期待せずにはいられないFontaines D.C.

こんにちは、masakuroyです。

最近とても気になっていたロックバンドのニューアルバムがリリースされました。

Fontaines D.C.の「Hero’s Death」です。

ちょっと音楽的なカテゴライズとかあんまりわからないのですが、あえて例えるとするならミニマルなポストパンクとでもいうんでしょうか。

冒頭の楽曲”I Don’t Belong”などどこかジョイ・ディビジョンとかインターポールを彷彿とさせました。

アイルランドのアートスクール出身の5人組というかなりトラディショナルな印象を受けるが、そのイメージは間違っていない。

音楽として新しさがあるわけではないが、荒削りな部分もありつつ細部をしっかり計算しているのかフレーズの繰り返しは不思議とクセになる魅力がある。

この計算しているのか天然でやっているのかいまいちわからない雰囲気がFontaines D.C.の魅力をより高めているのかもしれない。(バンド名の呼び名はフォンテインズ・DCでいいのだろうか? そもそもどういう意味なのだろうか?)

楽曲はシリアスなマイナー調の雰囲気の曲が多いが、不思議と暗くなりすぎず結構サッパリしていて聴きやすい点はリスナーの間口を広げるかもしれない。

この2020年に既に音楽のメインストリームからは遠のいてしまった感のあるロックで何を表現するべきかとか難しいことは考えず、おれらは自分のやりたいことをやるだけだぜ的なある意味ロックスピリッツが漂う佇まいはとてもカッコいいし、これからも彼らからは目を離せなそうだ。

実際にライブに行って聴いてみたいと思ったバンドは久しぶりだ。

コロナ落ち着いて来日する機会があったらライブに行ってみたいなぁ(ただしフェスは行きたくない。単独か対バン来日ライブがあったら行きたい)。

彼らの1stアルバム「Dogrel」も初期衝動とアイリッシュな空気が濃厚に漂っていていい感じです。ぜひご賞味あれ。

先達のU2やMy Bloody Valentineのような偉大なバンドになって欲しいという期待もしてしまうが、彼らは「俺らは他の誰でもなく俺らだし」といいそうな雰囲気がまたいい。

それでは今日はこの辺で。

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