、その支配に服従するようになっていくー。

     

    自身もゲイであることをカミングアウトしているドランにとって、セクシャル・マイノリティーも彼の作品の重要なテーマになっている。

    トムは自分との関係を家族に明かされていなかったことにショックを受けるが保守的なカナダの田舎の人々(偏屈な母親と暴力的なフランシス)とトムとの関係が対比的に描かれる。

    保守的で美しく、そして退屈な農場の風景はいつしか世界から置き去りにされた監獄のように映る。

    暴力と支配に屈し、牛の世話をするうちにトムは正常な感覚を失っていく。

    そんな折、ある出来事をきっかけに状況は一変するー。

     

    ドラン映画の特徴である映像の美しさが閉鎖的な環境とも相まって遺憾なく発揮されているのが本作だと思う。

    少しロックスター然として、グランジを想起させるトムのファッションは見ていて非常にオシャレである。 農場の風景とのアンマッチがまた面白い。

    またカナダの10月の乾いた空気感を表現した光の描写がとても美しい。

    部屋の白壁に差し込む自然光で撮影したようなカットが取りわけ印象的だった。

    長尺ではあるが終始緊張感が漂う演出に、先の展開が気になるし飽きさせない。

    このシリアスな世界観は例えるならジョニーデップの「シークレット・ウィンドウ」やニコール・キッドマンの「ドッグヴィル」か。

     

    いかがだっただろうか。 これから私は「マイ・マザー」「胸騒ぎの恋人」「私はロランス」を見てみようと思っている。

    もし気が向けばドラン作品を見てみてほしい。 そして感想をシェア出来たら嬉しく思う。

    新しく美しい才能の萌芽に、万雷の拍手を添えてー。

     

    Fin.

     

     

     

     

  • デビルズ・ヘアーカット 〜髪を切った時の話〜

    デビルズ・ヘアーカット 〜髪を切った時の話〜

    こんにちは。 masakuroyです。

     

    日々過ごしていると、ふとした時に面白い人に遭遇する時があります。

     

    今日はそんな話をしたいと思います。

     

     

    髪が伸びてきたなぁと思っていたので、美容室に行ってきたんです。

     

    場所はいつも行っているサロンT(仮)。

     

    値段がリーズナブルでうまく仕上げてくれるので気に入っています。

     

    私はいつも特に人の指名とかはしていません。

     

    2回くらい前に切ってくれた美容師さんがとてもカッコよく切ってくれたので、

    予約しようとも思いましたがメンバーズカードの担当欄に書いてあった名前の字が判読不能で、指名を諦めました。

     

    そんなこんなで今日も特に指名をせずに行きました。

     

    そこで訪れるであろう偶然の出会い・巡り合わせが私は嫌いではないのです。

    そして衝撃的な出会いが待っていました。

     

     

    席に通されしばらく待っていると、

     

    よろしくお願いシマァ〜ス!!」と藤森慎吾のように彼はやってきました。

     

    プロレスラーの中邑真輔みたいにサイドを刈り上げて長髪を豪快に横に流した、

    いかにも美容師らしいイカした髪型の彼がやってきたのです。

     

    彼のことはナカムラさん(仮名)と呼ぶことにします。

     

    まるでいかにもエグザイル軍団の下っ端にいそうな存在感を放っていました。

     

    非常に元気がよく、太陽のような明るさを放っていました。

     

     

    お客さんが帰るたびに

     

    「おっつかれシャーシタァーーーー!!」

     

    と誰よりも元気な声で叫びます。

     

     

    ナカムラさん「今日はどんな感じにしますか?」

    私「そうですね、伸びた分だけ切る感じでお願いします」

    ナカムラさん「そんな感じっすねぇ〜オッケーっす! じゃぁまずシャンプー行っちゃいましょう!!

     

    瞬時に私のイメージを理解してくれたナカムラさんに一通りシャンプーされた後、席に戻りカットが始まった。

     

     

    ナカムラさんはいきなりバリカンで私の後頭部を刈り始めた。

     

     

    あれ? 伸びた分だけ切るって・・・

     

    しかも普通は「刈り上げちゃってもいいですか?」とか聞かない??

     

    刈り上げなんてしたことないんだけども・・・・

     

    と一抹の疑問の余地を感じたがナカムラさんは問答無用でガンガン刈り上げていく。

     

    彼には具体的なイメージはできており異論を挟む余地はない。

     

    ナカムラさんの目は真剣だ。 私は彼に全てを委ねることにして無駄な抵抗をやめた。

     

    しかしナカムラさんは途中で髪を切るのを中断するとおもむろにフロアをうろつき始めた。

     

    何かを探しているらしく、カットに使う大事な道具がみつからないのかと思いきや、

    同僚の美容師さんを見つけると何か話しながら「ウェ〜〜〜イ」とウェイしていた。

     

     

    それがしたかったのかよ!(((;ꏿöꏿ;)))

     

     

    ウェイするために同僚探していただけかよ!

     

     

    私は心の中でツッコんだが、これが彼流のスタイルなのだと悟り平静を装った。

     

     

    私は髪を切ってもらっている間愛読書であるSPA!を読んでいた。

     

    芸能記者の内部事情的な記事を読んでいたところで、急にナカムラさんが積極的に絡み始めてきた。

     

    ナカムラさん「あれ?お客さんもしかしてゴシップ好きっすか?

    私「いや、別にそんなに、、この雑誌いつも読んでるだけで」

    ナカムラさん「俺ゴシップはマッジで詳しいっすよ!!どんどん情報集まってきますから!

     

    ナカムラさんは美容師以外にも芸能レポーターとしての顔も持っているらしい。

    この男、底が知れないと思い「ちなみに今どんなホットな情報持ってるんですか?・・・」と聞いてみたところ

     

    ナカムラさん「いやぁ〜、あれっすねぇゲス的なやつですねぇ〜! あのボーカルが使うバーとかこのへんすっから! 世間がベッキーとか言ってる間にあいつもう次行ってるよ!って思ってましたからねぇー!!」

     

     

     

    そんなん知ってるよ!!!(((;ꏿöꏿ;)))

     

     

    普通にニュースでやってる有名な話じゃねぇかよ!!(゚Д゚;)

     

    しかも結構前の話じゃねぇか!! 

     

    またしても心の中で総ツッコミをしながら努めて平静を装い

    へぇ〜そうなんだ〜さすが事情通ですね〜」と相槌打ちながらベージをめくり、

    警察対ヤクザの抗争”の記事を読んでいるとすかさずナカムラさん。

     

    ナカムラさん「おっヤクザものっすね!お客さんヤクザ好きっすか?

    私「(好きじゃねぇよ)え、ええ・・・まぁよく映画とかドラマの題材になってますよね」

    ナカムラさん「俺すっげぇ好きなんすよねェ〜 俺、ヤクザとかはぐれものでも社会の中で必要な存在だと思うんすよね。 ゴキブリみたいな存在かもしれないすけどゴキブリにも存在意義はあるじゃないですか? ゴキブリでもいなくなったらあっというまに生態系崩壊しますからね

     

     

    いきなりヤクザをゴキブリに例え出すナカムラさん。

     

    下手なこと言うと東京湾に沈められるぞ!!(((;ꏿöꏿ;)))

     

    ハラハラするわ、も〜〜!!

     

    しかも生態系の話にまで発展させるとは・・・

    何者なんだよナカムラさん! 美容師だろ!

     

    私「た、確かに全くいなくなっちゃったら案外つまんないかもしれないですね〜」

    ナカムラさん「そうっすよ! 彼らは実社会に隠れてますから! 表むきにヤクザやってるかって分かんなくってきてんすよ!

    ・・・そういう俺も実はヤクザかもしれないっすよ?

     

     

     

    何「フフン」みたいな顔してんだよ!!(((;ꏿöꏿ;)))

     

    ドラマとか映画に影響されすぎだろ!!(|||O⌓O;)

     

    ヤクザでもなんでもいいから仕上げにかかってくれよ!!(;´Д`)ノ

     

    そんなこんなでナカムラさんが発する独特なキャラクターとオーラに翻弄されているうちにカットは終わっていた。

     

    刈り上げは抵抗があったが、SuchmosのYONCEのような髪型に仕上げてくれた。

     

    あくまで髪型だけだ。

     

    当たり前だが顔は私である。

     

    しかし仕上がりは大満足だ。 さすがナカムラさん腕も確か。

     

    お会計している時にナカムラさんが、なぜか半笑いでチラチラ僕を見ている。

    思わずこちらも半笑いで「なんですか?」というと

    「お客さん! なんと今回でポゥイントが溜まりましてぇ! トリートメントかハンドクリームを差し上げます!!

     

    なんか嬉しそうだな!!  ナカムラさんのキャラにつられてついつい笑顔になってしまう。

     

    最後に入口ドアを開けて見送りしてくれたナカムラさん。

     

    ナカムラさん「では、ありがとうございました!! また是非お越しください!」

    私「はい、今日はありがとうございました」

     

    会釈をして歩き出すとナカムラさんが「あっ!・・・」と何か言いかけたので、

    振り返ると、ナカムラさんは普通に店の中に戻っていた。

     

     

    最後のちょっといい忘れたみたいのなんだよ!!( ; ロ゚)゚

     

     

    気になるじゃねぇかよ!!(((;ꏿöꏿ;)))

     

     

    そんで普通に戻ってんのかよ!!

     

    最後までナカムラさんの不思議キャラに翻弄された私は、偶然の出会いとブログネタを提供されたことに感謝をしつつ今日もバーに行くとしよう。

     

    アディオス。

     

    Fin.

  • 上質な休日の過ごし方講座 〜masakuroyはBarにいる〜

    上質な休日の過ごし方講座 〜masakuroyはBarにいる〜

    こんばんは。

    ”上質”を知る男、masakuroyです。

     

    嘘です。

    知りません。

    おまけに金もありません。

     

    とまぁ得意の自虐(Self-torture)は置いといて、上質”な生活を送りたいと思う今日この頃です。

     

    無益で疲れるだけの合コン三昧という魔のスパイラルを抜け出し、もっと芸術文化に触れ、感性を磨きたいと思うのです。

     

    そして30代の大人の男の魅力を醸しだして行きたい

    というのが最近の私のテーマです笑

     

    さて、それでは上質な休日の過ごし方の例を挙げてみましょう。

     

    ①. いい本を読む。

     

    最近は資産運用入門みたいな本を読んでます。 まぁ運用するほどの資産も持ってないんですが30代ともなってお金の知識をもっと身につけなきゃなぁと思いましてね。

    こういった実務的な本だけじゃなくて文芸作品も読みたいんですよねー。

     

    今読みたいのはドストエフスキー。

    カラマーゾフの兄弟しか読んだことないんですが、定番の罪と罰とか地下室の手記を読んでみたい。

    人間とは何か?といった深遠なテーマに迫る小説をじっくり読みたい、、

    スマホばっか見ていてすぐ答えを求めてしまう生活の反動で、逆に”すぐになかなかわからないもの”を読んでみたいのかもしれないですね。

     

    はー現代人。

     

    ↓のブログを読んで改めてドストエフスキー読みたいと思いました。

    やっぱりドストエフスキー読もうぜ!-Letter from Kyoto

     

    ②.いい音楽を聴く。

     

    三度の飯より音楽が好きな私は、音楽聴くだけでストレスを解消できるというなかなかいい特性を持っています。

     

    今年もすでにThe xx(今年フジロックに来る!)の素晴らしい新作に出会えましたし、直近ではBlood OrangeとかCloud Nothingsとかも聴いてますね。

     

     

     

    4月にはCeroのライブにも行きます! 楽しみ!

    ジャズとかにも手を出してみようかなぁと思います。

    あんまり詳しくないんですけどチェット・ベイカーとかビル・エヴァンス好きなんですよね。

    静かに過ごしたい夜によく合う音楽です。

     

     

     

     

    ③.芸術に触れる

     

    いいものを見て、触れて感じて心に栄養を与えたい!って感じですね笑

     

    上質な映画を見たり、上質なアートを見てクリエイティブなマインドを養いたい。

     

    それをどこで発揮するんだっていう。笑

     

    今一番見たい映画はカナダが誇る若き天才・グザヴィエ・ドラン監督の「たかが世界の終わり」です。

     

     

    ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥなどフレンチ・コネクションな豪華キャスト。

    カンヌ映画祭のグランプリを受賞しましたね。

     

    山田孝之が羨ましがってることでしょう笑

     

    こういった人間ドラマを描いた、心のひだに触れるような映画をもっと観ていきたいですね。

     

    あとレイトショーは1300円と安く観れるのでオススメです!

     

    ④. 定期的な運動を欠かさない

    健康教室みたいになってしまいましたが笑

     

    しかしこれは大事なこと! やっぱり週一ではいい運動して汗かきたいですからね!

    精神的にも運動はいい影響を与えている気がします。

     

    週に一回は運動したい!

    けどジムに行くのも一人で走るのも嫌だ・・・という私はこんな感じで運動習慣を作り出しています笑

    ●タッチラグビー大会/練習参加!

    これは前出のブログにも書いていることですが私は友人とタッチラグビーチームを組んで、一ヶ月に一回は大会や練習に参加してます。

    慢性的な人数不足に悩まされていますが笑

    過去ブログ:アラサーに反復運動は辛い〜春の省エネ!大作戦 参照

     

    ●ランニングをする!

    フルマラソン出場を目指している近くに住んでる友達が、いつも日曜の朝に走っているのでそいつと一緒に走っています。 まぁだいたい6kmくらいですが笑

    あ、ちなみに私はフルマラソンには興味ありません笑

    2月とか寒いんで家にこもりがちですが、結構日曜は天気がいい日も多いので、朝から外で走ると爽快な気分になれます^^

    自分がとても立派な人間になった錯覚に陥れます笑

     

    ●個人フットサルに参加する。

     

    しもた!今週タッチラグビーもランニングもない! という時は個人フットサルに参加します。

     

    チーム組んで、、とかだとハードル高いんですけど、個人でもフラッと申し込んで参加できるものがあるので、お一人さまにはとっても嬉しいですね!

    The 銀座deフットサルの個人参加情報・予約-LaBOLA

     

    基本個人参加ベースなのでひとりで行って浮くこともないですし、ある意味ビジネスライクな雰囲気が気に入ってるんですよね。笑

     

    ⑤. ひとりBARを愉しむ。

     

    はい、きました。 大人な時間の過ごし方真打です。

     

    ひとりBARって憧れるけどハードル高いなぁと思っていたんですけどいざ行ってみると、、

    とってもいいですね笑

     

    今はいろんなBARに行ってみて、どこか通うBARを決めたいと思ってます。

     

    早い時間に行くと他にお客さんがいなくて、マスターと話しちゃったりして、上質な時間に浸れるのでオススメです笑

     

    行ってみるとBARにも、料理を出してくれるBARもあれば、お酒以外は食べ物を一切置いていないBARもあって色々そのお店独自のカラーがあって面白いです。

     

    おしゃれなジャズが流れるバーもあれば、ろうそくの光が揺らめく、真っ暗で無音のバーもありますからね笑

     

    真っ暗で無音のバーに行った時は正直ビビりましたけど、慣れると妙に落ち着けました。w

     

    バーではウィスキーを飲むことが多かったですけど、この間初めてカクテルを頼んだんですよね。

     

    カクテルなんて女性が好む甘い感じのお酒なんだろな〜と思ったら、とんでもない!

     

    マティーニを飲んで、その強烈さに驚きを隠せませんでした!

     

    マティーニが【カクテルの王様】と言われる4つの理由-NAVERまとめ

     

    すごい強いし、一杯飲むだけでもかなり回っちゃいますね笑

     

    そして、ウィスキーよりコスパがいい笑

     

    ジントニックとかもマスターの腕の見せ所で、居酒屋で飲むものとは全然違うので頼んでみるといいかもです。

    初めてのバーに来たら、まずはジントニックでも|【中野・バー】NAR NASH

     

    こないだバーのマスターに「おすすめのカクテルください」と言って出してもらったのがフランシス・アルバートというカクテル。

    あの伝説的歌手・フランク・シナトラをイメージして作られたカクテルのようですね。

    とても強烈でしたがどこか甘い感じのある、不思議な味でした。

     

    とまぁ、最近こんな感じの休日を過ごそうと思っております。笑

     

    より一人遊びがうまくなってきた感じですかね笑

     

    今年のテーマは「上質な生活」ですから、休日もダラダラせずにテーマを持って過ごしていきたいと勝手に思ってます笑

     

    私はこんな上質な休日を過ごしています」といったような皆様のご意見・お便りドシドシお待ちしています笑

     

    それでは、皆様も是非”上質”な休日をお過ごしくださいませ笑

    チャオ!

    Fin.

     

     

     

     

  • 上質で静謐な音楽の創造者、The xx 〜インディーロック界の大谷翔平〜

     

    こんにちは。 masakuroyです。

     

    とつぜんですが、私は大の音楽好きです。

     

    音楽を聴くことが最大のリフレッシュであり、仕事で行き詰まっている時でも

    ひとたび移動の際などに音楽を聴けば、

     

    「生き返ったワ〜!」

     

    と、即効元気チャージすることができます。

     

    それほど音楽が好きな私は常に「いい音楽に出会いたい」とアンテナを張り巡らせております。

     

    さいきんでは能動的に情報を取りに行く際は音楽サイトを回遊したりしてますが、twitterでフォローした音楽サイトのポストで偶然出会ったりということもあります。

     

    あとテレビ見てる時にドラマの主題歌とか、CMで起用された曲で気になって聴いてみるということもありますね。

     

    邦楽だと音楽に出会うチャンスはままあるんですが、私が耽溺する洋楽インディーロックとなると、ただでさえ情報が少ないのでなかなか出会うチャンスはありません。

     

    「あ〜、なんか上質で静謐な洋楽インディーロックが聴きたいナ〜」

    と思っていたところ、出会ってしまったんですよ。・・・

     

     

    まだ一月にもかかわらず私の中で年間ベストともなりそうなアルバムを・・・!

     

     

    それこそ、今月リリースされたThe xxの3枚目のアルバム、「I See You」です!

     

    出典:www.lesinrocks.com

     

    The xxは2009年に彗星のごとくシーンに登場し、まだ20歳そこそこだったにもかかわらずデビューアルバム「The xx」が英音楽界最高の栄誉マーキュリー・プライズを受賞するという快挙を成し遂げたバンドです。

     

    言ってみれば欅坂46レコ大受賞するようなものです。

     

    アレッ、結構普通か

     

    (おそらく英国内のマーキュリー・プライズの格はレコ大とは全く違うと思われます)

     

    デビュー当初は「機材を買うお金がなかった」という理由で徹底的に無駄や余計な要素を削ぎ落とした極みミニマル的なロックが新鮮すぎてドギモを抜かれました。

     

    しかし、ロミーとオリヴァーが交互に織り成す憂いを帯びた大人びたヴォーカル、ジェイミーの生み出す複雑でよく練り上げられた中毒性のあるリズムパターンに脳天をやられ、

     

    なんだこのシンプルなのにロック/テクノ/エレクトロニカ/ポストダブステップの要素を全て持ち合わせた音楽は・・・!  これはIT時代のニューミュージックや!

     

    と柄にもなく関西弁で丘の上から叫んでしまったことを覚えています。

     

    1stアルバムから「Crystalised」是非聴いてください。

     

    この只者ではない空気、ゾクゾクするでしょ?

    まさに恐るべき子供たちでした。

     

    そして時は経ち、27歳になった彼らは更に成長し、満を持して「I See You」を送り出してきたのです。

    The xxへ念願のインタビュー|超待望の新作からBrexitまでを訊く-インタビュー:CINRA.NET

     

    ジェイミーはソロ活動(DJ・クラブミキサー)で培ったクラブ・ミュージックのエッセンスを巧みにバンドに取り込み、彼らの音像にさらなる厚みと深みをもたらしました。

     

    成熟して大人になった彼らはただひたすら美しく響く静謐な音楽を作り上げたのです。

     

    デビュー作のような若さゆえのギリギリのバランスで成り立っているような危うさはなく、(それが彼らの持つ魅力でもありましたが)非常に安定感がありながらも、新しい要素を取り入れて音楽の幅がすごく広がったなと思います。

    リードシングル「On Hold」のPVをごらんください。

     

    美しい。・・・

     

    日々の雑踏に紛れていてもイヤホンをつけて再生ボタンを押せば一瞬で別世界に連れて行かれます。

     

    The xxの音楽は”ここではないどこか”に連れ出してくれる特別な音楽だと思います。・・・

     

    コーラスの後に挿入されるサンプリング・ヴォイスのリフレインやリズムはジェイミーのDJとしての活動がふんだんに活かされていて、マジでかっこいいです!

     

    ちなみにジェイミーのソロプロジェクト、「Jamie xx」のアルバム「In Colour」はロックではなく完全にクラブミュージックですが、こちらもドハマリしています笑

     

    Jamie xx、感情の欠片を繋いだ作品『In Colour』|Qetic

     

    私いかにもクラブミュージック(ユーロビートとか笑)的な、

     

    フロア爆上がりィー、テンションアゲアゲー!! セックス! セックス! セックス・オン・ザ・ビーチ!!(ウェーーーイ!!)

     

    みたいな音楽に関心が一切ないのですが、本当にIn Colourは素晴らしく上質なクラブミュージックって感じです。

     

    こういうエレクトロニカとかポストロックに接近したクラブミュージックって、本当に惹かれてしまう。 もっとも大好物かもしれないです。笑

     

    さいきんはI See YouとIn Colourを無限ループでひたすら聴いています笑

     

    フォーテットとかゴールドパンダも大好きだし、エフェックス・ツインのXtalとか大好き笑

     

    Jamie xxの美しい一曲、「Loud Places」も是非ご一聴ください。

     

     

    彼らは若いのに忍び寄る誘惑にはわき目もふらずに、ひたすら「美しい音楽を作る」という一点のみに真摯に取り組んでいます。

     

    ジェイミーもDJで来日中は一心不乱にレコ屋でアナログレコードを漁ってたっていいますからね。

     

    根っからの音楽バカなんでしょう。

     

    私は彼らみたいに音楽に対して誠実なバンドが、本当に大好きです。

     

    まるで野球に例えるなら大谷翔平くんのようです。(なぜ野球に例えた)

     

    聴くのが楽しみなバンドがまた増えました。

     

    これからも彼らのことを追っかけていきたいと思いますし、キャリアを積む中でどのように彼らが変わっていくのか、楽しみです。

     

    インディーロックの未来は、彼らの手の中にあるー。

     

    そう言っても過言ではありません。( そう言ってるお前は何者やねん)

     

    ばいちゃ!

     

    Fin.

     

     

     

     

     

     

     

     

  • masakuroyの酒場探訪記 〜赤羽編〜

    masakuroyの酒場探訪記 〜赤羽編〜

    こんにちは。

    masakuroyでございます。

     

    少し前の話なんですが、去年恒例のハシゴ酒ツアーを赤羽で実施しました!

     

    野毛に続いてのハシゴ酒ツアー企画。

     

    私はかなり前から赤羽には惹かれていました。

     

    というのも清野とおる先生のかの有名な漫画「東京都北区赤羽」で赤羽という街の持つポテンシャル・奥深さに興味を持っていたからだ。

     

    その上テレビでも山田孝之を主演に迎えた「山田孝之の東京都北区赤羽」というドキュメンタリータッチのドラマが放映され、私の赤羽への憧憬にさらなるドライブをかけた

     

    実は以前から仕事で赤羽には頻繁に足を運んでいたのだが、”オッさんが真昼間から飲んでる街”という退廃的なイメージも相まって赤羽を開拓しようなどとは露にも思わなかったのである。

    しかし世間的にも赤羽が注目を集めている中、機は熟したと見た私はいつものハシゴ酒メンバーを招集してハシゴ酒ツアーを敢行したのであった。

     

     

    師走に入って初めての週末の昼下がり、我々は赤羽に降り立った。

     

    まず行ったのは赤羽が誇る有名店、「まるます家」である。

    まるます家は居酒屋なのだが朝っぱらから開いている。 さすがの赤羽クオリティだ。

    昼下がりにもかかわらず店外に10人ほど並んでいる。 すごい人気や。

    この飲んべえどもが!

     

    おっ、店の前には赤羽人気の立役者、清野とおる先生のポスターが!!

    また「酔って入店しないでください」とか「列に並びながら酒を飲まないでください」などの張り紙が貼られている。

     

    そんなことが頻繁にあるのか、、、

    さすが赤羽だぜ、、、

     

    そとでかれこれ40分程待ってようやく入店!

     

    この字型のカウンターはもちろんすし詰め状態!

     

    レモンサワーを頼んだのだが自分でレモンを絞ってサワー原酒(ペットボトル)を自ら好きな量を入れて飲むというホッピーのようなスタイル!

    これが赤羽流なのか!、、、

    鯉の洗い!

    うなぎの蒲焼!

    ガツぽん!みたいなやつ

    メンチカツ!

     

    絶品メニューを肴に一杯やらせて頂きました〜!

     

    続いて二軒目! 丸健水産というおでん屋さん!

    商店街の一角にあるのだがこれまたすごい行列。

     

    赤羽流の飲み屋を回って気づいたのだが、他店で飲んできた人に対してお酒の注文を制限するルールのようなものがある。

    ハシゴ酒歓迎!的なムードがあるかと思いきや、店同士の競争意識が強いのか、はたまた酔客がベロンベロンになって他のお客さんに迷惑かけるからなのかわからないが、面白いなと思いました笑

    またここの大将がバンダナが似合うかっこいい漢なんですよ、、、

    下町特有の気風がいい方なんだけど、おでんのとりわけ方とか喋りに味があるんですよね。、、

     

    こういうコミュニケーションって飲み屋の醍醐味だし魅力ですよね。

     

    洗練された感じよりどこか昭和を感じさせる温かみや人情がにじみ出る呑み屋っていいです!

     

    外国の旅行者にとっても、赤羽とっても面白い思う!(ダジャレではない)

     

    菊正宗のワンカップ付でおでんセット800円! 安い!

     

    露天のオールスタンディング席で乾杯! ロックだぜ!

     

    おでんが味が染みてまたおいしい! あったまりますわ!

     

    ベビーカーを引いたママさん達も通りに面したスタンディング席でおでんをつまみにワンカップをあおっているという、、、

     

    さすが赤羽!! かっこいいっす!笑

     

    ワンカップをちょっとだけ残して大将のところに持っていくとおでんのだしで割ってくれる「だし割り」というメニューがあるということで、頼んでみることにした。

     

    相変わらず長蛇の列の中、大将に「だし割りかい? ホラっ、割り込んで、割り込んで!」と軽妙に割り込みを促される笑

    (だし割りオーダーの人は割り込みOKらしい)

    大将に1/4程残ったワンカップを渡すと豪快におたまを振りかざし、まるでナイアガラの滝のように真上からワンカップめがけてだしをぶちかけたではないか!!

     

    バッッシャーーーーン!!!

     

    ちょっと、めちゃ溢れてるって!笑

     

    なんて豪快なんだ!!

     

    思わず「カッコイイィ!!大将!!」と野太い歓声をあげると大将が、

     

    あのねー・・・これはカッコイイとかじゃないんだよ。 こうしてだしと酒を攪拌させてるんだよ。意味があるの」と呟いた。

     

    そうか!

    わざと溢れんがばかりに勢いつけてだしを入れることでしっかり日本酒と混ざるようにしているんだ!

    合理性を追求したがゆえの機能美!・・・

    こいつぁすげぇもんが見れたぜ!

     

     

    これがだし割りだ! 

    これ、マジでめっちゃうまかった!!!

     

     

     

    三軒目はおでん屋から近い居酒屋に行ったんですが、なんと小学校の正門の真隣の居酒屋笑

     

     

    さすが赤羽、こんな光景が見れるのは日本広しと言えども赤羽だけでしょう笑

     

    早い時間から飲んでるんで三軒目でもまだ17時前なんですがどこも混んでること笑

    赤羽では日中からみんな飲んでるんだな。。。

    このゆるいなんとも言えない雰囲気が赤羽の魅力ですね!笑

     

    四軒目は立ち飲み屋いこいへ。

     

    ここもオールスタンディング。

     

    しかしメニューの安いこと!

     

    ぶっちゃけ一番高いの生ビールですよ!

    どうなってんだ!!驚

    これぞまさしくデフレスパイラルや!!(意味不明)

     

    これは私だけが気づいたことなのだが、赤羽だけあってお客さんの赤い服着用率が高い。

     

     

     

     

     

    関係ないか笑

     

     

     

    五軒目はおしゃれなワインバーへ!

    北の国バル

     

    写真手前のぷちシャンパンタワーみたいなやつすごい笑

     

    この時点でもう我々は酒に深く身体を蝕まれていた・・・笑

     

    今日我々は七軒ハシゴという厳しいノルマを自分たちに課していたが、既に限界を突破していることは誰の目にも明らかであった。

     

    こうして我々は泣く泣く妥協することに決め、しかもシメはサーティワンのアイスクリームというなんとも女々しいフィニッシュを迎えた。

     

    30過ぎのオッさん三人でサーティワンでカップアイス食べてるってなんやねん笑

     

    ほんなこんなでハシゴ酒ツアーIN赤羽は幕を閉じた。

     

    前評判をはるかに上回る赤羽の魅力を堪能した私は再訪をかたく誓った。

     

    赤羽家賃も安いし、都心アクセスいいし呑み屋もたくさんあるしすげー暮らしやすそうだな、、、

    これは赤羽に住むって選択肢もありかもって思いましたわ笑

     

    ほんなら!

     

  • 新年の誓い〜2017年明けましておめでとうございます

    新年明けましておめでとうございます!

    masakuroyです。

     

    1ヶ月以上ぶりの更新・・・だいぶ間が空いてしまった・・

     

    まぁ今年も細々と続けていきたいと思います。笑

     

    新年ということで今年の抱負を考えたんですよね。

     

    それはズバリ「英国紳士を目指す」というものです。

    なんのこっちゃ笑

    いやぁわたしも今年で御歳32歳になるものでれっきとしたオッさんであるわけなんですよね笑

    歳をとるのは仕方ないこと!
    その上でせめて”ただのオッさん”ではなく”素敵で若々しいおじ様”を目指したいわけですよ笑

     

    わたしが大好きな山田孝之・瑛太・綾野剛・松田龍平みたいに大人の色気を感じさせるかっこいい30代になりたいわけですよ!

    せめて少しでも近づきたい!

    (別に英国紳士とは関係ないが笑)

     

    そこで行動・マナー・言動に至るまで「英国紳士だったらどうするか」ということを意識したいなと思ってるんですよね。

     

    そしてゆくゆくはマッキントッシュのコートハリスツイードのジャケットが似合うイングリッシュ・ジェントルマンを目指したいのです笑

    ジェントルマンを目指すことを前提において、今年やりたいことも書いていきたいと思います!

     

    1.本をたくさん読む

    今さら笑

    しかし本を読むのはお金かからない娯楽だし、英国紳士っぽいですからね!

    新書とかに限らず文芸作品とか幅広いジャンルの本を読んで幅広い知識・教養を身に付けたいですね!

     

    2.ファッションセンスを磨く

    これも今さらなんですが、30代だからこそファッションセンスごまかしがきかないと思うんですよね笑

    いたずらに高い洋服をしょっちゅう買うっていうのは違うと思うんですけど、「あれを買うために仕事頑張ろう!」と思ってコツコツ貯めるのはいいなと。

    買いたいものは既にたくさんあるんですが、財布と相談しながらカード破産しないようにバランス良く買っていきたいなと思います笑

     

    3.投資・金融を勉強する

    これはいきなり株やるぞ!とかそういうことじゃないんですけど、世の中で起きてることがどう相場に影響するかとか、経済に関する感覚を磨いていきたいと思うんですよね。

    アンテナを立てておくというか。

    一社会人として当たり前だとは思うんですが笑

    なので金融・投資関係の本で良書があればどんどん読んでいきたいと思います。

    最近は山崎元さんの”超簡単 お金の運用術”を読んで勉強してます!

     

    4.健康的な食生活をキープする

    今は私は社会人になってから一番と言ってほど痩せているのですが、いい傾向なのでキープしつつもっと筋肉もつけていきたいと考えています。

    東京戻ってきて一人暮らし始めてから生活が乱れて太るかな〜と思ったんですけど、よく考えたら一人暮らししてる方が痩せてく傾向があるんですよね笑

     

    松屋でもコンビニでも栄養バランスを考えて食事していけば効果が出るということがわかりましたからね笑

     

    どっちかというと運動よりも食生活改善の方がはるかにダイエットに効果的です笑

     

    まぁ痩せていくと自動的に見すぼらしいカラダになっちゃうんで適切なフィットネスをして松田翔太みたいな痩せマッチョを目指したいですね!

     

    5.新しいことにチャレンジしてみる

    最近顕著なんですけど、最近行動力が弱まってるな〜と感じるんですよねー。

    20代なかばの時とが3連休あったらフラっと一人旅とか行ってたのに。

    まぁそれはしないにしても、同窓会とか人から誘われたことには積極的に飛び込んでみようと思うんですよね。

    それでもしかしたら新しい趣味ができるかもしれないですし。

     

    「こういうの俺好きじゃないし・・・」じゃなくてとりあえず一回チャレンジしてみようと思います!

     

    6.婚活を頑張る

    本当にこれ頑張りますわ・・・笑

    周りで仲いい友達は続々と結婚していき、気付けば取り残されてしまいました笑

    最近会社でも親戚にも出るとこ「なんで結婚しないの?」攻撃が始まり、防戦一方です笑
    そもそも相手がいないんじゃ!!笑

    合コンも去年も散々やりましたがこれといった釣果なしだし笑

    今までは絶対ないなと思ってましたけど友達を誘って婚活パーティーとか言ってみようかな〜とも思ってます(一人ではいけない笑)

    まぁ今のうちから焦ってるのは健全だろうと思っています笑

    10年後のリスクヘッジとして「独身40男の歩き方」という本を読んでます笑

    こうならないように頑張るぞと自分にハッパをかけています笑

     

    7.バーを開拓する

    これも前々からやってみたいと思ってたんですよね!

    一人でBARに行くって結構ハードル高いじゃないですか?

    でも結構いい歳になって一人でBARに行っても恥ずかしくない年齢になってきたと思うんですよね。笑

    行きつけのBARを作ってマスターと語らうとか”大人な趣味”を作っていきたいと思います!

     

    とまぁ、こんな感じで2017年、32歳を迎える歳を過ごしていきます!

    今年が終わる時に「2017年もいい一年だった」と言えるように頑張って行きまっしょい!!

    それでは、アスタマニャ〜ナ〜!

     

     

  • masakuroyの「孤独論」、あと最近ハマっている音楽5選〜いま ここ しあわせ〜

    masakuroyの「孤独論」、あと最近ハマっている音楽5選〜いま ここ しあわせ〜

    こんにちわ。

    最近いかがお過ごしですか?

     

    どーもmasakuroyですー。

     

    私ですか? 私はいたって普通の日常を過ごしております!

     

    最近お休みの予定がなく、寒い冬の休日の夜は孤独を噛み殺しながら過ごしていることが多いあるあるな感じの日常です!笑

     

     

    一人でソファに座りながらSPA!の特集「過労死or孤独死どちらが悲惨か?」を読みながら

     

    アワワ〜、こ、孤独死こわいよぉ〜〜!(((;ꏿöꏿ;)))

     

    と奥歯をガチ鳴らしながらペシミズムに浸って遊んでおります笑

     

    週間SPA!11/29号(11/22発売)|日刊SPA!

     

    予定が先まで埋まっている時は、

     

    うわ、来週も再来週も予定あるよ〜! これまた金かかるやつじゃ〜ん 嫌だな〜ゆっくり過ごしてぇ〜なー 超めんどくせぇんだけどw( •́ ⍨ •̀)」

     

    と思ったりするものですが、予定がない休日が続くと、

     

    あ・・・今週も土日予定ない・・・何しよっ・・かな ハハハ☜(◔◞౪◟◔)☞」

     

    と一抹の寂しさに襲われてしまうこと請け合いです。笑

     

     

    誰かからLINE来てないカナ?カナ??」とか5秒に一回スマホ見ちゃったりなんかしてね?

    (その頻度は●ナルド・●ランプの演説中に彼の前髪がフワッと上がる回数をはるかに上回る)

    73918b66

     

    予定がない時はない時で、私は一人で休日を楽しむためのプランを設定するんですけどね!

     

    一人じゃないとできないことがたくさんあるし、基本私はお一人様行動が得意ですからw

     

     

    昨日なんて一人焼肉やっちゃいましたよ笑

     

     

    隣の人も一人客で、マツコデラックスみたいなオバさんだったんですけど、話したりはしなかったけど妙な仲間意識みたいなものを感じました笑

     

    なんて言ったって私は大学生の時に一人で富士急ハイランドに行っている男ですからね笑(過去エントリーお一人サマご一行参照)

     

     

    あと最近ハマっていることは近所の散歩ですね笑

     

     

    お金かからないし、冬だからたくさん歩いても汗かかないしいい運動にもなるし、最高です笑

     

     

    こないだは駒沢オリンピック公園を一人思索に耽りながら哲学者のように散歩しました。

     

     

    特に何か思いついたりアイデアが浮かんだりすることはなかったですけど、すごい紅葉がきれいだったし爽快な気分になりました笑

     

    s__32153660

    日曜の朝からランニングする健康的な人々。

     

    s__32153663

     

    紅葉がきれいな並木道

    s__32153657

     

    落ち葉。

    s__32153655

     

    スケボーに興じるハイセンスな若者たち。 カッコイイ!

     

    休日も予定が全部埋まっていて友達とワイワイ飲んだり、彼氏彼女で”胸キュン♡冬デートコーデ♡❤︎”も素晴らしい!と思うんですけど、一人で過ごす休日というのも悪くないと思うんですよ!

     

    所詮人間どこまで行っても結局は一人ですからね笑

     

    一人であるということに向き合わないといけない瞬間はどこかで必ず訪れるワケですよ笑

     

    あっ、さみしい独男の典型みたいなこと言っちゃったw

     

    私の尊敬する猪瀬直樹氏も自身の著書「決断する力」の中で、

     

    孤独を抱える覚悟ができた人しか未来を切り開くことはできない。

    と語っています。

    突破力=孤独×欲望×自分//「突破する力」猪瀬直樹<<グループで書評・本のまとめブログ

     

     

    そう、孤独と真正面から向き合い、克服することも大事なんです!笑

     

    人間必ずどこかで孤独を感じる瞬間がやってきますが、その時”ぼっち”とうまく折り合いをつけてやっていくことこそ大事なのだと、31年間ぼっちを貫いてきた男として宣言しておきます笑

     

    孤独をよく知っていればこそ、周りの人・友達や家族を大事をよりいっそう大事にできるのだと、わかったようなことも言っておきます笑

     

     

    どうでしょう、ここまで1,500字をかけて全力で孤独論を説いてきました笑

     

     

    ここまできたらその道の第一人者を目指せそうな気がしてきました笑

     

     

    今後はぼっち遊び、ぼっちで過ごして楽しい場所・店など積極的にアップしていきたいと思います笑

     

     

    ん、待てよ!?

     

    トーキョーウォーカーみたいに”ぼっちウォーカー”みたいな雑誌とか、”ぼっち食べログ”とかあったら流行るんじゃね!?

     

    ビジネスアイデアも続々浮かんできました笑

     

     

    さてもう一つの本題行きましょう! 最近好きな音楽5選!!

     

     

    私の大好きなコーナーがやってまいりました笑

     

    稀代の音楽フェチである私が最近通勤など移動中によく聞く音楽を紹介するコーナーです笑

    まず一つ目はコチラ!

     

    1. あいみょん 「生きていたんだよな」

    兵庫県出身の21歳のシンガーソングライター、あいみょんの曲です。

    テレ東のドラマ、「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」のオープニングテーマですね。

     

    あいみょんってものすごい過激なテーマ(貴方解剖純恋歌とかやばい)を歌う歌い手で、初期の椎名林檎みたいな危うさがあるような気がするんですけど、ものすごい聴かせる力を持ってるんですよね。

     

    この歌も実は自殺をテーマにした曲なんですけど(苦笑)、誰もが空気を読んで口にしづらいタブーでも真正面から向き合って歌にする彼女の純朴さに逆に胸を打たれるんですよね。

     

    テーマは暗いんですけどメロディセンスも歌声も素晴らしいんです!

     

    目を背けたくなるような真実を真正面から歌にするSSW、あいみょん。

     

    彼女は虚飾入り混じる音楽シーンの中で誰よりも誠実で、嘘のない歌い手でしょうね。

     

    2. back number 「ハッピーエンド」

     

    冬といえばback number!

     

    なんか冬になるとback numberが聴きたくなるんですよね笑

     

    この歌は100万部超えのベストセラーで、映画化も決定している「僕は明日、昨日のきみとデートする」の主題歌です。

     

     

    この冬もとんでもない名曲を送り出してきましたよ、back numberは。

     

    最初聞いた時はなんてことなかったんですけど、聴き込むうちにスルメみたいにジワジワきます。

     

    男女の別れの歌なんですけど、女の子はまだその男が好きなのに終わりが訪れているのを分かってしまっているという切なすぎる歌です笑

     

    こんな繊細な女性心理を歌にするback numberの才能に驚嘆の念を禁じえません。

     

    あとMVに出てくる唐田えりかちゃんが可愛すぎです。

     

    まぁソニー損保のCMに出た瞬間に目をつけてましたけどね、私は。

    0f617113ecf32a02b869808151107100_b86bee3f2e4ab230a223ea3238f379ec

    出展:唐田えりか official site

     

    クッソ可愛い。 透明感やば。

     

    こんな可愛い娘を泣かすようなやつは俺が許さねえ笑

     

    顔面パンチだ!笑

     

     

    3. 岡崎体育 「MUSIC VIDEO」

     

    またとんでもない才能が日本の音楽界に出てきましたね。

     

    日本に「新世代のBECK」が誕生したと言っても過言ではないでしょう。

     

    この日本のMVを皮肉った遊び心たっぷりの「MUSIC VIDEO」はすでに1,400万回再生を記録してます。

     

    見てて超たのしいんですよね、このPV笑

     

    確実に笑えますし元気が出ます。笑

     

    普通新しい音楽知る時ってテレビだったりウェブメディアだったりすると思うんですけど、私は岡崎体育を日経の記事を読んで知ったんですよね笑

     

    キャラはお笑い芸人 岡崎体育 楽曲の質の高さで人気|エンタメ!|NIKKEI STYLE

     

     

    もはや日本一お堅いメディア、日経新聞ですら無視できない存在になっているということです笑

     

    おちゃらけてる感じですけど楽曲の質の高さはやばいですね。

     

    一曲の中でありえないくらいリズムが変わるんですけど、それをうまくまとめあげるセンス。

     

    自ら「BASIN(盆地) TECHNO」と標榜するようにテクノがベースっぽいですけどあらゆる音楽的要素を自分流に再解釈してうまく取り込んでる気がします。(なぜ盆地かというと岡崎さんの出身地が京都だから)

     

    ジェイムス・ブレイクみたいなポスト・ダブステップ的要素や、

    エフェックス・ツインみたいな大御所テクノへのリスペクト

    フライング・ロータスみたいなオルタナティブ・ジャンルクロスオーバー性

    またカルヴィン・ハリスのようなEDMのエッセンスも消化して取り込んでいるなという印象を持ちました。(以上、ただ言いたかっただけ)

     

    一回聴けばケレン味と音楽的クオリティを兼ね備えた彼の楽曲の虜になってしまうことでしょう。

     

    4. Kings Of Leon 「Waste A Moment」

     

    邦楽ばっか紹介してきたので、お待ちかね洋楽ロックを紹介しましょう!

     

    今やアメリカを代表するロックバンドに成長したキングス・オブ・レオンの最新アルバムのリードシングル、「Waste A Moment」!

     

    いやー、最高です!! これぞロック!!

     

    この人たちの凄さは、デビューして10年以上経ってシーンを代表する存在になっても、デビューしたての頃の瑞々しさ・ピュアさを失わないことなんですよ!

     

    この曲なんて、「バンドやろうぜ!」ってノリで曲書いちゃったかのような初期衝動が溢れまくりなんですよ!

     

    PVの不思議な世界観とチアガール姿のアメリカン・スクール・ガールの可愛さがなんともツボです!

     

    キラキラ女子の憧れ、テイラー・スウィフトもキングスオブレオンを絶賛してますからね!

     

    「あ〜、なんだかとってもロックな曲を聴きたいけど何を聞けばいいのかワカンナ〜イ!☆★(ノ≧▽≦)ノ」

     

    と悩んでいる恋するウサギちゃん系キラキラ女子は、最先端かつ一番ホットなロックバンド、キングス・オブ・レオンをチェックマストですよ!

     

    【全米・全英制覇!】キングス・オブ・レオン、自らの壁をぶち破りデビュー13年目にして初のUSアルバム・チャート初登場1位!UKは5作連続!

     

    そしておすすめ5選の最後は・・・!?

     

    何と曲名がわかりません笑

     

    小出恵介多部未華子が出演している何ともハート・ウォーミングなマウントレーニアのCMで使用されている曲です。

     

     

    このCMほんと、心がほっこりしませんか?笑

     

    このCMの良さをさらに引き立てるのがこの曲です!

     

    クレジットで「七尾旅人」さんという方の曲だというのはわかるんですけど、どうやらこの曲は書き下ろしみたいで正式にはリリースされてないみたいなんですよね。

     

    めっちゃこの曲iTunesで買いたいんですけどね笑

     

    メロウな世界観がとってもステキな、七尾旅人さんの曲を他にも貼っておきますね。

     

    いかがでしたか?

    冬はメロウでギターの旋律がきれいな曲を聴きたくなりますね!

     

    薪をくべた暖炉の前で、リクライニングチェアに座りながら膝にブランケットをかけて、あったかいココアを飲みながら聞き耽りたいですね〜!

     

    ・・って全部ないけどね!★☆ (∩˃o˂∩)♡

     

     

    街角にもクリスマスソングが流れ始めたり、クリスマスに向けて雰囲気が一気に盛り上がってまいりました!

     

    まさかのクリスマス3連休、私はぼっちで迎えるのか、はたまた・・・!?

     

    ラブストーリーは突然に!!

     

     

    ・・・を期待してブログを締めるとしましょう笑

    チャオ〜!( ๑ ╹ ◡ ╹ ๑ )

     

     

     

     

  • まさくろさんぽ。1 〜蔵前編〜

    まさくろさんぽ。1 〜蔵前編〜

    ごきげんよう。 ごめんあそばせ。

    masakuroyです。

     

    いや〜秋も深まり気づけば木枯らしが吹いてきそうな季節になってきましたね!

     

    とうとう冬がやってきますね。・・・

     

    真っ白ぉーな雪に心さらわれたり、

     

    いつか雪が積もる頃に二人で行きたかったり、

     

    長くなるだけだから君が好きだとまとめたくなってしまうような、

     

    そんな季節。

    ※これJASRACとかいれとかないとヤバイかな??

     

     

    冬が来るぅ〜〜〜!! (ザキヤマ風に)

     

     

     

    さてと、まぁそんなことはどうでもいいんです。

     

    これくらい季節は夜はすっげー寒いけど日中天気がいい時はとってもすごしやすいんですよね。

     

    ついお出かけしたくなってしまいます。

     

     

    そういうわけで最近よく休日に散歩だったり街歩きをしてます。

     

     

    最近は蔵前に行きました。

     

     

    清澄白河とかが近いんですが、浅草とかも近くて最近イーストトーキョーのアツいエリアと言われてるところですね。

     

     

    もともと蔵前はとってもおしゃれで面白い街に変貌を遂げているというのを聞いていたので、引っ越し先としても検討していたりしました。

     

     

    最近速水健朗という方が書かれている「東京どこに住む?」という本を読んで一層興味が湧いたのでいっちょ行ってみました。

     

    s__32153641

     

    日曜の午前中に行ったのですが、結構年季が入ったビジネス街ぽい感じがしました。

     

    こうした昭和っぽさを連想させる街並みに、おしゃれなバルだったりデザイン事務所だったり、カフェができたりして、古くからある下町の文化と最新のカルチャーが融合して、なんだか面白い雰囲気を生み出しているエリアらしい。

     

    s__32153640

     

     

    独特の味がある。 というか人全然いない

     

     

    s__32153642

     

     

    ”おからドーナツ”なるものを売ってました。

    良き古き昭和のかほりがします。

     

    s__32153638

     

    こういうなんとも言えない路地の隙間に心惹かれてしまいます。

    味があっていいわぁ〜

     

    s__32153639

     

    裏路地パート2。

     

    s__32153646

     

     

    裏路地パート3。

     

    いいわぁ〜

     

    なんかすごい懐かしい感情を思い起こさせる。

     

    昔、子供の頃によく行ってた大阪のおばあちゃんが住んでいた住之江の町の風景に似ている。

     

    s__32153643

     

     

    こうした懐かしさを感じさせる街に自然とおしゃれスポットが溶け込んでいる。

     

    オーダーノートが作れる文房具のお店、カキモリ。

     

    【東京 蔵前のおすすめスポット】たのしく、書く人のためのお店「カキモリ」

     

    s__32153644

     

     

    中にはノートやら付箋やら万年筆やら、自分だけのこだわりの文房具を持ちたい人はワクワクするようなアイテムがたくさん置いてあります。

     

    ”モノ”へのこだわりをとっても感じるお店。

     

    蔵前の裏路地を歩いていると出くわしたお茶屋さん。

     

    もとにあった建物を活かして、リノベーション的に今風の外観にするセンスに胸を撃ち抜かれました。

    【蔵前】「NAKAMURA TEA LIFE STORE」100年先も、暮らしにお茶の楽しみを。|灯台もと暮らし

     

    s__32153645

     

     

    そしてここですよ。 ダンデライオンチョコレート。

     

    大のチョコレート好きにはこういったクラフトマンシップあふれるチョコレート屋さんは放って置けません。

     

    2/11オープン!「ダンデライオンチョコレートファクトリー&カフェ蔵前」へ早速行ってきたよ!|箱庭 hakoniwa

    s__32153647

     

     

    どうやらサンフランシスコ発のチョコレートで、カカオ豆からチョコを手作りするということにこだわりを持っているらしい。

     

    中はチョコレートを作れる厨房が観れるようになっていて、かつワークショップで自分たちでチョコ作りを体験することもできるみたい。

     

     

    店に入ったらシャンプーハットみたいな帽子をかぶったワークショップの参加者っぽい人がたくさんいて、社会科見学の工場みたいになってた笑

     

     

    ここチョコレート売ってるお店だよね?笑

     

    s__32153648

     

    手作りチョコをふんだんに使ったクッキーやらお菓子をたくさん買って友達へのお土産にしましたが、

     

    「このチョコレートのお菓子、美味しい! どこで買ってきたの?」

     

    と、みんなから大好評でした!

     

    時間の都合で蔵前はあんまり見て回れませんでしたが、今度はもっと色々なところを見てみたいと思わせる魅力を持った街でした。

     

    今度は夜に行って、流行のバルにでも入ってみよかな!