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  • エモへの旅 Vol.3

    エモへの旅 Vol.3

    〜前回までのあらずし〜

    Tの結婚式で新婦へのサプライズムービーを制作すべく、一日弾丸地方ロケを敢行することに決めた我々。

     

    3月の週末、私は早朝の品川駅にいた。

     

    ここからサプライズムービーのロケは始まっているのだ。

     

    撮影カメラマン役を担う私は品川駅の風景をいろんなアングルから撮っていた。

     

    サプライズムービーのストーリーが「新郎Tが”昔の君(新婦)”に会いに行くために新婦の故郷に行って色んな人に話を聞く」というものだったため、品川駅から新幹線に乗るシーンもしっかり撮影する必要があるのだ。

     

    ホームで新幹線に乗り込むシーンから撮影する我々。

     

    「エモい」カットを撮るためには人物や対象を画面の端に配置して撮影する手法が効果的と巨匠からアドバイスを受け、常に意識しながら慎重に撮影を行った。

     

    気分はもう短編映画を撮影する監督兼カメラマンの気分である。

     

    しかしこんなにいろんなところでビデオカメラを構えてたら他の人からはYoutuberかなんかか?と思われるのでないかと思い、気が気でなかった。

     

    少し気恥ずかしかったが、迷惑をかけない程度に図々しく撮影して行くしかない。

     

    注意されたら速やかに撮影を中止するなど気をつけるようにしよう。

     

    新幹線の車内でも撮影。

     

    ぶっちゃけあいつら何してるんだこんなところで?と思われたかもしれない。

     

    すいません。

     

    でも僕らはエモいムービーを作らなくちゃあいけないんです!

     

    なんとか見逃してください!

     

    と心で思っていた。

     

    車窓から撮影したエモい風景。

     

     

    撮影の合間に映像制作担当のSにSDカードを渡し、映像制作ソフトに素材としてPCにダウンロードしてもらう。

     

    ものの10分くらいで音楽を乗せた導入の映像サンプルが出来上がる。

     

    す、すごいぜS氏!

     

    ていうかビデオカメラとパソコンがあれば結構簡単にすぐ映像作れちゃうんだなぁ。・・・

     

    いやー文明の利器ってすごいわ。

     

    1時間半ほどで名古屋に到着した我々。

     

    名古屋駅で新婦の後輩ちゃんたち・新婦の親友でサプライズムービーを協力してくれるAちゃんと合流。

     

    おしゃれなスタバで待ち合わせし、そこで撮影・インタビューすることにした。

     

     

    インタビューは全然問題ないと思うがスタバで撮影なんて、「他のお客様の迷惑になりますので・・」とか言われて中断を余儀なくされるかと思いきや、店員さんからも全く注意を受けず、他のお客さんからもクレームみたいなものはなかった。

     

    どんだけ心広いんだ名古屋のスタバ!!

     

    かなりオープンで広い店舗だったから大丈夫だったのかな・・・?

     

    巨匠から教わったエモ撮影テクニックで、以下の手法も実践した。

     

    ・手前に花瓶やマグカップをぼやけた状態で映し、インタビュー風景を撮影するだけでエモくなる。

    ・カメラの大体2m先にピントを合わせて、遠くから人を歩いて来させる(カメラに近づいてちょうど2mくらいの距離で焦点があう)だけでエモいカットが取れる。

     

    いつの間にかクリエイタースピリットが醸成されてしまい、いいカットを撮ることにこだわるようになって行った。

     

    しかしピント距離合わせ機能を自動から手動に切り替えるやり方を覚えてからズブの素人のなりきりクリエイター病が悪い方向に暴走し始める。

     

    後輩ちゃん達とのインタビューを楽しく和やかに終え、我々は次の場所へ向かった。

     

     

    岐阜県某市で新婦の高校時代の恩師と待ち合わせし、インタビュー・撮影をする我々。

     

    この日は素晴らしい好天に恵まれていた。

     

    えせカメラマンの私は調子に乗って撮影をしていたが、ピント調整機能の使い方を間違え先生の顔がピンボケどころか完全モザイクで映ってしまっているカットがありお蔵入りしたのは後日談だから話せることである。(先生ごめんなさい)

     

    しかし会う人みんないい人すぎるよ。

     

    新婦はこういう人たちに囲まれ穏やかでのびのびした青春を過ごしたのだなぁと思うと、人の人生の歴史を追体験させてもらってるような気がしてそれこそエモかった。

     

    これまたエモい”赤い電車”を撮影し撮り高を稼ぐ私。

     

     

    この後新婦が通った高校に行ってクラスメイトにインタビューした後、なんと新婦のご実家!にお邪魔してお茶菓子まで出してもらってしまった・・・!

     

    我々なんの関係もないのに笑・・! その時お土産でもらったお菓子がめちゃくちゃ美味しかった。

     

    栗きんとん・栗菓子 恵那川上屋/公式オンラインショップ

     

    青い山脈シリーズのアンガディーネめっちゃくちゃうまかった。

     

    東京にも支店があるらしいので今度行こうっと。

     

    最後は中学校で新婦の同級生と待ち合わせての撮影だ。

     

    その中学校が最高にエモくてまるで「君の名は」での世界が現実に抜け出てきたのかと思うほどセンチメンタルなロケーションだった。

     

    しかもちょうど夕暮れ時ですごいいい雰囲気。

     

    在りし日の学生時代の思い出がフラッシュバックするような不思議な感覚だった。

     

    エモすぎる景色。

    こんな場所で過ごせる学校の生徒羨ましい・・・!

     

    新婦親友Aちゃんの素晴らしいブッキング・ガイドを得て無事我々は名古屋でのロケを終えた。

     

    夕飯を作るために日帰りで帰路につく新郎を見送り我々4人の撮影隊は打ち上げに向けてまず腹ごしらえ。

     

    名古屋といえばまずここ、納屋橋の山本屋本店の味噌見込みうどんである。

     

    山本屋本店 広小路伏見店 -伏見/うどん[食べログ]

     

     

     

    味噌煮込みうどんを、食す。

     

    無料でおかわり自由の浅漬けがまたうまいのだここは。

     

    腹ごしらえを終えた後、我々は今宵の宿に荷物をおきにいく。

     

    KがAir bnbで予約した「民泊」ホテルに初宿泊である。

    Guest House 1min Sengen

     

     

    非常に綺麗で快適なゲストハウスだった。 設備は充実してるし一人じゃんけん負けた人が二段ベッドという罰ゲームがあったものの、これで一人当たり6千円は下手なビジネスホテル泊まるより全然ありだなぁという感想。

     

    この後我々はお約束の「味仙」にいき、コブクロやら青菜炒めやら台湾ラーメンやらおなじみのご当地グルメビブグルマンを堪能した。

     

    味仙 矢場町店(ミセン) -矢場町/台湾料理[食べログ]

     

     

    撮影も無事終わり我々は開放感に満ち溢れていたのだろう。

     

    カラオケで歌ったりHUBにいき普段絶対に注文しないやたら長いビールを一気飲みしたりして、気づいたらガールズバーで若いガールズバー店員の言いなりパパが如く酒を奢りカラオケをリクエストし、気がつけば巨額の財産を溶かしていた。

     

     

    ガールズバーは行かなきゃよかった。

     

    しかし行ってよかったというような気もする。

     

    こういう矛盾するような割り切れない気持ちを抱えることもある種の「エモさ」なのかもしれない。

     

    思ったより歌がうまかったガールズバーの店員。

    思ったよりはるかに高かったガールズバーの会計。

     

     

    こうしてエモさを探した僕らの旅は幕を閉じた。

     

    でもやることはこれからが本番だった。

     

    ・・・と思っていたがアマチュア映像制作の最高峰Sが動画編集ソフトで超ハイクオリティのサプライズムービーを短納期で作ってくれた。

     

    もう僕がすることはあんまりなくて岐阜ロケで取れなかった画を2、3カット別日にとるくらいだった。

     

    全体が出来上がった段階で巨匠に確認してもらい、細部を調整することでとうとうサプライズムービーが完成した。

     

     

    後は結婚式当日にこの動画を流し、花嫁はもちろんのこと、会場全体が感動の涙に包まれれば我々の一切の苦労は報われるのだ。

     

    しかしこの時は、このプロジェクトに関わった誰もが当日起こることを全く予想できなかったのであったー。

     

    Vol.4に続く。

     

     

  • エモへの旅 Vol.2

    エモへの旅 Vol.2

    エモへの旅 Vol.2

    〜前回までのあらずし〜

    友人Tの結婚式が1ヶ月半後に迫る中、余興の依頼を受けて凍りつく我々。
    果たしてこの短い準備期間で納得のいく余興を作り上げることができるのか?!

     

    余興を引き受けてから我々は急ピッチで準備を進めることになった。

     

    なにせまだ何をやるかも決まっていないのだ。

     

    定番のダンスや出し物も意見に上がったが、会場にそれだけ広いスペースがなさそうということで却下になった

     

    また以前私が手がけた余興ダンスのクオリティを新婦から酷評されていたこともあり、最初からあまり当日会場で出し物をする気はなかった。

     

    それではと、新郎から新婦に送るサプライズムービーを制作しようという方向性になった。

     

    どんなサプライズムービーを制作するのか?

     

    それはやはり新婦に内緒で新婦の故郷に赴き、生まれ育った場所をめぐり地元の友達にサプライズ出演してもらうというものだ。

     

    しかしそれをどのようなストーリーで作るのか?

    どんな演出で、どんな音楽を使い、どんなトーンなのか?

    お笑い系なのか? ドラマ調なのか? ドキュメンタリー調なのか?

     

    この辺に関しては議論を重ねたものの、皆が完全に納得するようなプランは出ず、余興作りは難航した。

     

    新婦がバスケ部で地元で会う友達や恩師もバスケ関係ということで、スラムダンク」のBGMをバックに彼らに次々とバスケ対決を挑んで行く動画を作ろうという方向性で進めようとなったのだが、”本当にこれでいいのだろうか?”という疑問を拭えないままその場は散会した。

     

    バスケをやるのでボールやらユニフォームやらを準備しようという段階で、新郎から共有メッセンジャーに一通のメッセージが送られてきた。

     

    「テーマはエモや」

     

    メッセージと共に一枚の画像が送られてきた。

     

    それはプロが作り上げたとしか思えないクオリティの絵コンテだった。

     

     

    な、なんだよこんなの作れたのかよ。、、

    俺も手書きのポンチ絵で絵コンテ描いてたけど天と地ほどの差やないかい。

     

    ↓masakuroyのポンチ絵絵コンテ。

     

     

    その絵コンテに書かれていたストーリーはまるで映画”君の名は“のようなエモーショナルなシーンが多く感情を揺さぶられるものだった。

     

    Tはどうやら自分たちで考えた余興のクオリティに「まずいと相当な危機感を覚えたようで仕事でつながりがあったアートディレクターに泣きついたらしかった。

     

    その結果、出てきたのがプロ仕様の絵コンテだった。

     

    後日絵コンテをもとにどのように映像を撮ればいいのか絵コンテを作ってくれたデザイナーさん通称”巨匠“にTと話を聞きに行った。

     

    巨匠はカウボーイハットがよく似合ういかにも業界人らしいファッショナブルな人だった。

     

    とあるコーヒー店で打ち合わせをした時巨匠がタバコをくゆらせながら言った。

     

    「大事なのはエモさなんだよ」

     

    “エモい”という言葉が若者の間で流行ってるが、もともとは音楽ジャンルを表す言葉が派生して「ヤバイ」みたいな意味で使われているらしい。

     

    しかし我々が余興ムービーで追及していくのは文字通りの「エモさ」、”動画を通して人の感情・感受性を揺さぶるもの”を作ることだ。

     

    エモさが最も重要なテーマであることは明白だったが、いかんせん業界人でもなんでもないTや我々には知識がないためまず「エモさ」とはどういうことかを共通理解することから始まった。

     

    我々がエモさを理解するための一助となった記事を下記リンクより参照されたい。

     

    エモい文章を書くための24の視点 -sentence- Medium

     

    我々は巨匠からエモさを象徴する映像や音楽的な要素を教わった。

     

    例えば「君の名は」に使われているRADWIMPSの「なんでもないや」「スパークル」はまさに「エモさを連想させる音楽」のそれだ。

     

    また動画のテーマは「昔の君に会いにいく」というものだったため、状況が近しくかつエモさがよく現れている動画を我々が目指すべきターゲットに据え、繰り返し見ることで「エモさ」を体になじませていった。

     

    参考にしたミスターチルドレンのショートムービー。

    映像や構成にエモさが随所に溢れ出ている。

     

     

    新婦の故郷ロケの日程も決まり、新婦の友人に内緒で地元の友人のインタビューアポをとってもらっていた。

    舞台は整った。

    新婦の故郷は岐阜であり、名古屋に長く住んでいた私にも馴染みのある土地だ。

     

    果たして僕らは追い求めるエモさを見つけることができるのだろうか。

     

    岐阜で何が僕らを待っているのだろうか。

     

    新郎を巻き込んだ(というより新郎主導の)余興ムービーは無事完成するのだろうか。

     

    運命の輪はすでに回り始めていたー。

     

    Vol.3に続く

     

     

     

     

  • エモへの旅 Vol.1

    2月末、僕は新大久保に降り立った。

     

    今日はいつものメンバーで中華料理を食べに来たのだ。

     

    全員集まるのはどれくらいぶりだろうか?

     

    会社の健保を利用して高級な中華を安く食べられるらしい。

     

    中華は夜だったため、昼から集まれるメンバーで前哨戦とばかり昼ベロをすることにした。

     

    我々がまず集合したのは西新宿の人気店・タカマル鮮魚店 二号店。

     

    タカマル鮮魚店 2号館 -西武新宿/魚介料理・海鮮料理[食べログ]

     

    入り口はまるで商店街の魚屋さんのようだ。

     

    しかし奥が広く居酒屋になっている。

     

    ここでK、N、Sと合流。

     

    さっそく酒の肴に盛り合わせなどを注文。

     

    刺身やらかにみそやらあん肝やら昼から豪勢すぎる。

     

    あやうくここだけで満足しそうになる。

    しかしさすが西新宿を代表する人気店である。

     

    コスパが良すぎる。

     

    既にかなり腹がふくれているというのにせっかく新大久保に来たので韓国料理を食べることにした。

     

    これぞ新大久保!という雰囲気の界隈に入っていく。

     

    若い女子がなにかよくわからないお店の前に行列をなしていたり、チーズタッカルビの看板があちこちに氾濫している。

     

    中通りには結成ホヤホヤっぽい韓流イケメンアイドルグループ五人組が新曲のプラカードを持って愛想をふりまきながら闊歩していた。

     

    さて我々が向かったのは松屋というお店。

     

    松屋(マツヤ)-新大久保/韓国料理[食べログ]

     

    牛丼ではない。

     

    カムジャタンという骨つき肉ならぬ”肉つき骨”が名物メニューのお店だ。

     

    骨の髄にあるスキマ肉をしゃぶり尽くすというスタイルはなんとも新鮮である。

     

    カムジャタンの骨をチューチューしゃぶり尽くす図。

    骨から出た出汁が染み込んだじゃがいももまた美味しいのだ。

    韓国料理には欠かせぬマッコリ。 壺からいただきます。

    さて、もはや満腹で結構酔いも回っているのだがメインディッシュはこれからだ。

    これから満漢全席、中華は広東料理を円卓でいただくのだ。

    中国料理 桜花樓(桜花樓 オウカロウ)大久保/広東料理[食べログ]

    ここでT・Hと合流し全員が揃った。

    IT健保に入っている人はこんな素晴らしい中華を格安で食べられるのか。

     

    いいなー。

     

    ここに至るまでに胃腸を酷使し続けた僕だが質のいい中華料理は美味しゅうございました。

    紹興酒は飲むのが辛かったけれど・・・

     

    この会は今春結婚するTのお祝いも兼ねていた。

     

    Tから招待状を受け取り、中を開けると「余興をお願いします」の紙が。

     

     

     

     

    余興?

     

     

     

     

    聞いてないよ!!

     

    出典: middle-edge.jp

    一瞬でダチョウ倶楽部が降臨した僕は動揺を隠せなかった。

    その時2月末で式は4月半ばだ。

     

    1ヶ月半しかない!

    時間ない!

     

    無理!

     

    無理ムリむりーー!!!

     

     

    ちょっと待てよ、余興って最低でも準備期間3ヶ月はいるだろ、、、

     

    しかも相当クオリティの高いものでないとダメだって!?

     

    ス、ストイックすぎる!!

     

    イカれてやがるぜ、、

     

    フ、、フフフ・・・

     

    なぜか笑いがこみ上げてきた

     

    おもしれえじゃねえか

     

    やってやる、やってやるよ!!

     

    久々に血が滾ってきたぜ!!

     

     

    しかしこの時の頭の中には正直「無理」という二文字しか浮かばず、今まで食べた料理が脂汗となりおでこから吹き出していた。

     

    この場にいた誰もがこの後訪れる怒涛の展開を知るよしはなかった。

     

    そして「エモ」との出会いが我々の運命を大きくかえることもー。

     

    この日の円卓での出来事は「2・25の誓い」として後々語り継がれることになる。

     

    戦地に赴く覚悟を決めた我々はなぜかカワイイ店員さんと一緒に記念写真を撮影したのだった。・・・

     

    続く

  • 教授の話

    こんばんは。

    にっこにこにー。 masakuroyです。

     

    カーリング吉田選手のあれ可愛かったですね。 私も真似しようと思います。

    すごい表情でね。

     

    さて、今日は教授の話をしたいと思う。

     

    教授といっても”世界の坂本”こと坂本龍一さんの話である。

     

    先日友達に誘われ坂本龍一のライブを収録したドキュメンタリー映画を見に行ってきた。

     

    坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async 映画.com

     

     

    坂本龍一さんといえば「戦場のメリークリスマス」とかエナジーフローの曲の印象が強くて、ピアノの旋律が美しいライブなのかなーと思って観に行ったら、予想を大幅に裏切られた。

     

    完全に現代アートパフォーマンスって感じだった。

     

    まともに演奏しているシーンが少なくて(言い方失礼すぎ)、シーケンサー観たいなやつをいじったりピアノの弦の部分をひたすら棒で打ったり、「演奏」って概念からかけ離れたライブスタイルに衝撃を受ける。

     

    なんか木琴叩く棒みたいなやつをひたすらガラス板にこすりつけて反響を確かめてるような、もう演奏ではなく実験といった方がしっくりくるパフォーマンスでした。

     

    恥ずかしながら坂本龍一さんの音楽をあまり知らなかったので、前衛的な音楽性にかなり刺激を受けた。

     

     

    それから坂本龍一さんのことが気になり始め色々調べてみた。

     

     

    非常に音楽の嗜好が幅広く、レディオヘッドやテクノ・エレクトロニカ・ヒップホップなどもお好きな模様。

     

    坂本龍一さんがネットラジオ局でプレイした曲を試しに聞いてみると、なにこれ超好き!!

     

    坂本龍一がロンドンの人気ネットラジオ局デビュー、Radiohead、Andy Stott曲をプレイ

     

    教授がお気に入りの音楽がドンピシャで自分の好みに刺さりました。

     

    J Dilla – So Far To Go

     

     

    J. Dilla知らなかったんですが、この曲はドラムのリズムが最高に気持ちいい。

     

    有名な音楽プロデューサーでもう亡くなってるんですね。・・・

     

    気持ちよすぎて永遠にリピートして聞けます。

     

    いやぁまだまだ自分はいい音楽を知らないなぁ・・・。

     

    Andy Stott -Tell Me Anything

     

     

    こういうのエクスペリメンタル系テクノっていうんですね。

     

    いやーこれも気持ちいい。

     

    クラブとか好きじゃなくて全然いかないけど、こんな曲が流れてるクラブなら是非いきたい。

     

    こういう浮遊感あるけどどこか引き算の美学を持っているような控えめなテクノ大好き。

     

    教授のお気に入りの曲の方向性が好きすぎて、そういった音楽を漁っていたらFour Tetにたどり着きました。

     

    Four Tet  -Rounds

     

    前からFour Tetは聴いてましたがアルバム単位で聴いているとこれまたいい。・・・

     

    生音の優しいエレクトロニカ=フォークトロニカの先駆けという音楽ですが、機械的ではない有機野菜のようなメロディーと心地よいリズムでこれまた半永久的に聴けますね。

     

    音楽数珠つなぎっていいですねー。

     

    昔TSUTAYAでCDを漁っていたとき「これを聴いている人はこれもおすすめ!」っていう「音楽数珠つなぎコーナー」があって、どんどん新しい音楽を試してたことを思い出しました。

     

    自分が好きなアーティストが聴いている曲を試して聴いて観て、新しい音楽に出会えるのって最高ですね!

     

    教授に感謝です。 教授の音楽・発言にも俄然興味が湧いてきました。

     

    POPEYEの最新号。

    教授が20歳の時なにをしてたかっていうインタビューが載っている。

    面白いし、いいこと言ってらっしゃる。

     

     

     

    やっぱり僕は音楽好きですわ。

     

    今年もたくさん素敵な音楽に出会えることを願って。

     

    寝るか。  おやすみなさい。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • The xx I See You ライブに行ってきた

    こんにちは。 masakuroyです。

    昨日、The xxの単独来日公演に行ってきました。

    昨年リリースされた彼らの3rdアルバム「I See You」については以前ブログでも書きました。(過去ログ 上質で静謐な音楽の創造者、The xx 参照)

    そのアルバムの内容が素晴らしかったので、単独来日公演をすると知って是非行きたいと考えていました。

    しかも三連休の中日、2/11(日)幕張メッセという神のような日程でした。

    海外アーティストのライブは平日だったりする事が多く、仕事の調整がうまくいかずに行けなかったりする事が嫌なので今まで行った事はありませんでした。

    しかし今回は日曜日、しかも翌日は祝日でやすみ!遅くなったりする事を心配せずに思う存分ライブを楽しめるという素晴らしさ!

    行かないという選択肢は早々に排除されました。

    昨日は18時から開演でした。

    30分くらい前に会場に着くとすごい人です。

    洋楽に興味がない人であったらまず知らないだろうアーティストで、まだ若手といっていいThe xxの単独公演にこれだけの人が集まっていることに衝撃を受けました。

    まず幕張メッセっていうでかい会場が埋まるほどの人気が日本であるのか?と勝手ながら思ってましたが、会場は立ち見・スタンド席ともに埋まっていました。

    私は音楽が好きですが、洋楽インディーロックの話をできる人は周りにおらず、当然ピン参戦でした。

    しかし会場はThe xxが好きなたくさんの人の熱気で満たされており、普段に話題に上る事の少ない洋楽インディーロック好きがこんなにいるんだと思うとなんだか嬉しい気持ちになりました。

    18時からまずオープニングアクトのD.A.N.(ダン)のライブが始まりました。

    彼らも好きなバンドで過去ブログで紹介していました。(過去ログD.A.N.がいい

    昨年夏にcero presents Outdoorで見た時よりもさらにスケールアップしていて、独特の世界観を演出していました。 これからますます楽しみなバンドだと感じました。

    さて、真打のThe xxですがなかなか始まりません。 D.A.N.が終わって30分くらいたってからでしょうか、とうとう始まりました。

    I See Youのオープニングを飾る”Dangerous“から始まり会場から待ってましたとばかり大歓声が!

    もうその音像、サウンドスケープに最初から引き込まれました。

    もちろん音源で聴いていて曲の素晴らしさはわかっていたつもりでしたが、こうして生演奏を聴くとその楽曲の素晴らしさが更に磨かれ、際立ったように感じました。

    私はそこまでライブに行くほうじゃないですが、ライブより音源の方が優れていると思い込んでました。

    特にThe xxの曲は部屋で一人で静かに聴くのがあっている音楽だと思っていたのです。

    しかしそれは大きな間違いだと気づかれました。

    彼らの楽曲はオーディエンスの前でパフォーマンスするために作られているんだと感じたのです。

    もともと極限まで削ぎおとされた少ない音数で有名だった彼らですが、音が少ないからこそ一つ一つの音色が非常に際立って響いていました。

    それにロミーの透き通るように綺麗で力強いヴォーカル、髪を振り乱しながらギターを演奏する立ち姿の美しさ、そこに好対照なオリヴァーの低く味わい深いセクシーなヴォーカルが絡み合い”これぞThe xx!!”という唯一無二の世界が広がっていました。

    オリヴァーも高身長だと思うのですが彼の持つベースギターがとても長く見え、そのベースを構える姿が最高に様になっていました。

    彼はそのベースギターを大きくスイングしながらプレイするのですが、とても絵になるし美しいのです。

    ベースプレイヤーは概して裏方に徹して黙々とベースを弾くイメージがありましたが、オリヴァーのベースプレイはもはや”ベースを弾きながらのダンス”といっていいほどエンターテイメント性を兼ね備えてました。

    そして彼らの後ろの高台ブースから黙々とDJやビートメイキングに徹するジェイミー。 彼の立ち居振る舞いもとても美しく、無駄のない機能的な動きに目を奪われました。

    まるで新進気鋭の料理研究家のような身のこなしでした。

    途中からすごい手際で料理を作ってるように錯覚してしまいました。

    The xxは打ち込みのビートとプリセットされたリズムパターンをジェイミーがパッディングするスタイルが特徴的だと感じていましたが、生でみると一層感動しました。

    前列で動き豊かにプレイするロミーとオリヴァー、後ろからDJとしてメロディ・リズムをコントロールするジェイミーの三位一体の動きが、ライブスタイルとして意外と新鮮で目を奪われるのです。

    そして何よりも美しい。

    終盤、ジェイミーのソロ作品「In Colour」からロミーがヴォーカルをとる”Loud Places“がプレイされ、照明がIn Colourのカラフルな虹色になっていたのは感動しました。

    loud placesが終わったあとロミーとオリヴァーは舞台裏にはけ、そこからジェイミーのDJタイムが始まり、会場は一気に巨大なクラブに変わりオーディエンスが湧きました。

    ジェイミーがフロアを沸かせている中唐突に音楽・照明が消え再びついた時に、いつのまにかステージ中央にいたロミーが”On Hold“を歌い出すー。

    このにくい演出に会場のボルテージは最高潮に達しました。 私も熱狂のあまり歓声をあげていました。

    最後にAngelsを披露したあと、彼らのショーは終了しました。

    アンコールはありませんでした。

    しかしアンコールは不要でした。

    それだけ完璧なショーだったからです。

    本当に素晴らしいライブでした。

    今まで見てきた中で最高のライブだったかもしれません。

    ここまで心を動かされるなんて。

    本当にいい芸術に触れた時は心が揺さぶられ、そして満たされることを知りました。

    また彼らのショーを見たい。  彼らの曲を聴きたいと強く思いました。

    まだ若い彼らのこれからの躍進に期待を抱かずにはいられません。

  • Radioheadの曲で最近好きなやつ(ライブで演る曲)

    こんにちは。 masakuroyです。

     

    Youtubeってすごいですよね。

     

    「マジでこれ無料で見ていいの?」って信じられない動画が上がりすぎていて、どこかで歯止めをかけないと1日中youtubeばっか見てしまう恐れがあります。

     

    恐ろしいことです。

     

    私はアーティストのPVやライブ動画を見てしまうことが多いのですが、海外のアーティストは権利関係がどうなってるのかわかりませんがP Vもライブ動画もフルで普通に見れるので「本当にこんなタダでおいしい思いしていいんか・・・」って思いながらも見てしまいます。 結局見るんですけどね。

     

    しかしPVを見たことがきっかけで結構itunesで音源を買ってしまうことも多いので、アーティストに少しでも還元されていればいいなと思うばかりです。

     

     

    で、最近Radioheadの2016のロラパルーザのライブ動画を見たんです。

     

     

     

    もうこのライブが素晴らしくて。

     

    Radioheadは何よりも音源で聞く曲が好きなんですけど、ライブでここまで再現できるなんて、なんてすごいんだと思ってしまいました。

     

     

    もうすごすぎる。神々しい。 尊い。 後光さしてる。

     

     

    しまった、ついRadioheadへの一方的な思いが暴発してしまった。

     

    Radiohead教信者なもので。

     

    お慕いしておりますって感じです。

     

    彼らのお気に入りの曲がライブでよく披露されるんですけど、そういった中でも特に最近私が好きな曲を挙げていこうと思います。

     

    1. Maxomatosis

    アルバム「ヘイル・トゥー・ザ・シーフ」に収録されている曲なんですけど、体を揺らしたくなるグルーヴ感が最高ですね! 不穏なメロディーなんですけど笑

    動画に出てくる人たちも頭揺らしまくってトリップ状態に陥ってます笑

    しかしとにかくノれる曲です。

     

     

    2. Climbing Up The Walls

    アルバム「OKコンピュータ」 に収録されています。

    重苦しく地の底をはうようなベースが特徴的で、家庭内殺人が曲のモチーフになっているという、救いようがないくらい暗い曲なんですけど、その曲が持つ迫力・迫真性に圧倒されます。

     

    コーラスの歌詞

    “And either way you turn   I’ll be there    Open up your skull   I’ll be there  Climbing up the walls”

     

    もうこの歌詞が怖すぎる! ぞっとするくらい素晴らしい歌です、はい。

     

    あれ、こんな曲が好きっておれ病んでるのかな笑

     

    もっと詳しく対訳が見たい方はこちらのブログをどうぞ。

     

    Climbing Up The Walls /Radiohead | Fritz 

     

    3. Ideoteque

     

    このEverything In Its Right PlaceからIdeotequeの流れは最高ですね。

     

    電子音楽的なアプローチから作られた楽曲が中心の「キッドA」に収録されています。

     

    このレディオヘッド版クラブサウンドってテイストがたまんないっすね〜!

     

    コーラスのトムとエドのハーモニーがとても美しいです。

     

    まるで冷凍庫のクラブで流されるような温度を感じない美しい楽曲です。

    (そんなクラブはない)

     

    4. There, There

     

    「ヘイル・トゥー・ザ・シーフ」収録の曲です。

    レディオヘッドの中でも一際トライバルなビートの曲。

     

    みんなが打楽器を叩きまくっています笑

     

    グリム童話風のPVも面白いんですよね〜

     

    この曲が出来上がった時トムは涙を流して絶賛したと言われてますから、バンドお気に入りの曲なんでしょうね。

    私も大好きです。

     

    5. Paranoid Android

    やはりライブではこの曲は欠かせないですよね。

    「OKコンピュータ」の2曲目です。

     

    複雑なメロディーが一曲の中で何度も変化するのが印象的です。

    もう組曲ですね、組曲!

     

    半端ない曲ですよパラノイドアンドロイドは・・・

     

    中盤でいきなり爆音ギターがうなりをあげる展開とか鳥肌たちますね!

     

     

     

    いや〜おすすめあげだしたらキリがないですけど、全てが神曲ですわ・・・

     

    単独来日公演来ないかなぁ・・・

     

    次フジロックかサマソニで来日したら絶対行こうと思います!!

     

    それでは今日はこの辺で。 OKコンピュータ牧場!

     

     

     

     

     

  • 今クール見てるドラマ

    こんにちは。masakuroyです。

     

    突然ですがドラマは見ますか?

     

    私は最近結構見ます。

     

    前クールひとつもドラマを最後まで見きれなかったので、今季はどれか一つでも完走したいです。

     

    最近のドラマはつまらない!とか視聴率爆死!とか言われますけどしっかり見ていけばそれなりに面白いですよね

    ネットの意見とかに踊らされずに自分の目で見て判断したいと思います!

     

    【冬ドラマ】2018年1月スタートの新ドラマ一覧 -NAVERまとめ

     

     

    まずは”anone“です。

     

    anone|日本テレビ

     

    カルテットの坂元裕二さん脚本で、期待通りの坂元さん印の含蓄のあるセリフまわしが炸裂してます。

     

    ストーリーが難解とか言われてますが確かにわかりやすい話じゃないし、

     

    社会問題を反映した暗さ、重さもあります。

     

    だけどクスッと笑えるようなユーモアや人間の滑稽さ・おかしみみたいなものも散りばめられていて非常に味わい深いドラマだと思ってます。

     

    社会の底辺で弱い立場に追い込まれているひとたちにスポットをあて、あたたかい眼差しを向けているところが好きなんです。

     

    過剰になりすぎない抑制された演出と、どこか淡いイメージの映像がいい感じです。

     

    今のところ、この先の展開が全く予想できないストーリーです。

     

    良質なヒューマンドラマです。 もしかしたら行間案件かもしれません。

     

     

    次は”アンナチュラル“です。

     

    金曜ドラマ「アンナチュラル」|TBSテレビ

     

    これは逃げ恥の野木亜紀子さん脚本ですね。

     

    法医解剖医という特殊な世界を描いたミステリータッチのヒューマンドラマです。

     

    石原さとみ窪田正孝井浦新市川実日子松重豊の主要キャストが豪華で私好みのキャスティングです。

     

    一話は結構重厚かつ壮大なストーリーで、真実を追求するために最後まで諦めない主人公を描いた、骨太な仕事のドラマという感じでした。

     

    テンポよく何度もスピーディに展開が変わり、長尺でも飽きずに見ることができました。

     

    石原さとみがいいですね、とても綺麗で頼りになる女医さんです。

     

    今後井浦新や窪田正孝とどのように絡んで行くのか、恋愛要素はあるのか気になります。

     

    現時点で2話見ましたけど、これはすげードラマになりそうな予感がします・・・

     

    次回が待ち遠しい!

     

     

    つぎは”西郷どん“です。

     

    NHK大河ドラマ『西郷どん』

     

    西郷隆盛を描いたドラマです。

     

    人情に厚い熱血漢・西郷隆盛を熱血俳優・鈴木亮平さんが今後どうやって演じていくか注目です。

     

    二話の青年期から鈴木亮平さん登場しましたが、いや〜いや〜熱い熱い!

     

    画面から汗が飛んでくるかと思うような熱演でしたね。

     

    挫折を経験した西郷どんがどのように成長していくか楽しみです。

     

    ハリウッド俳優・世界のケン・ワタナベも島津斉彬役で出ているし今後の共演に期待大ですね。

     

    次はフジテレビのドラマです。

     

    隣の家族は青く見える

     

    隣の家族は青く見える-フジテレビ

     

    コメディータッチのホームドラマぽいですが、不妊症とか同性愛というセンシティブなテーマを真正面から描き、なかなか社会派のドラマですね。

    不妊治療の過程の描写とかリアルだなぁと思いましたよ、、、

     

    しかしもっと世の中に知られるべきことですよね。

     

    それぞれ異なる境遇・価値観を持つ家族がコーポラティブ・ハウスという共同体的性格を持つ住宅に住み、今後どのように交流を深めていくか楽しみです。

     

    コーポラティブハウスとは

     

    個人的にワケありバツイチスタイリスト役の平山浩行さんと、同性愛を隠しながら恋人との同居生活をすることになった建築士役眞島秀和さんのアラフォー実力派役者に注目してます。

     

    上で紹介したドラマは今季はできるだけ見続けていきたいですね〜!

     

    あとほかに面白そうなドラマあったら途中からでも見て行きたいと思います。

     

    それではこのへんで。

     

  • 正月休みに読んだ本(プチ書評)

    こんにちは。masakuroyです。

     

    正月休みは気づいたら何もせずに終わっていたな。・・と思うことが通例なのですが少しでもマシな人間になりたいと思い、今年はできるだけ本を読むことにしました。

     

    やはり本を読むことはいいですね。

     

    スマホでツイッターとか見てたほうがはるかに楽なんですけど、本を読むこと自体が集中力を要しますから頭に残ります。

     

    まず一冊目

    田中 道昭さん著 「アマゾンが描く2022年の世界

     

     

     

    私は時代錯誤な人間なので実生活でアマゾンをほとんど使ってないんですけど、この本読んでアマゾンて想像を超えるすごい企業だなと思いました。

     

    アマゾンを率いるジェフ・ベゾスがものすごい野心を持っていて、この世界の全てのサービスをアマゾン化しようと目論んでいるのでないかと思うほどです。

     

    世界のグローバル化が進んだことによって、一部の勝ち組企業のサービスは世界中で使われるようになりものすごい富を手にする構図ですね。

     

    余談ですけど8人の資産家は、世界人口の半分と同等の資産を持ってるらしいんですよ。

     

    富の偏りって半端ないですね。

     

    ワシにもくれぇ!」って感じですね。

     

    (カルテットの家森諭高のセリフ)

     

    この8人の大金持ちは、世界人口の半分と同等の資産を持っている

     

     

    宇宙事業を展開している意外な理由とか、競合として描かれるアリババの壮大なビジョンもとても興味深かったです。

     

    二冊目

    前田 裕二さん著 「人生の勝算

     

     

    「SHOWROOM」サービスを立ち上げた前田裕二さんの自叙伝的な本ですけど、めっちゃ面白かったですね。

     

    こんなドラマみたいな壮絶な生い立ちがあるのかと。

     

    見た目からチャラチャラしてるのかなと思って読んだら全く真逆で予想をはるかに裏切られました。

     

    小い頃から路上でギターの弾き語りをしてどうやったら人が立ち止まってくれるか、お金を払ってもらえるかをずっと考えてPDCAを回してたってすごすぎるよ。

     

    やっぱり突き抜けて世にでる人って普通の人にはない部分があるというか、変人なんでしょうね笑

     

    読んでてもう全てが突き抜けてるっていう感想しかない。

     

    本の帯に、堀江貴文さんが「秋元(康)さんが”堀江以来の天才がいる”というから会ってみたら、本当だった。」ていう推薦文を寄せてますけどまさにその通りですよ笑

     

    しかしSHOWROOMのサービスも先行している中国のウェブサービスから着想したといいますから、やっぱりその分野においては日本より中国のほうがはるかに進んでるんだなと思いましたね。

     

    アリババしかり電子決済しかり仮想通貨しかり。

     

    頑張らんとあきまへんなあ・・

     

    三冊目です

    尾原和啓さん著 「モチベーション革命 稼ぐ為に働きたくない世代の解体書

     

     

    尾原さんの本好きなんですよね。

     

    「ITビジネスの原理」も読んですごい勉強になりました。

     

    要は生まれた頃には必要なものは全て揃っている通称「乾けない世代」がどうやってモチベーションを獲得するのかという着眼点から書かれています。

     

    大金を稼いでいい家に住んでいい車を買いいい女を抱くという「乾いてる世代」には共感できないけど、好きなアイドルのためのボランティアなら無給で喜んでする、みたいな乾いてる世代の行動特性に言及してます。

     

    乾けない世代中心のこれからの時代には”偏愛を突き詰めることが大事” ”自らの偏愛を追求して生むエンターテインメントが価値を持つ”と、前述の「人生の勝算」の前田裕二さんが言っていたこととリンクしてるなという気がしました。

     

    尾原さんの既成概念にとらわれないライフスタイルもすごい刺激になります。

     

    四冊目

    日経ビジネス 徹底予測2018

     


    私は毎年正月この手の本を買ってしまうのですが、今年どんなことが起こるのか各界のキーパーソンのインタビューが紅組・白組みたいな対比形式で描かれていて、いろんな角度から今年起こることを想像できたりしてすごい面白いですね。

     

    立場が違えば言っていることも違うので比較しながら見ていくと二倍楽しめますね。

     

     

    さてさて・・・

     

    2018年も面白い年になりそうですね。

     

     

    それではこの辺で。

     

     

  • Manners maketh man.

    こんにちは。masakuroyです。

     

    成人式の振袖、あれひどいですね。・・・かわいそうです。

     

    私も某旅行会社の破産で代金払ったまま泣き寝入りになりましたけど、今回は成人式という一生に一度の機会にこんなことになっちゃったんですもんね。

     

    旅行だったらまた行けますけど、成人式は二度と戻ってきませんからね。

     

    こういった悲しいことは起こってほしくないですね。

     

     

    さて、今日は最近みた映画について書いていこうと思う。

     

     

    そう、「キングスマン2 ゴールデンサークル」だ。

     

     

    スパイ映画だけど007よりもっとハジけててギャグ(ブラックユーモア)要素が高く、007とオースティンパワーズの中間みたいなテイストなのだろうか。

     

     

    前作もめちゃくちゃ面白かったんだけど英国流のブラックユーモアなのか人がバンバン死ぬし、残虐な描写なのにギャグっぽくしたり「え・・ここギャグにしちゃうの?」とか日本の感覚としてはちょっとついて行けない部分があり、過激すぎると感じたのは確かだった。

     

     

    しかしキッレキレとスパイアクションと胸おどるスパイガジェットの数々、そして何よりも前回死んだと思われていたコリン・ファース演じるハリー・ハートが生きてるじゃねーか!

     

     

    マナーが人を作るんだ」と言いながらチンピラたちがいる居酒屋の鍵をかけるシーンが大好きで、英国紳士ハリーめちゃくちゃかっこいい!!と拝み倒していたのでそれだけでこの映画をみる理由としては十分だった。

     

    ↓このシーン

     

    さて「キングスマン2 ゴールデンサークル」の感想としては、いやー、やっぱり最高でした!!

     

     

    冒頭からいきなり息もつかせぬキレッキレスーパーアクションの応酬!!

     

     

    タロン・エガートン演じるエグジーが一人前の紳士スパイに成長しててかっこいい!!

     

     

    まだ若いけど、いい俳優さんだね。 スター候補生です。

     

     

    スパイではあるけど恋人との結婚を真剣に考えて彼女の両親に会いにいったり、等身大の若者としての姿も描かれている。

     

     

    また後方支援のスペシャリストだった武器担当のマーリンが、今回さらにいい味出してる〜!

     

     

    ウィスキーを飲んでグデングデンに酔っ払いながら「私の責任だ〜ウッウエ〜ン」なんて泣き出してエグジーが慰めるシーンなんてもう最高笑

     

     

     

    敵の攻撃で壊滅状態に陥ったキングスマンはアメリカの同盟スパイ組織ステイツマンを頼ってアメリカに渡る。

     

     

     

    しかしステイツマンはスパイのイメージとは真逆のさながらカウボーイみたいなスパイばっか

     

     

     

    テキーラ役のチャニング・テイタム、ウィスキー役のペドロ・パスカルがまじでいい味出してます。

     

     

     

    敵の彼女がフェス好きのパリピだとの情報をキャッチして、エグジーとウィスキーがグラストンベリー・フェスティバルに潜入して敵の彼女をどちらがナンパできるか競うシーンとかめっちゃ面白かった!

     

     

    ネタ的にかなり際どい、オトナなユーモアも入ってるところもキングスマンのお約束。

     

     

    やっぱり昔から過激なアクションとHなカット・オゲレツシーンはヒット映画の鉄則だね。

     

     

    敵役の麻薬組織の女ボス・ポピーがまた頭キレまくってるんだけど、なんとポピー役はあのジュリアン・ムーア!

     

     

    あとエルトン・ジョンがポピーに囚われいる捕虜として本人役で出てる!

     

    このエルトン・ジョンが大御所なのに弾けすぎ!

     

    ゲイ薬物中毒者っていう「それ笑っていいのか」という設定を嬉々として演じている懐の深さ。

     

     

    いや〜キングスマンすげー映画だわ。・・・

     

     

    人によって好みは分かれると思うけど、映画館で見るべき素晴らしいクオリティの映画。

     

     

    しかし、エグジーとハリーのコンビ、、やっぱり好きだわ。

     

     

    マナーが人を作るんだ。

     

     

    Fin.

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 18年新しくチャレンジしたいこと

    新年明けましておめでとうございます。

     

    masakuroyです。

     

     

    今年お正月休みはダラダラ〜〜っと過ごしながらも何冊か本を読んだ。

     

     

    読んだ本の話はまた別の機会に書くとして正月休みで思ったことと今年チャレンジしてみたいことを備忘までに書いてみることとする。

     

     

    日経ビジネスの2018年予測の分厚い本と、アマゾンを分析した本やSHOWROOMを立ち上げた前田裕二さんの「人生の勝算」、尾原和啓さんの「モチベーション革命」を読んだり、たまたまBSでやってた「2001年 宇宙の旅」を見ながらふと考えた。

     

     

    将来AIに定型的な仕事は奪われるから、自分が本当に好きなことを表現することが人を惹きつけ、新しい仕事になるみたいなことを読んでなるほどなぁと。

     

     

    人に課題を与えられて黙々と真面目に取り組むのはAIにできちゃう可能性があるから、やりたいことをもつことが大事ですよと。

     

     

    そこで「2001年 宇宙の旅」を見ながらやっぱり自分は「白黒はっきりしないアート的なもの」に常に惹かれ続けていると気づいた。

     

     

    2001年宇宙の旅は説明的な部分をひたすら省いて、ともすれば映像作品みたいでわかりづらい・退屈という人もいるようで万人に受け入れられるわけではないが私は面白いと感じる側の人間だ。

     

     

    よく考えたらそうだ。

     

    いつだって自分ははっきりとした結論が出ない作品・万人に評価されるわけではないものが好きだったのだ。

     

     

    音楽でも割とマイナーなアーティストや曲が好きだし、洋楽インディーロックとか同じ指向性を持つ人にしか基本的に理解されない。

     

     

    そういう音楽は何がいいのかはっきりと説明できないけど、自分にとっては心の琴線に触れるものがある。

     

     

    絵画だってハンマースホイ・フランシスベーコン・曾我蕭白とかアウトサイダー的な画家が好きだ。

     

     

    またドラマだってCSで一斉放送されていたカルテットを久しぶりに夢中になってみたが、はっきり白黒つかない、何かが起こりそうで起こらない物語が大好きだった。

     

     

    小説だって村上春樹とか白黒はっきりしない、読者に想像させる余白を多く残すような作品が好きだ。

     

     

    やはり私ははっきりしないもの・その魅力がどこから来るのかわからないミステリアスなものが好きなのだ。

     

     

    別に謎が解けなくなっていい。

     

     

    答えを求めて暗い道を進んでいって、結果的に何があるのかわからなかったみたいなものでも構わないのだ。

     

     

    ある意味そういったはっきりと説明できないものってAIが一番苦手なものなんじゃないかと考えたりもした。

     

     

    私もそういった影響を受けてきたよくわからないものを自分でも表現して見たいという野望がある。

     

     

    しかし音楽や映像・絵画での表現はいささかハードルが高い。

     

     

    とりいそぎ自分に一番身近な文章でそういったものを表現することに今年は挑戦して行きたいのだ。(文章も相当ハードル高いけど笑)

     

     

    なのでnoteとかで超短編小説を書いて見ようかな〜などと考えている。

     

     

     

    目標は今年中に5作品を書くこと! とりあえずスモールスタート笑

     

     

     

    まぁ現実的なところ1作品でも書ければ御の字でしょう笑

     

     

     

    そんな感じで新しいことにチャレンジして見ようと考えている今日この頃です。

     

     

     

    文豪masakuroyの爆誕にご期待ください笑

     

     

     

    では今日はこのへんで!