こんにちは。masakuroyです。
お久しぶりです。
気づいたら3ヶ月くらいブログを更新してませんでした。
何をやっていたんでしょうか。 たぶん充電していました。
さて、今日は夏休みを利用して行ってきた甲子園の観戦・旅行記を書こうと思います。
今回は8月11日と12日の試合、1回戦・2回戦を観戦しようと思い2泊3日の旅程で出かけた。
案の定この日程は新幹線の指定席など取れるはずなく、東京駅から自由席で乗車。
朝8時過ぎにも関わらず自由席の半端ない順番待ちの行列に恐れをなしたが、1号車の前列扉側に並びなんとか乗車できた。
2時間半ほど乗車している間に今大会の甲子園のおさらい。
今年はドラフト候補になるスーパー高校生を要する話題校が目白押し。
超高校級の逸材を何人も擁する圧倒的優勝候補の大阪桐蔭に、高校No.1右腕との呼び声が高い吉田投手を擁する金足農業。
また2年前まで毎年初戦敗退だったのに甲子園出場を決めた三重県代表白山高校など、話題に事欠かない。
さすがメモリアルの100回記念大会、平成最後の甲子園。
注目する要素が数多くある。
Numberを読んでやっぱりKKコンビを擁したPL学園と、”平成の怪物”こと松坂大輔を擁して春夏連覇した横浜高校は甲子園の歴史の中でも特別なんだなぁと思いを巡らせているうちに新大阪についた。
大阪に着いたらまず名物「インデアンカレー」で腹ごしらえ。
阪急三番街の地下2階にある。
この甘辛いルーは相変わらずクセになりまんなあ。
インデアンカレー 阪急三番街(INDIAN CURRY)-梅田/カレーライス[食べログ]
食後、ホテルに荷物を預けいざ阪神電車に乗り込み聖地・甲子園へ。
ホームではアナウンスや電光掲示板で「全国高校野球選手権大会のチケットは売り切れており、甲子園球場には入場できません」とやたら注意を促されているが、こちとら甲子園現地観戦回数5回を超えるベテランである。
こうやって牽制はしているが現地に行きさえすればなんだかんだで入場できることは知っているのだこっちは。
甲子園駅につき、ホームから甲子園球場を見下ろしてみたところ・・・
えっ!? 駅まで行列が伸びてるやん!!
こ、これは球場に入れないというのもあながちフラグではないのかもしれない・・!
お察しの通り今年は記録的な猛暑に見舞われ、甲子園の開催自体が疑問視されていたことは周知の事実である。
日差しの中にいるだけで熱中症リスクが高まる危険な環境の中で、これだけの人が甲子園の入場券を買い求めて行列に並んでいるという圧倒的事実に、足がすくんだのは確かである。
しかし我とて100回記念の甲子園を生観戦すべくわざわざ東京くんだりからやってきたのだ。
ここで引き返すわけにはいかない。
意を決して阪神タイガースよろしく縦縞の自動改札にICカードをタッチした。
甲子園に来たら学校関係者席であり、応援の迫力が素晴らしいアルプス席で観戦することにしていたのでアルプス席の行列に並んだ。
地獄の業火に焼かれんが如く直射日光の人間BBQと化しそうな自由席の行列と違い、アルプス席は高速道路の高架下に並ぶので、日陰の比較的快適な環境で待てるのでオススメである。
まぁ、そういいながらも13時前から並んで、球場に入場できたのは第4試合が始まった16時過ぎであった。
優に3時間待ってようやく入場できるというディ●ニーランドも真っ青の行列である。
ようやく聖地・阪神甲子園球場に入場することができました。
黄昏時の甲子園。・・・
この時になると気温もだいぶ下がり快適な環境で観戦できた。
試合は名門・愛工大名電高校対白山高校のお隣県対決だった。
随所でフレッシュでハツラツとしたプレーを見せた初出場白山高校だったが強打を誇る愛工大名電に軍配が上がった。
3塁側の愛工大名電のアルプス席で観戦していたのだが、名電の攻撃でファウル気味のフライが上がり、白山高校のレフトがフェンスに当たりそうになりながらキャッチ。
その時フェンスにぶつかりながら観客席に向かってニッコリ。
球児の爽やかな笑顔に相手チームの選手にも関わらず観客は皆魅了され、白山高校にも暖かいエールを送っていた。
なんて爽やかなんだ、甲子園。
やっぱこれだよな、高校野球。
甲子園の醍醐味を存分に味わい、夜は焼肉に舌鼓をすべく鶴橋に。
空 鶴橋本店(そら) -鶴橋/ホルモン[食べログ]
軽快な関西弁が飛び交う中、絶品のホルモンを堪能し明日の試合に思いを馳せた。
さて今回宿泊するホテルは梅田駅にほど近い「ヴィアイン梅田」。
ヴィアイン梅田 -トリップアドバイザー
繁華街の真っ只中にあるが、ホテル内に入ると別世界のような静けさ。
できたばっかりらしく内装も非常に綺麗で落ち着いている。
一回からはセブンイレブンに直通の入り口があり便利。
朝食ビュッフェバイキングは味がよく種類も豊富で満足度高し。
レストランは最上階で景色も最高である。
コスパ・利便性に優れた満足度の高いホテルであった。
二日目。
朝ホテルでビュッフェを堪能した後テレビで第1試合二松学舎大付対広陵を見つつ、昨日より早めに甲子園球場へ向かう。
11時前には球場に着いたが、すでにアルプス席には長蛇の列が。
今回は初めて1塁アルプス席での観戦を試みるため列に並ぶ。
さすがに11時入りなので第3試合からは見れるだろうと思っていたが、なんと第3試合には入場できず。
それだけ長蛇の列だったのだ。
しかも第3試合は、高校野球史に新たな1ページを刻んだであろうあの済美対星稜、延長タイブレークでのサヨナラ満塁ホームランの試合だったのだ。
球場の中で観戦できなかったのはなんとも悔やまれるが、アルプス席の列に座りながらラジオと一球速報で観戦していた笑
なので個人的にはあの熱戦を体験した当事者だと思うようにしている笑
ラジオと一球速報は時差があるから球場内のものすごい歓声が実況よりちょっと早く聞こえたけど笑
ちなみにチケット再販売を待つ列はこんな感じである。
もう皆さん慣れてしまってリラックス感が強い笑
再販売を待って、第4試合が始まった17時にようやく入場できた。
皆さんおわかりだろうか?
高校野球の試合を1試合見るのに優に5時間並んだことになる。
何かの行列に5時間並んだことはあるだろうか?
しかし、これだけ並ぶことになっても、暑い中大の大人が文句も言わず黙々と待っているのである。
これが「甲子園」というコンテンツが持つ力であろう。
どれだけの金・権力があろうとこれだけ待たないと甲子園の観戦チケットは手に入らないのだ。
ちなみに当日は朝の6時には「満員通知」が出たらしい。 どんだけやねん笑
今まで何回も甲子園を見に来たけど、ここまで混んでいたのは記憶にない。
高校野球人気が年々一足飛びに高まって来ていることを肌に感じる。
第四試合は慶應義塾高校対高知商業高校の伝統校同士の対決だ。
慶応の応援団が座る1塁アルプス側の最前列に座ったのだが、応援の雰囲気がすごかった。
旧制中学時代の第2回大会で優勝している伝統校、久々の出場ということもあり応援席の盛り上がりがすごい。 どこを見ても青と赤のメガホン。
しかも応援歌がよく流れる「アフリカン・シンフォニー」とかじゃなくて慶応独自の応援歌だから観客は耳慣れないのだが応援席で皆熱唱している。
明らかに普通の甲子園とは異なる異質な雰囲気を醸し出していた笑
この時最前列のフェンス越しに試合観戦したのだが、もう目線がグラウンドレベルで金網越しに写真を撮るとまるでボールボーイになったかのような視線だ。笑
塁審さんが近い笑 迫力がすごい。
試合は今大会躍進した高知商業の強力打線に慶応バッテリーがつかまり、点差が開いた。
最終回慶応が反撃の狼煙をあげたが届かず、高知商業が3回戦に進んだ。
試合終了後、アルプス席に駆け寄り泣きながら一礼をする慶応ナインの姿が印象的だった。
甲子園で引退できるのは幸せなことなんだと思う。
この大会で負けたチームの三年生はその時点で即引退なのだ。
万感の思いが去来するであろう。
しかし、負けても一切言い訳することなく、爽やかな涙とともに支えてくれた全ての人たちに感謝し、勝者に敬意を払いながら甲子園を後にする。
「高校野球、最高!」「あいつ、半端ないって」劇的敗退も・・・近江ナインが「爽やかすぎる」: J-CASTニュース
数えきれない人間ドラマが生まれ、素晴らしいスポーツマンシップ・美しい友情を垣間見ることができるのが、人々がこれだけ甲子園に惹きつけられる理由なのだろうか。
なぜこんなに甲子園を心と体が求めるのだろう、確たる答えがあるかどうかはわからない。
しかし甲子園は飽きもせず毎年人々の心を打つのは確かである。
何一つ確かなことはないが、私はまた甲子園に来てしまうのだろう。
いや、必ず来年またここに来るだろうー。
梅田食道街のねぎ焼きを食べながら密かに心に誓ったのであった。
「新梅田食道街」安くて旨い!大阪のおすすめグルメ9店|icotto(イコット)
第100回高校野球選手権大会観戦記 完〜