こんにちは。masakuroyです。
日に日に寒くなり冬の足音が近づいてきましたね。
冬が嫌い・苦手な人も多いですが、私は冬は結構好きです。
まずこの季節は鍋が美味しい。
また趣味のランニングの後に凍えた体で銭湯に行き、熱い湯船にザッブ〜ン!と浸かった瞬間はわが人生至高のときと思わず昇天しそうになります。
まさに天にも昇る夢ごこち。
日常のささいな瞬間にもこういった幸せは溢れているわけです。
昨日、お笑い芸人のカラテカ矢部さんのネットニュースを見て、激しく共感してしまいました。
仕事、SNS…”オンのつながり“に疲れた貴女へ カラテカ・矢部さんに聞く「僕の幸せ」-Yahoo! BEAUTY
矢部さんは先日90歳近い大家さんとの「ひとつ屋根の下生活」を描いた漫画を発表し話題になっていますが、この記事の中で矢部さんが言ってることがめっちゃいいんです。
矢部さんは酒も飲まないタバコ吸わない、ましてや女遊び・ギャンブルもせず、相方の入江さんとは対照的です笑
芸人仲間からは「何が楽しくて生きてるの?」と聞かれたりするらしいですが幸せの基準は人それぞれ違うと。
記事でも書いてますが他人の「幸せ」の基準に振り回されるのではなく、自分の中での”幸せ”の基準を持ち、そこからブレない。ということはとってもライフハックなスキルだな。と思った次第でした。
そんな何でもないささいな日常が実はとってもキラキラ輝いていた日々だった、ということを描いた映画「南瓜とマヨネーズ」を観てきました。
売れないバンドマンの彼を支える女性が昔好きだった人に偶然会い、揺れる女心を描いた映画です。
「オメェ30半ばのおっさんが一人でこんな恋愛映画見にいったのか!?キモチワリィ」と思われるかもしれませんがうるせえ! 何見よーがぼくの勝手でしょうが!
すいません、一人で勝手にノリツッコミならぬノリ半ギレしてしまいました。 キモいですね。
まぁそんなことはどうでもいいんですが私が愛読するSPA!で連載している「松江哲明のシネマ・スープレックス」でこの映画を”世界の端でうずくまるダメ人間たちを肯定するミニシアター映画の傑作”と激賞していたので、俄然見たくなったのがきっかけでした。
半ばSPA!に乗せられて観にいったようなものです。
私はこれをSPA!消費と呼んでいます。
しかし私はこういったミニシアター系で、サブカル要素があり地味でダメ人間を肯定する映画は大の大好物なのです。
そういえば今気づいたけどちょっとソラニンに似てるかもしれない。 設定とか。
20代後半で夢を追うか・現実とるかって、多分すごい悩んでもがいて苦しい時期じゃないですか?
同世代でブレイクする人たちも出てきたりして。
そういったもどかしさとかが痛いくらい画面から伝わるんですね。
ダメ彼を太賀が熱演してますが、いや〜いい俳優ですね〜!
本当にそのへんにいそうな青年でイケメン?ではないけど人を惹きつける魅力を持ってます!
また、一番びっくりしたのは主人公の臼田あさ美。
「何か久しぶりに見たなぁ」くらいの感覚だったんですが超絶いい女でした。
ダメ彼を必死に支えるともすれば依存体質っぽい女性を熱演しているのですが、演技も素晴らしく上手だしスクリーンから伝わる臼田あさ美の大人の色香・魅力がヤバイ。
「あれ? 臼田あさ美ってこんなにキレイだったっけ?・・・」とついドキドキしてしまいました。
めっちゃスタイルいいし・・・
もう臼田あさ美をキレイに撮ることに全精力を捧げたドキュメンタリーなんじゃないかというくらい、彼女の魅力が満載でした。
また臼田あさ美演じるツチダの元彼として出てくるハギオ役のオダギリジョーのかっこいいことかっこいいこと。
この人のかっこよさはマジで別格ですね。 こんなプレイボーイいたらツチダならずとも誰でもイチコロになっちゃうでしょ。 女性なら抱かれないのが野暮ってもんよ。
この登場人物たちが登場するロケーションもいい感じなんですよね! どこか懐かしい風景というか。
ツチダの住んでるアパートとか古そうだけど、とてもいい感じの古さで夢見る若者が住んでそうな住まいです。
撮影場所ってどのへんだろ・・?
なんとなく池尻とか三茶らへんぽい雰囲気ではありました。
新宿武蔵野館というこじんまりとした、きれいな映画館で見たのですがそこもとってもよかったです。
大きすぎないスクリーンで映画予告もなくいきなり本編始まるのは新鮮でしたし、規模もちょうどよかった。
ミニシアターって感じで楽しめました。
ただ観客が8、9割女性だったため怖気付きチケットを捨てて逃亡しようかとも思いましたが、必死に勇気を振り絞って観て本当によかったです。
カップルやご夫婦で観ても楽しめる映画だと思いますので、是非映画館まで出かけて見てはいかがでしょうか。
甘酸っぱく、ほろ苦い青春の残り香がほのかに漂ってくる、ホットレモネードのような優しい映画となっております。
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