〜前回までのあらずし〜
思い立ったが吉日、熱海一泊二日弾丸旅行を敢行した学生時代からの友人、我ら三人。
1日目は熱海に着くやいなやうなぎを食い、ソフトクリームを食い、神社で神頼みし、旅館の美味しいご飯をたいらげ地元のスナックでカラオケを熱唱し、部屋に戻って酒盛り。
こうして初日の夜は更けていった・・・
そして熱海二日目の朝がやってきた。
海と山に囲まれ、昔から風光明媚な土地として数々の作品の舞台になってきた熱海。
このように朝焼けに染まる熱海の街と海は美しい。・・・・
まるでコートダジュールのようだ。
いったことないけど。
どこかもしらんし。
「朝ごはんを食べる前に浜辺を愛犬とランニングしながら軽く汗を流したいな〜」
などと虚言まじりの妄想に浸っているうちに、仲居さん(男)が朝ごはんを運んできてくれた。
どーん! 最高でしょ? 旅館の朝ごはん。
仲居さん(男)はすごく真面目で喋り方がとても面白い人だった。
料理を説明する時に
「こちら茶碗むしのうわてにご準備ございますのはかまぼこと昆布、そして右手にご準備ございますのは・・・・」
とまるではとバスのバスガイドさんのように丁寧に料理を説明してくれる。
そして料理の説明や配膳をしてくれている間に、熱海でオススメスポットなどを聞いてみることにした。
部屋の窓からは海からすぐ近くにそびえる熱海城がよく見えたため、
「熱海城ってどんなところなんですか?」と聞いてみた。
「あちらにご準備ございます熱海城は、観光施設として造られたものでございます。
トリックアート館や、秘宝館などのレジャー施設もご準備ございます。
特に日本で残っている秘宝館は熱海だけでして、アダルティなグッズがたくさんご準備ございまして人気でございます。」
仲居さんの話し方のクセなのだと思うが、何にでも”ご準備ございます”とつけてしまうのがまるで夏目漱石とかの古典小説に出てくる登場人物のようで、なんともおかしかったのだが、まさか”アダルティなグッズのご準備”というマジックワードのコンビネーションが飛び出してくるとは予想もつかなかった私は、つい笑いそうになってしまった。
この瞬間に我々は朝ごはんを食べた後「熱海城に行こう!」と固く心に誓っていた。
朝ごはんを完食し余韻に浸るmasakuroy。
何この重厚感。 何この大物政治家感。
完全に31歳の若造には出せないオーラ出てる。
朝の日差しの光を一心に集め、スマホを弄ぶS。
このフェルメール感。 何なの。
チェックアウト時、ロビーで一服するmasakuroyとT。
どうでもいいけどSの持っているiphone 7plusの画質がやばいクオリティー。
マジでミラーレスカメラとかを軽く凌駕している。
技術の進歩すげえ・・・・
ホテルではチェックアウト時に無料ドリンク一杯サービスもあり、スタッフの人が送り出してくれるという至れりつくせりなサービス。
聚楽さん、とってもよかったです!
ありがとうございました!(^_^)
熱海城に行く途中、お土産やさんで塩豆大福を買う私。
おいしかったです(一個食べてる)
このお土産やさんでは伊豆名産の「ぐり茶」の試飲ができるのだが、
何が驚いたって「ぐり茶」の名前の由来。
「グリグリした形で仕上げられるので「ぐり茶」と呼ばれています。」
えっえ!!? 何その由来!?
て言うかグリグリした形ってどんな形なの!?
全然想像つかない!!笑
もやもやした思いを抱えて熱海城にむかったのだった・・・・
控えい控えい!! 我を誰と心得る!! 熱海城なるぞ!!
頭が高〜〜〜〜い!!!
・・・この写真、熱海城が全く伝わってこないな・・・
仲居さんに勧められた秘宝館か、トリックアート館か熱海城か悩んだ挙句我々は熱海城に行くことにした。
散々「アダルティなグッズ」とか前振りしておいて結局秘宝館いかないっていう笑
熱海城、正直言ってあんまり期待してなかったけど、かなり楽しかったです!
城内一階には海を見ながら足湯につかれたり、昔のおもちゃで遊べたりするコーナーもある。
各階ごとにいろんな展示物があるのだが、結構見て楽しい工夫が施されていて三十路男三人でも結構楽しむことができた!
2階には日本にあった名城の絵やマッチで作ったお城が飾られていた。
マッチ一本一本積み上げて作った日本の名城のクオリティは感動の域!!
3階ではなんとR18の春画展が開催されているのです。
マジでこれはすごい。
モロです。 無修正です。
過激なんてもんじゃないです。
現代の技術の粋を集めてもかなわないめくるめく官能の世界が待っています。
ぜひカップルで行くことをお勧めします。 新たな世界への扉が開くでしょう。
私は
「はるか昔の平安時代、室町時代、江戸時代から人々はやることやってたんだ。
やはりいつの時代もみんなドスケベだったんだな
こんな時代からこんな体位あったんだ」
と妙な感動を抱かずにはいられませんでした。
4階では「江戸判じ絵」という謎解きコーナーがあります。
これも江戸の人々のとんち、遊び心を味わうことができる。
カエルの絵がかわいい。
四つの葉っぱに濁音。。・・ヒントは地名・・・
これなんだっけ?笑 答え完全に忘れた笑
5階では江戸時代の文化を体験できるコーナーがある!
着物を着てみたり、お殿様とかが乗ってた駕籠(かご)に乗ってみることもできます。
私は糞尿を運ぶための肥桶を持ってポーズをとってみました。
さてそして屋上の天守閣からは壮大な相模灘が見渡せる!
めっちゃ天気良かったから景色が最高だった!!
熱海をバックに。
「ボカァ、君といる時が一番幸せなんだ・・・」
とつい若大将の真似をしたくなってしまいます。
記念写真を自撮りで!・・・
いや〜ハハハ・・・ もうみんな十年以上の付き合いだが、、、
逃れられない加齢。
「ワカモノ」から立派な「オジサン」になったことを痛感したのでした。・・
よーし!! 「LEON」を読んでかっこいいオジさんを目指すぞ〜〜!!☆☆
・・・とまぁ熱海城は見所盛りだくさんでめっちゃ楽しいところだよという話です。
熱海行ったらぜひ行ってみてください。 損はしないよ!
しかし唯一後悔があるとしたらあの「イベント」が見れなかったことだ・・・
そう・・・
”ハイブリッド猿回し”ってなんやねん!!
完
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